外側は風情ある木の塗りで、その中に素焼きの陶器がありそこにお湯をはり、その中に専用の錫製チロリを入れて約3分でイイ~感じのお燗ができる、優れものの卓上酒燗器“ミニ燗介”を用い、頂いた山古志特別純米酒で元旦の〆と相成った。
1月1日(金)
明け方近くまで担った辻睦励会による初詣のおもてなしからお片付けまでの一連の作業により、40才の身体はギシギシと音を立てているようであった。と目を覚ますと同時に、一緒に傍らで寝ていたはずの弟愛犬プッチが、けたたましく私の口元をベロベロベロベロ舐めまわす・・・。嬉しいのだが、些か獣臭いそのベロから何とか抜け出そうと、布団と共にプッチを押しのけ起き上がった。
元旦は家族そろってお昼から始まる里中家。前夜78歳の誕生日をお祝いした父が新年の挨拶を、そして私から両親の感謝の念と共に兄弟仲良く豊かな人生を歩めるよう祈念し盃を上げたのである。この日盃を上げた酒は、暮れにKオーナーからいただいた“だいむ”(漢字そして写真を撮りそこなった)。Kオーナーこだわりのお酒はいつもかなり美味しいと家族間でも評判であったが、今年はことのほか母が大絶賛。吟醸香の爽やかな無濾過純米初しぼりであった。Kオーナー誠にありがとうございました。
そうして程なく一升瓶一本空けてしまった里中家一行は夜の会へと時を移し、家族仲良く正月元旦を送ったのであった。犬と戯れ酒を飲み家族兄弟で話をし、久しぶりにゆったりとした一日を過ごした。本年の正月は短いことから2日から既に仕事をスタート!本年の正月はこれでおしまいとして、自宅にて山古志をぬる燗でいただいて〆たのであった。
明日へとつづく・・・。