昨年の9月、北海道全域で電気が消えた。その時は私の提案で1週間以内に全域で仮復旧したのに、今回は房総半島の南半分が東電本社からすぐ近くでありながら、いつ復旧するか?確実ではない状況である。夜9時のニュースでは、白々しい社長ビデオ出演で、後2週間かかる見込みだそうである。
昨年9月北海道の生協とかで自然エネルギーのファンドについて見当違いなことを言うので、このブログにいきさつを簡単に書いた通り、私が提案したことをする前は、北海道の電力復旧は12月までかかる見込みだった。これに対し、今回の台風は小型なので、当然関東以西の電力会社ならどこでも、過去の経験から、台風の被害程度は復旧に1日か2日と思っていたはずである。
東電に台風の経験がないはずはない。かってカスリン台風の時は、東京の足立亀有江戸川荒川区など下町は皆水没してGHQがボートで救助した写真が残っている。停電は千葉だけでなく神奈川でも発生したはずである。東電の管轄地域の中では、神奈川は台風が今までも結構来る地域であるし、びっくりするのは、伊豆諸島の被害が大きいということである。
愛知以西の台風銀座とは比べ物にならないが、伊豆諸島や静岡は台風が来やすいところである。同じ東電管轄地域で神奈川は数日で復旧しているのに、なぜ千葉の電力復旧が遅れるのか?
古い京浜工業地帯の石油発電所は休止していて、現在はCO2の少ない燃料に切り替わっていて、京浜工業地帯だけでなく、京葉工業地帯の袖ケ浦地域には東電の火力発電所がある。そこから関東の高圧線の一番大きな線の一部が東京方面に電気を送っている。
素人ならいざ知らず、電気を売っている電力会社にとって、発電装置だけでなく、電力を変圧して需要地に送る送電システムの為の工事は、ある意味一番重要な自分たち電力会社の仕事である。発電機の製造は電機会社特に重電の仕事であって、定期検査もかってのGEや今の日立のように電機会社が中心にやるなら、送電部分こそ電力会社がすべて自前でやれる仕事ではないか?なぜ復旧に時間がかかるかといえば、いわゆる現行基準での「復旧」工事をするからであると推測する。
すぐに電気を通すには、大木やコンクリート電柱の倒壊部分の撤去をして、同じところに現行基準のコンクリート柱と長周期の揺れ防止対策電線(台風に対する欠陥がインチキ耐震だけでなくあると思える)を「復旧」するのではなく、台風の時にすぐに復旧できた昔のやり方で、昔の電線と木の電柱を仮送電に使うことである。
それならすぐに仮復旧が可能で、私が北海道で提案したのも、提案の中身は全く違うが、もともとインチキ耐震なので「すぐ復旧するには仮のやり方で」という趣旨では同じことだった。
「大木を切断するのに手間取る」とか報道されているが、本当の理由は、今のコンクリートの大きな電柱作り直しや電線の長周期の揺れ防止クリップ付き電線等を元通り復旧させるには時間がかかってしまうことが原因であろう。あくまでテレビで見た印象だが、同じ新しいコンクリート電柱が一斉に壊れている様子から耐震性の為に決めた送電設備の耐震基準が台風の横風に対して抵抗物になった可能性があると思う。
東電が電力契約者のために最善を尽くす気持ちがあるなら、昔のように仮の電柱でいいからなるべく早く電気がつくようにするべきなのである。木に引っかかっている電線と電柱を元通りにすることに1週間かけるのではなく、仮復旧させるために、倒壊した電柱や木を避けて、そこだけ木の電柱を立てれば済む話でないか?!
倒壊した高圧線は、別の所に仮に建てることはできないだろうが、写真で見る限り震度5耐震の改修建て替えしていない高圧線に見える。そんなもの今すぐ使わなくても、電気がつかない場所は東電の火力発電所から近いのである。いくらでも別のルートで、家庭用の低圧電線を引っ張れるはずである。
今回の東電の千葉の停電が長引く理由は不自然である。すぐ近くに発電所があるのにどうしておひざ元で電気が来ないのか?要するに東電がやっているのが、困っている利用者に、すぐに電気を供給することではなく、時間がかかっても今のインチキ耐震電柱の仕様で復旧しようとするから平気で復旧が2週間後とか言えるのである。マニュアル人間ばかりだから遅いと思う。
状況は東電の福島原発の爆発の時と同じである。8年半前も、「接続口の形状が福島原発の仕様と合わないから」と、菅枝野が、東電や日本中の電力会社や自衛隊の電池も集めて使えないといった。しかし、「電気はどこが作っているのか?」考えれば、福島原発で蓄電池が使えない理由は、接続形状が異なるからでない。
どこの誰よりも、東電は「差し込みやコンセントの形状が合わなければ、部品を取り換えて合うようにする事」ができないはずがない!そういう口実を当時使うことだけで、発電機が使えないだけでなく、福島原発の電気が発電所内部の例えばコントロール部分のメーターや電灯部分のシステムに接続されていた電線も、切れていた可能性が疑われるのである。
当時電力線は高圧線を中心に、変電所から家庭に向かう低圧電力線から東電の新しい家庭用のデジタルメーターまで、被災地といっても広く実は福島から東北だけでなく、茨木から千葉香取や印旛沼浦安まで場所によっては故障していたらしいと思う。
いまだに爆発について本当のことが国民や福島原発の処理費を電気代から余分に徴収されて来た東京電力の利用者や経営者である東電の株主にまったく説明されていない。福島原発だけでなく、すぐ隣の茨木県側の広野の最新型常陸火力発電所も同じようにこわれたがずっと発表されなかった。
①震源地から遠い最新火力も壊れたなら、「原発が壊れた原因は津波でなく、装置の耐震想定が原因である」と思われないように、発表しなかったと思う。ほかにも、②原発や火力発電所の蒸気の冷却に不可欠な水について、福島原発で利用する真水がダムから原発敷地までのどこの故障で届いてないか?③配管を外から冷やして熱を海に放出するタービン建屋のどこがどうやって故障して④海水取り入れ口が津波でどうなったのかとか⑤そもそも福島原発の図面を全く公開しなかったのである。
3月13日以降はすべて官邸主導だったであろうが、東電は12日から利用者に計画停電を提案しながら、本当のことを全く明らかにしなかった。誰が決めたのか?全く根拠なく「夏休みまで計画停電が必要」とすぐに停電に入ろうとした。後は、菅直人の出身校の東工大出身の原子力学者のたわごとと、ACコマーシャルだけ1か月テレビ放送されたのである。
「計画停電をしなくても2007年の経験から、京浜工業地帯の古い火力発電所を再起動すれば済むから、絶対に計画停電すべきでない」と、やめるように経産省に頼んだ。そして当時の経産省は、計画停電を止めようとしたから計画停電の開始時が延びたのだと思う。
しかし官邸と東電の送電線担当重役に押し切られたのではないか?「当時日本の電力は福島原発が止まっても十分足りていた」ことを、IEAの意見を取り上げてこのブログに書いてある。
今回の台風は 伊勢湾台風や第二室戸台風や東京に来てからも静岡で台風に直撃された経験がある私からすれば、特段巨大台風ではない。被災状況からわかることはそのたびごとにマスコミに一部伝えてある。それは次に書く。例えば上陸コースと高潮と、京急電鉄と福知山線事故と計画運休の関連、なぜ割と新しい建物に被害があるのかとかである。
そして「福島原発でどうやって電気がついたか?」といえば、新しく電線を引いて東北電力の電気を引いたからであった。同じ場所のどこで電線が切れていて、どこの電線を取り換えるか突き止めてて交換しようとすれば当然時間がかかる。
福島原発事故で、最初から長周期で電線と配管が壊れている可能性が高いことを前提にしていたら、すぐに水と電気を近辺から電線と配管を引いて持ってくることが出来たはずである。現実を直視する代わりに「インチキ耐震とインチキ地震予知が原因であることを隠蔽するから」、嘘の対策が「40年間ロードマップ」という嘘のウソのウソのと、嘘が40倍になるのである。
昨年9月北海道の生協とかで自然エネルギーのファンドについて見当違いなことを言うので、このブログにいきさつを簡単に書いた通り、私が提案したことをする前は、北海道の電力復旧は12月までかかる見込みだった。これに対し、今回の台風は小型なので、当然関東以西の電力会社ならどこでも、過去の経験から、台風の被害程度は復旧に1日か2日と思っていたはずである。
東電に台風の経験がないはずはない。かってカスリン台風の時は、東京の足立亀有江戸川荒川区など下町は皆水没してGHQがボートで救助した写真が残っている。停電は千葉だけでなく神奈川でも発生したはずである。東電の管轄地域の中では、神奈川は台風が今までも結構来る地域であるし、びっくりするのは、伊豆諸島の被害が大きいということである。
愛知以西の台風銀座とは比べ物にならないが、伊豆諸島や静岡は台風が来やすいところである。同じ東電管轄地域で神奈川は数日で復旧しているのに、なぜ千葉の電力復旧が遅れるのか?
古い京浜工業地帯の石油発電所は休止していて、現在はCO2の少ない燃料に切り替わっていて、京浜工業地帯だけでなく、京葉工業地帯の袖ケ浦地域には東電の火力発電所がある。そこから関東の高圧線の一番大きな線の一部が東京方面に電気を送っている。
素人ならいざ知らず、電気を売っている電力会社にとって、発電装置だけでなく、電力を変圧して需要地に送る送電システムの為の工事は、ある意味一番重要な自分たち電力会社の仕事である。発電機の製造は電機会社特に重電の仕事であって、定期検査もかってのGEや今の日立のように電機会社が中心にやるなら、送電部分こそ電力会社がすべて自前でやれる仕事ではないか?なぜ復旧に時間がかかるかといえば、いわゆる現行基準での「復旧」工事をするからであると推測する。
すぐに電気を通すには、大木やコンクリート電柱の倒壊部分の撤去をして、同じところに現行基準のコンクリート柱と長周期の揺れ防止対策電線(台風に対する欠陥がインチキ耐震だけでなくあると思える)を「復旧」するのではなく、台風の時にすぐに復旧できた昔のやり方で、昔の電線と木の電柱を仮送電に使うことである。
それならすぐに仮復旧が可能で、私が北海道で提案したのも、提案の中身は全く違うが、もともとインチキ耐震なので「すぐ復旧するには仮のやり方で」という趣旨では同じことだった。
「大木を切断するのに手間取る」とか報道されているが、本当の理由は、今のコンクリートの大きな電柱作り直しや電線の長周期の揺れ防止クリップ付き電線等を元通り復旧させるには時間がかかってしまうことが原因であろう。あくまでテレビで見た印象だが、同じ新しいコンクリート電柱が一斉に壊れている様子から耐震性の為に決めた送電設備の耐震基準が台風の横風に対して抵抗物になった可能性があると思う。
東電が電力契約者のために最善を尽くす気持ちがあるなら、昔のように仮の電柱でいいからなるべく早く電気がつくようにするべきなのである。木に引っかかっている電線と電柱を元通りにすることに1週間かけるのではなく、仮復旧させるために、倒壊した電柱や木を避けて、そこだけ木の電柱を立てれば済む話でないか?!
倒壊した高圧線は、別の所に仮に建てることはできないだろうが、写真で見る限り震度5耐震の改修建て替えしていない高圧線に見える。そんなもの今すぐ使わなくても、電気がつかない場所は東電の火力発電所から近いのである。いくらでも別のルートで、家庭用の低圧電線を引っ張れるはずである。
今回の東電の千葉の停電が長引く理由は不自然である。すぐ近くに発電所があるのにどうしておひざ元で電気が来ないのか?要するに東電がやっているのが、困っている利用者に、すぐに電気を供給することではなく、時間がかかっても今のインチキ耐震電柱の仕様で復旧しようとするから平気で復旧が2週間後とか言えるのである。マニュアル人間ばかりだから遅いと思う。
状況は東電の福島原発の爆発の時と同じである。8年半前も、「接続口の形状が福島原発の仕様と合わないから」と、菅枝野が、東電や日本中の電力会社や自衛隊の電池も集めて使えないといった。しかし、「電気はどこが作っているのか?」考えれば、福島原発で蓄電池が使えない理由は、接続形状が異なるからでない。
どこの誰よりも、東電は「差し込みやコンセントの形状が合わなければ、部品を取り換えて合うようにする事」ができないはずがない!そういう口実を当時使うことだけで、発電機が使えないだけでなく、福島原発の電気が発電所内部の例えばコントロール部分のメーターや電灯部分のシステムに接続されていた電線も、切れていた可能性が疑われるのである。
当時電力線は高圧線を中心に、変電所から家庭に向かう低圧電力線から東電の新しい家庭用のデジタルメーターまで、被災地といっても広く実は福島から東北だけでなく、茨木から千葉香取や印旛沼浦安まで場所によっては故障していたらしいと思う。
いまだに爆発について本当のことが国民や福島原発の処理費を電気代から余分に徴収されて来た東京電力の利用者や経営者である東電の株主にまったく説明されていない。福島原発だけでなく、すぐ隣の茨木県側の広野の最新型常陸火力発電所も同じようにこわれたがずっと発表されなかった。
①震源地から遠い最新火力も壊れたなら、「原発が壊れた原因は津波でなく、装置の耐震想定が原因である」と思われないように、発表しなかったと思う。ほかにも、②原発や火力発電所の蒸気の冷却に不可欠な水について、福島原発で利用する真水がダムから原発敷地までのどこの故障で届いてないか?③配管を外から冷やして熱を海に放出するタービン建屋のどこがどうやって故障して④海水取り入れ口が津波でどうなったのかとか⑤そもそも福島原発の図面を全く公開しなかったのである。
3月13日以降はすべて官邸主導だったであろうが、東電は12日から利用者に計画停電を提案しながら、本当のことを全く明らかにしなかった。誰が決めたのか?全く根拠なく「夏休みまで計画停電が必要」とすぐに停電に入ろうとした。後は、菅直人の出身校の東工大出身の原子力学者のたわごとと、ACコマーシャルだけ1か月テレビ放送されたのである。
「計画停電をしなくても2007年の経験から、京浜工業地帯の古い火力発電所を再起動すれば済むから、絶対に計画停電すべきでない」と、やめるように経産省に頼んだ。そして当時の経産省は、計画停電を止めようとしたから計画停電の開始時が延びたのだと思う。
しかし官邸と東電の送電線担当重役に押し切られたのではないか?「当時日本の電力は福島原発が止まっても十分足りていた」ことを、IEAの意見を取り上げてこのブログに書いてある。
今回の台風は 伊勢湾台風や第二室戸台風や東京に来てからも静岡で台風に直撃された経験がある私からすれば、特段巨大台風ではない。被災状況からわかることはそのたびごとにマスコミに一部伝えてある。それは次に書く。例えば上陸コースと高潮と、京急電鉄と福知山線事故と計画運休の関連、なぜ割と新しい建物に被害があるのかとかである。
そして「福島原発でどうやって電気がついたか?」といえば、新しく電線を引いて東北電力の電気を引いたからであった。同じ場所のどこで電線が切れていて、どこの電線を取り換えるか突き止めてて交換しようとすれば当然時間がかかる。
福島原発事故で、最初から長周期で電線と配管が壊れている可能性が高いことを前提にしていたら、すぐに水と電気を近辺から電線と配管を引いて持ってくることが出来たはずである。現実を直視する代わりに「インチキ耐震とインチキ地震予知が原因であることを隠蔽するから」、嘘の対策が「40年間ロードマップ」という嘘のウソのウソのと、嘘が40倍になるのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます