三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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癌が消えたと言われた日

2024-02-03 15:34:16 | 私の病気(胃癌)について

今年になって初めての抗がん剤投与の日(1/11)には、CT検査(造影剤を入れての断層写真)を受けました。私の外来での、抗がん剤投与の日のスケジュールですが、主治医の診察の予約時間は9時半か10時。その前に採血とCT(9時予約)を行いました。採血は毎回(8時から)です。CTは約2ヶ月ぶり。病院の受付時間は7時20分から。私は7時前には、病院に着くように行きますが、いつも数人は並んでいます。受付時間直前には、数十人は並びます。受付が終わると、すぐに採血の受付へ行く。7時半受付でも10番目から20番目。8時過ぎの受付だと、80〜100人目となります。早朝にどれだけ多くの人が来院しているか想像できますでしょうか。検査を受け主治医の診察を受けてから、抗がん剤投与となります。早くて、11時くらいに開始で、投与時間は3時間半。朝、私が自宅を出るのは5時半。抗がん剤投与が終わって帰宅する時間には暗くなっています。正直な話、電車で通院するには、かなりの体力が必要です。私は付き添い無しで通えますが、そうで無い人は大変だと思います。本人も大変ですが、付き添いの人も大変です。診察の予約時間は、予約どうりに進むことは、まずありません。診察時間は必ず遅くなります。初診の時など、予約時間から2時間半遅れ。体力ないと大きな病院通いはきついです。

前置きが長くなりました。1月11日に診察室に呼ばれ、撮影したばかりの胃の画像を見ました。「詳細は次回だけど、癌は消えてますね。薬が良く効きましたね。」と先生はニコニコ。想像さえしなかった状況に衝撃を受けて、私は、頭の中が真っ白。「え?え?え?」。パニックです。画像は縦横15センチくらいの小さな物。入院直前の撮影と、今日撮影の画像が並べて対比されていたのですが、どこが癌で、どう消えたかが理解できない。しっかり見ると入院前の画像にある黒く大きな影が、横の画像には無い。胃の中の色は、真っ白だったのです。「先生、私の余命は伸びたのでしょうか?」それを言うだけで、他の質問が浮かばなかった。先生は言いました。「詳細は次回ね」。転移していた癌の事、聞けば良かったと後悔しました。

癌が消えた喜びを、すぐにでもブログに書きたかったのですが、転移しているリンパ節(4ケ所)と肺癌は、どうなったか分からないまま書くと、ぬか喜びとなるので、今日まで黙っておりました。もしかして他の臓器に転移している可能性もあるし。

そして一昨日が、抗がん剤投与の日。大きな画像で対比できました。完全に消えたのではなく、かなり萎縮しているのです。今回の画像は胃の実物大だったので、理解できました。子供の拳くらいの真っ黒の影が、梅干しの大きさになっていました。そして梅干しの色は薄い。この表現を考えるのに丸一日。先生に、大きさを質問したのですが困っていました。癌の大きさはセンチでは出せないみたいです。転移した部分の癌も、小さくなっているとのことで良かったです。

これで第一関門突破となるのでしょうか。そうでは無いのです。これからもずっと抗がん剤治療は続きます。癌に完治は、ほぼ無い。ネット上からの情報ですが、半年後から5年以内に7割の人が再発する。そして抗がん剤は、だんだんと効かなくなっていく。効かなくなったら薬を変える。その繰り返しで、生存期間が延長となるようです。胃癌の場合は変更できる薬は、今のところ数種類と聞いています。再発しても試す薬はある。後5年くらい延命できるといいな。先生に延命期間のことを質問するの、また忘れました。次回に聞いてみます。

とりあえず胃の中の腫瘍は小さくなりました。今後も月に2回通院します。再発しても、早期発見となるはずです。試す薬はまだある。先生のお力を信じて、治療していくつもりですが、抗がん剤の副作用には、肉体的に辛い症状と、精神的なものがあるのです。私は精神的なものが強い。ケモブレイン。最近、知った単語です。

ケモブレインの謎を解く

私に起こる抗がん剤の副作用は、眠気、怠さ。記憶力、判断力、集中力の低下。元気だった頃と比べると、能力は半分以下です。とっさの出来事に頭の中が真っ白になるのが、その証拠。先生への質問を忘れるのもそれ。文章が書けないのも、思考能力の低下。人との会話中でも、言葉がすぐに出てこない。だから喋るのが面倒になる。これらが私にとっては、最高に辛い症状です。ケモブレインを知る前は、自分がボケたと思っていました。とうとう認知症が始まったと思い込んでいましたが、このサイトを知ってから、少し気持ちが楽になりました。

この先、自分の身体がどうなるかは分かりませんが、今は元気です。後5年生きたいのです。5年、元気に生きることができれば、猫のお世話が、きちんとできます。そのためなら、抗がん剤を継続すると決めています。我慢できないくらい精神的に辛くなったら、治療を止めるかもしれません。今回の抗がん剤投与においては、眠気と怠さの原因である、吐き気止め(点滴で入れる強い吐き気止め)の薬の量を減らしてもらいました。なので眠気と怠さが少し弱くなりました。吐き気も無い。投薬後にすぐにブログが書けるのは凄いです。(誤字脱字はお許しください)

猫のお世話と掃除は筋トレ。ブログは脳トレ。自分の肉体と精神は自分でコントロールする。そして一番は、前向きに明るく生きること。自分に万が一の事が起きる前に、猫の飼育環境を継続できるシステムを作る。これだけは実行していきます。癌が小さくなるまで静かに闘病生活ができましたのは、支援者の方々のお力です。本当に心から感謝しております。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。今後とも温かなお気持ちで見守っていただけると嬉しいです。

今年も金の成る木に、花が咲き始めました。私も頑張ろう!

私のシェルター運営を支えてくれるサポーターを募集しております。

現在91名のサポーター、マンスリー218、000円(支払い手数料含む)です。

シェルター運営費用の目標金額は30万円(家賃を含む)です。

一人でも多くの方からのご支援を賜りたくお願いをいたします。

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