平成最後の大晦日です。
もう何をしても「平成最後」になることに、ほんの少し面白くなってきました。
思えば「昭和」のときは、「昭和最後」など振り返る余地もないまま終わってしまいました。
そう考えると、しみじみと終わりを感じられることが特別なことのように思えてきます。
さて、明日は平成最後の元日です。
午前9時から本堂で平成最後の修正会をお勤めします。
法要後には白玉入りのお汁粉をご用意しています。
大量に仕込みました。
余ると主に若住職が太ります。
こちらの白玉は4月の永代経法要でもお出しするので、平成最後ではありませんが、どうぞ記念にお召し上がりくださいませ。
最乗寺一同、皆さまのお参りをお待ちいたしております。
今年も不精な当ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。
来年は心を入れ替えて更新速度を上げる、ということはありません。
これまでと同じように、緩く長くお付き合いいただけたら幸いです。
合掌
クリスマスが終わり、スーパーの売り場がすっかりお正月商戦へと様変わりしていました。
この時期になると、いつも買っている商品が違う棚に移動してしまい、同じ場所をウロウロと売り場迷子になってしまいます。
さて、最乗寺のお正月と言えば 修正会(しゅしょうえ)です。
元日の朝、1年の始まりの日に阿弥陀さまの前で自分自身を見つめ直し、新しい一歩を踏み出す法要です。
最後は白玉入りのお汁粉をご用意しています。
どなたさまも参加自由です。
皆さまの宗派は問いませんので、どうぞご家族おそろいでお参りください。
冬の境内を彩るのは、椿の花と、赤い実の植物です。
この季節の赤い実の植物と言えば、千両(センリョウ)・万両(マンリョウ)・南天(ナンテン)でしょうか。
境内には3つともありますが、比較的多いのは万両だと思います。
こちらが万両。
特徴としては、葉の下に実がなること。
対して、千両は葉の上に数粒の実が密集してなり、南天は茎の先にブドウのような実の付き方をします。
さて、その万両ですが、最近は山門前で参拝者を上からお出迎えするようになりました。
梅の木と合体しています。
鳥が実を運んできたのでしょうか。
最初は梅の幹から赤い実が覗くくらいだったのですが、段々と伸びてきたようで、気がつけばこんなに成長していました。
境内で一番、その存在を主張する万両です。
年末年始の皆さまのお参りを、眺めが良い特等席から見守っています。
明日18日(火)午後1時から本堂で書道教室があります。
今年最後の教室は、年賀状を書く時期に合わせて【ボールペン字】の練習になりました。
ボールペンはこちらでご用意がありますので、手ぶらでのご参加も大丈夫です。
参加は事前連絡制、費用は1回1500円で先生に直接お渡しください。
参加してみたいなぁと思われる方は、saijoji1277@yahoo.co.jp にご連絡くださいませ。
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さて、前回の教室は太筆の楷書でした。
「九成宮醴泉銘」
これは中国の唐の時代、欧陽詢(おうようじゅん)の手による碑文の書です。
隋の時代の宮殿を修復し「九成宮」と改めた皇帝が、ここに避暑で訪れた際、近くで醴泉が湧いたことを記念し、碑が建てられました。
そこに彫られたのが、楷書の理想形とも言われる欧陽詢の「九成宮醴泉名」(1行50字・24行)でした。
…といういきさつは、後で調べて分かったことなので、おかげでのびのび書けました。
ハーバリウム教室を開催した記事が、都筑区のタウンニュースに掲載されました。
『寺院でハーバリウム作り』
https://www.townnews.co.jp/0104/2018/12/13/461508.html
こちらは今回の教室の講師をされた宮原さんからいただいたハーバリウムです。
ハーバリウムに使う材料は花材以外にも様々ありますが、いろんなものがあるからといって、たくさん詰め込むのは、あまり見栄えがしないそうです。
引き算が大事とのこと。
宮原さんのハーバリウムを見ると納得ですね。