三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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巨大結腸だったオイラ君が

2022-03-22 14:53:36 | 障がいをもつ猫
3月の初めに寄付金を約3万円頂くことができ、病院に連れて行くかどうか迷っていた猫を
連れて行きました。オイラ君。16歳。多頭飼育崩壊からのレスキュー。
劣悪な環境で飼育されていた11匹の保護。4匹のメス猫は、全て卵巣嚢腫や子宮嚢腫でした。
オスは、ほぼ元気でしたが、オイラ君は巨大結腸でお腹がウンチでパンパン。
おまけに肛門には先天的な奇形がある猫。保護して9年。
排泄を良くするための消化器サポート(可溶性繊維)を欠かさず食べさせることで生き延びてきました。
16歳。本当に正直な気持ち、こんなに長生きできるとは思っていませんでした。
多頭飼育崩壊からレスキューした猫のこと

レスキューした猫で譲渡できた猫は4匹。
私が飼育した残りの猫は、オイラ君以外は全て死亡しています。



オイラ君は食べることしか興味のない猫で、よく食べていましたが、ここ半年、
口内の炎症があるのか、歯が抜けるためなのか時々、痛みで叫んでいました。
食べる量が少ないと便が詰まる。
詰まると吐き気が出て下痢となります。便秘になると、粘液状の便が出ます。
ひどい時は、それがトイレ以外にポタポタと落ちます。掃除や洗濯が大変となる。
とにかく詰まらせないこと。便が出やすくなる消化器サポートを与えることが
健康維持の秘訣でした。

口内の痛みは自己判断で、ステロイドを飲ませてなんとか調整していました。
牛乳が好きなので、投薬は簡単です。でもこのままで良いのかどうか悩んでいました。
後悔のない看取りには、正確な健康診断が必要。どんな状態なのかを知りたかった。
今の私には検査をするお金がありません。猫に食べさせるだけが精一杯の生活です。
できることは対処療法のみです。痛み止め、抗生物質、ステロイド、補液だけ。
ウンチが詰まって死ぬことがあるのだろうか。不安でした。



今回、ご寄付のお陰でオイラ君の健康診断ができました。血液では問題がありませんでした。
口内は触ると痛みで暴れるので奥までの観察はできませんでしたが、
歯石が多くついているのではないかとのことです。
健康なので、麻酔をかけることはできる。抜歯手術を勧められましたがやりません。
年齢を考えて、ステロイド投与で痛みを抑えていき看取ることとします。


保護してから、一度も病院に連れて行っていませんでした。
初めての耳掃除。とても汚れていましたが気持ち良さそうでした。
そして驚くことに、便は全く溜まっていませんでした。
消化器サポートのおかげです。私の飼育方法に間違いはなかった。
それが分かっただけで、私の気持ちが楽になりました。
ご寄付をありがとうございました。皆様の温かなご支援に感謝しております。



【ご支援のお願い】

食料も医療費も不足しております。ご無理のない程度に定期的にご寄付をいただけると助かります。
https://www.happynekochan-towa.com/

【お知らせ】寄付金はこれまで口座への振り込みでいただいておりましたが、
クレジットカードでの、ご寄付が受けられるようにいたしました。
振込み手数料がかかりませんので、ご利用いただけると幸いです。
詳細はHPに記載しております。



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