さいたま市議会5月臨時会補正予算案など可決
国保負担増案に共産党は反対
国保負担増案に共産党は反対
4月の市議選後初となる、さいたま市議会5月臨時会が1・2の両日に開かれ、市長提出の補正予算案1件と専決処分報告議案4件を可決・承認し、正副議長や委員会の所属などを決定しました。
市長提出議案のうち、日本共産党は国民健康保険税の負担増につながる限度額引き上げの議案に反対しました。正副議長の選挙で共産党は、議長に久保美樹議員、副議長に松村敏夫議員を候補に立てました。無記名投票の結果、議長に江原大輔議員(さいたま自民党)、副議長に神坂達成議員(公明党)が選出されました。新しい会派構成は、▽立憲民主・無所属の会13▽公明党11▽さいたま自民党10▽自民党9▽日本共産党6▽日本維新の会4▽無所属7です。
共産党市議団の所属委員会・新役員は次の通りです。(敬称略、◎は副委員長、○は理事)。
▽総合政策・・・◎鳥羽恵、池田めぐみ
▽文教・・・・・竹腰連
▽市民生活・・・松村敏夫
▽保健福祉・・・久保美樹
▽まちづくり・・金子昭代
▽予算・・・・・〇鳥羽、金子
▽議会運営・・・〇金子。
新役員
▽団長・・松村 ▽幹事長・・金子 ▽副団長・・久保。
物価高から市民守れ、さいたま市議会たけこし氏提案
7日の市議会代表質問でたけこし連市議が物価高騰から市民を守る「四つのゼロ」の実現を求めました。
たけこし氏は、埼玉県内の89%の自治体が水道料金の無料化や減免を行う一方で、さいたま市は行わず、県内でも高い水道料金を市民に押し付けてきたことを批判し、学校給食費や国民健康保険税の子どもの均等割も、子育て世帯にとって大きな負担になっていると指摘。共産党市議団が提案した、▽水道の基本料金6カ月ゼロ▽学校給食費6カ月ゼロ▽18歳までの医療費ゼロ▽国保税の子どもの均等割ゼロの「四つのゼロ」の実現を迫りました。
高橋篤副市長は、国保税の子どもの均等割について無償にする考えはないとし、18歳までの医療費無料化について「将来的な財政負担を含め、引き続き検討したい」と答弁。小島正明水道事業管理者は、時限的な水道料金の減額を検討している
と述べました。
細田真由美教育長は学校給食費の無償化について、第2子以降も含め「検討していない」と保護者の願いに背を向けました。
たけこし氏は「さいたま市に住めば教育費の負担が減り、子育てがしやすいと思えるような政策が必要だ」と重ねて求めました。
さいたま市議会開会予算案上程、国保税7年連続値上げ
たけこし連、金子あきよの両市議が7日に質問
たけこし連、金子あきよの両市議が7日に質問
市議会2月定例会が1日開会し、2023年度予算案をはじめとした予算案33件、条例案16件、一般議案14件など91件の市長提出議案を上程されました。
一般会計補正予算案は、施設の設置や管理を民間にゆだねる「Park-PFI」方式で中央区に公園を整備するものなど。
条例案は、国民健康保険税を7年連続で値上げするものや、公立保育所2カ所を統合し、定員を実質削減するもの、学校ごとに集めていた学校給食費を市の予算に計上し、管理する(公会計化)ためのものなどです。
清水勇人市長は施政方針説明で、「ポストコロナ」の名のもとに、市民合意もなく強引に決めた市庁舎移転、JR浦和駅周辺や「大宮駅グランドセントラルステーション化構想」、地下鉄7号線の延伸などの大型開発を見直さずに進める考えを示しました。
会期は3月3日までの31日間。代表質問が6、7の両日に行われ、日本共産党は、たけこし連、金子あきよの両市議が7日に質問します。常任委員会は9日から、予算委員会は13日からです。