絵本というよりは、童話に挿絵が入っているというものですが……。
"Devatero pohádek"
カレル・チャペック(Karel Čapek 1890年~1938年)
初版は1939年ですが、本書はALBATROSから1986年に出版されたもの。
表紙
裏表紙。
本書に収められている「郵便屋さんの話」の扉。
その中の挿絵。
チャペックというと、日本では『長い長いお医者さんの話』(中野好夫訳 岩波書店 1952年)、『園芸家12カ月』(小松太郎訳 中公文庫 1996年改版)や『ダーシェンカ』(伴田良輔監訳 新潮文庫 1998年)などでおなじみですが、「ロボット」という言葉を最初に作ったと言われています。(本人は兄のヨゼフが作った言葉だと言っているようですが)
SFの古典的傑作とさSFれる『R.U.R.』や『山椒魚戦争』も代表作に挙げられます。
邦題『カレル・チャペックの童話の作り方』(青土社 2005年)の表紙と同じですが、収録作品が同じかどうか比較はしていません。