梅雨の晴れ間と思っていたら、あっという間の梅雨明けにビックリ。
すっかり夏の空になってしまいました。
体の準備が追いついていない方も多いと思いますが、水分補給など熱中症対策を心がけください。
さて、境内を歩いていると風に乗って甘い香りがしてきました。
香りを辿ると、手水場の左側、白い花を咲かせた低い樹木からでした。
こちらはクチナシ(梔子)です。
八重咲き種のクチナシになります。
クチナシは、沈丁花と金木犀と合わせて三大香木の一つとされ、甘い香りが特徴的です。
クチナシという名前は、実が熟しても割れないことから「口無し」という和名が付いたとも言われています。
乾燥させた実は、栗きんとんやたくあんなどに使われる、黄色の着色料になり、また漢方薬にもなります。
ただ、八重咲き種のクチナシには実が付かないんですけどね。
でも良い香りです。
雨で肌寒い日が続いていましたが、また夏のような陽気に変わりましたね。
境内の紫陽花がちょうど見頃を迎えています。
こちらは額紫陽花(ガクアジサイ)。
周りの大きな花は、雄しべも雌しべのない装飾花です。
本当の花は、装飾花に囲まれるように咲いている青い小さな粒々した部分。
花が小さいために、大きな装飾花で虫を誘い出して、受粉をさせるそうです。
写真の中央に、ちょうど誘い出された虫がいます。
額紫陽花の葉っぱには、白い模様が入っています。
これを「ふ(斑)」というのだと、息子に教わりました。
同じように斑入りの葉を持つ半夏生(ハンゲショウ)。
暦の上での半夏生(7月2日)も、もう間もなくです。
昨日は本堂でお経の会がありました。
蒸し暑かった本堂。
例年ならば汗を拭き拭きしながら、お勤めをしていました。
しかし、今年の夏は違います。
本堂にエアコンを4台設置しました。
これで夏の法事も、熱中症の心配が少なくなるかと思います。
7月14日(土)も午後2時からお経の会があります。
暑さを気にせずお勤めできると思いますので、どうぞ皆さまお越しくださいませ。
本日、午後2時から本堂にてお経の会があります。
皆さんと一緒に「正信偈」をお勤めする会です。
どなたさまもご参加いただけますので、どうぞお越しください。
4月から最乗寺の一員になったユキも、ちょっとだけ参加します。
可愛がっていただけると嬉しいです。