4月1日(日)午後1時30分から、本堂にて最乗寺永代経法要をお勤めいたします。
終了後には白玉のお汁粉をご用意しております。
皆さま、お誘い合わせのうえお参りくださいませ。
馬酔木(あせび)の花が見ごろを迎えました。
鈴蘭のような花がたくさん連なって咲いています。
今はピンクの馬酔木が満開ですが、白の馬酔木も咲き出しました。
ハクモクレンや木瓜(ぼけ)の花も咲き出して、本格的な春の訪れを感じています。
すっかりご無沙汰してしまいました。
申し訳ありません。
ちょっと余裕のない日々が続いていましたが、ようやく一息つけたので、また細々と更新していきたいと思います。
さっそくですが、先日発行した「最乗寺だより」の春号の表紙写真のカラーバージョンです。
本堂の右余間の襖絵です。
住職に聞くと「江戸時代の作」というザックリな回答でした。
以前の修復の際に、オリジナルの絵に書き足された形跡があることが分かり、それを落とすことにしたそうです。
なので、今の襖絵は江戸時代のオリジナルの絵になるのですが、小さなころに見たド派手な襖絵を覚えているので、戻されたときには「質素になったなー」と思ったものでした。
寺報にも書きましたが、クジャクは主に南アジア・東南アジア・中国に生息しています。
クジャクに関する日本最古の記録は『日本書紀』にあり、新羅から推古天皇に贈られたという記述が残っています。
クジャクは毒ヘビやサソリを食べることから、インドでは益鳥とされていて、信仰の対象でもありました。
特に仏教では、煩悩を毒に例えることから、人の心に巣くう蛇蠍(じゃかつ)を喰らい、仏道に導く孔雀明王が有名だと思います。
ここでいう煩悩は「三毒」と呼ばれるもので、必要以上に貪り求める「貪(とん)」、怒りの「瞋(じん)」、真理に対して無知であり愚かである「痴(ち)」を指しています。
人間の諸悪・苦しみの根源にある煩悩で、お釈迦さまの時代から克服すべきものと考えられていました。
それらの毒を喰らうとされるクジャクさん。
お腹を壊さないといいですね。