三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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希望の光が見えました

2024-05-19 11:58:31 | 私の病気(胃癌)について

前回の投稿から約1ヶ月空きました。「見える癌は消えました」との

診断を受け、体調も良くなっていたので、ネットで、ある事を集中して

調べておりました。

ある事とは「癌患者はどういう状況で死を迎えるのか。」です。

自分が余命半年と宣告された時から、常に疑問に思っていた事は、

「身体はどうなって死ぬのだろうか。食欲はあるし、食べてもどこも

痛くならないし。痩せてないし。体力落ちても動けるし気力もあるし。

抗がん剤やらなければ、元気なんですけど〜」などですが、

30年前に胃癌で死んだ、父の最後の様子とか思い出し想像するだけで、

主治医にも聞かないし、検索もしませんでした。

調べるのが怖いのではなく、とにかくパソコン見ると目が

疲れてしまうので、やらなかったのです。

治療に専念することも優先していたので、検索は後回しでした。

半年前、最初の吐血で貧血が酷くなって入院した、大学病院の先生には

「このままでは、いきなり失血死しますよ」とは、脅されていました。

でも、それで死ぬとは思えませんでした。普通に歩けていたので。

なぜ癌患者の最後(死に方)を調べたのか。

自分が最後まで、猫の世話ができるのかどうかを予測したかったのです。

今の私の余命が、仮に3年とします。

最大の疑問は、「3年間継続して一人で猫の世話(掃除、通院、買い物)が

可能なのか。」です。それをやるには健康を維持が重要。

でも↓

⭕️胃癌ステージ4に完治はない

(これはどこにでも書いてあるから正解)

⭕️治療をしても再発と転移は起こる。その時期は予測できない。

短期間(半年とか1年)で次々と転移が起き、その都度、

手術や抗がん剤治療で生き延びている人が多い。

私が、そうなったら猫の世話は不可能。

⭕️抗がん剤の副作用による、突発的かつ重篤な病気が起こることがある。

癌ではなく、それらが原因で死亡することがある。

以上、調べた結果ですけど、予測できない病気は怖いですよね。

癌細胞が体内にあるだけで、死のリスクは高くなるのです。

(当たり前ですね)

ネット上で多くの癌患者さんの体験を知り、自分はどう生きるかの

結論となります。死ぬことは考えない。今、死ぬ気がしないのだから、

転移、再発、突発的な病気は起きてから考えよう。

まぁ、でも、それらが来る事を想定して準備だけはしておこう!と再確認。

余命半年宣告の時から、そのような結論は、なんとなくあったのですが、

自分の癌がどうなるのかが、明確に分かってきたので、きちんと

書き残すことにしました。

5月14日に10回目の抗がん剤治療を受けました。

抗がん剤点滴前には必ず、主治医との問診があるのですが、

思い切って、私の疑問を質問してみました。

「先生、癌は消えましたが、これから必ず再発や転移は起きますよね」

先生のおっしゃった通りを書きます

「オプジーボ(免疫療法の薬の名前)が効いて、それらが無い場合が、

20%とデーターにあります。福田さんは薬が良く効いているので、

その中に入っていると、僕は思っています。」

「えっ!」

びっくりした私は、何も返せませんでした。

20パーセントに入った?

私が?再発も転移もない?

このままの状態が継続する可能性があるの?

オーマイガットン!この展開、誰が予想するのですか。

本当にびっくりしました。癌告知よりビックリでした。

ただ人生長く生きていると、良いことの後には悪いことが起こることを

知っていますので、いつものようにヌカ喜びはしません。

運が良かったと、思うだけです。

オプチーボは検索すると出てきますが、誰にでも効く薬ではないようです。

やはり2割から3割と書いてあります。

効く人と、そうでない人との違いは細胞レベルの話のようで、

私には分かりません。運が良かった。たまたま薬が効いた。それだけです。

とにかく生き延びたと安堵しています。肩の力が抜けました。

支援者の皆様。ありがとうございました。皆様の温かなお気持ちに

感謝しております。なんとか、後5年、元気に生きてみます。

これまで多くのご心配をおかけしました。ありがとうございました。

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