霧の濃い朝は
特別よ。
周り全体の風景が靄に包まれて
ジブンもその一部になってしまったように感じるのさ。
人
の感覚が一時的に失われ、
ジブンも浮遊しているかのようだね。
その中で
初めは見えないけれど
話しかけることで
急に見えてくるものがある。
今朝もそうだった。
愛しくて仕方ない、あの、キッコンは
初めはすまして佇んでいたのだけれど、
急に、応えてくれたのだよ。もう、驚くこともなくなった。
変わりに喜びが増すばかりさ。
きっと人だって
繋がれる。
まだまだかなわないことだらけだけれど、
ほんの僅かだけど
近づける。
伝えることで、伝わる。
キミとこれからも交わり合えることを
心から願うよ。