不安定な天気が続きました。
ようやく晴れ間がのぞいた日曜日です。
境内はツツジがよく咲いています。
キノコのような、こんもりした形と色合いが可愛いです。
その中に、てっぺんから違う植物が出てきているツツジがありました。
よく見てみると……。
額紫陽花(がくあじさい)でした。
去年もこんなところから顔を出していたかしら…?
先月はお休みしてしまいましたが、今月は書きました。
別サイトにコラムを更新しましたので、よろしければご覧ください。
「5月の読書感想文 『愛でなく』」
http://www.merry-shaka.com/?eid=940
今回紹介した本は高校生の時に読んだ漫画です。
「サイレント・マジョリティ」を、この語を使わずに描いた内容で、もしかしたら私に一番大きな影響を与えた1冊かもしれません。
この本のシリーズは開始からは33年経った今も続いていますが、絵も内容もアクとクセが強すぎるので、おすすめは決してしません。
ただ、コラムで紹介した講演の部分は、読んでから20年経っても忘れられないくらいの感銘を受けました。
いつかこれについて書きたいと思っていたところ、4月にデビューしたアイドルグループ「欅坂46」が『サイレントマジョリティー』という曲を出したことに便乗し、紹介することにしました。
今回は仏教に関係ない内容ですが、読んでいただけると嬉しいです。
客殿前のカルミアが満開です。
2つほどお知らせがあります。
まず、今週の土曜日に最乗寺本堂にて、午後2時からお経の会があります。
どなたさまも予約なくご参加いただけますので、どうぞお立ち寄りください。
そしてもう一つ。
これは築地本願寺からのお知らせです。
銀座にサテライトテンプルなるものをオープンしたそうです。
HP http://ginzasalon.tsukijihongwanji.jp/top/
築地本願寺GINZAサロンでは、生きていくうえでのいろいろな悩みや迷い、そして様々なストレスが渦巻く現代社会の中で、どのように心豊かに生きてゆくかを一緒に考え学んでゆきます。
GINAZAサロンで出会う僧侶や様々な分野の講師は、皆さんとともに人生を生きていくための仲間でありガイドでもあります。どうぞ、自分の生き方に関心のある方は誰でもお気軽においでください。(挨拶文より)
KOKOROアカデミーの講座は5・6月分は無料で開講しています。
仏教や浄土真宗の枠にとらわれず、さまざまな分野の講師を招いた講座ですので、興味を持たれた方はまずはHPをご覧になってください。
KOKOROアカデミー 講座一覧
http://ginzasalon.tsukijihongwanji.jp/top/kokoroacademy.html
GWも最終日です。
10連休という方もいる今年のお休みも、人混みが苦手な我が家は遠出もせずに通常運転の生活でした。
それでも少しは変化を持たせようと、ベランダでバーベキューをしたり、スタジアムでサッカー観戦をしたりと、ちょっとばかりの特別感も味わいました。
そんな中、若住職と龍くんが一番時間を割いたのはガンプラ作りでした。
ガンプラとは『機動戦士ガンダム』というアニメに出てくる「モビルスーツ」というロボットのプラモデルのこと。
ガンダム好きの若住職が、その良さを息子に伝えようと、啓蒙活動の一環としてガンプラの共同制作に乗り出した模様です。
作っているのは黒い『ザク』というモビルスーツ。
私への啓蒙活動は結婚前に映画版3部作を見せられたことで済んでいるので、このモビルスーツが黒い三連星のオルテガ専用機で、オルテガがジェットストリームアタックという攻撃フォーメーションでマチルダさんを叩き潰した人物ということは把握しています。(苦笑)
今回は龍くんが見た目で選んだものでしたが、ガンプラで一番メジャーなのは、お台場に全長18メートル等身大モデルが設置されている白いガンダムだと思います。
そもそもガンダムは、30年以上前のアニメに登場した戦闘ロボットです。
搭乗者は主義主張を確立する前の少年で、信じる正義もないままに成り行きで乗り込み、流されるままに殺戮を繰り返します。
その苦しみを背負い涙を流しながら操縦する少年に、優しい言葉をかける大人はいませんでした。
そして、少年もまた、誰かに優しい言葉をかけることはありませんでした。
自分以外の誰もが、自分勝手に生きていると思い込む少年。
本当に自分勝手で、相手を理解しようとしなかったのは、少年自身でもあったのに…。
きっと、ガンダム好きな人(若住職)はもっと違う魅力を語るのでしょう。
けれど私にとっては、決して理解し合おうとしない人間たちの悲しいまでの傲慢さについて考えさせられたアニメでした。
ちなみに、若住職が好きなのは、正確には赤い仮面の人と赤いモビルスーツ(ときどき金色)です。
話を振ると喜びますので、同じ趣味をお持ちの方は機会があればお声がけください。
夕方、外から戻ると住職に呼び止められ、「変な草が生えてるから撮る?」と草のところまで連れてってくれました。
おじぎをしているような部分もあれば、筒状になったところから釣り竿のようなものが出ている部分もあり、とっても不思議な形をした草です。
住職は「蛇が鎌首をもたげているみたいな草」と表現していました。
しかし、この植物の名前は分からないとのこと。
例年、雑草として早々に抜いているので、この姿を見るのは初めてと言っていました。
当然ながら、例年どころか教えてもらわなければ今年も気づかないまま終わったであろう私。
それでも少しは役に立てればと、この植物名を調べてみることにしました。
とりあえず「蛇みたいな草」というワードでネット検索し、出てきた植物の名前から画像を調べ狭めていくと、「カラスビシャク」という草が該当するような気が……。
「カラスビシャク」はサトイモ科のハンゲ属の植物で、名前の由来は鎌首みたいな部分を柄杓(ひしゃく)に見立て、人が使うには小さいということで名付けられたそうです。
他にも同じハンゲ属の「オオハンゲ」、サトイモ科テンナンショウ属の「ウラシマソウ」「マムシグサ」などがヒットしたのですが、多分「カラスビシャク」だと思います、住職。