チェコの子ども向け雑誌「SLUNICKO」(スルニーチコ)
1989年 No.12 表紙を入れて32ページの雑誌。
表紙。この号はクヴィエタ・パツォウスカーの絵。
裏表紙。
バックナンバーを扱っている古書店のサイトを見ると、他の号でクヴィエタ・パツォウスカーが表紙絵を描いている号がありました。この雑誌のバックナンバーは、800円~1000円程度で入手できるようです。
森鷗外の妹小金井喜美子は、作家星新一の祖母にあたる人で、歌人でもあります。
星新一の次女、星マリナさんの編集で
『泡沫の歌 森鷗外と星新一をつなぐひと』
(新潮社図書編集室発行 星ライブラリの自費出版 限定3000部)が今日、発売になりました。定価1001円+税。
ホシヅル文庫(1)『三十年後』に続く第2弾です。
本書の内容と購入方法については、星新一公式HPの「プロジェクトのページ」をご覧ください。
『三十年後』は好評のうちに、新潮社やネット書店での販売を終了しました。
ドーレア夫妻の絵本作品。"LORD'S PRAYER"
『主の祈り』ということになるのでしょうが、邦訳はありません。
1934年発行の初版です。
表紙。
標題紙。
奥付部分。
本文。
絵や囲みケイやオーナメントに、「金」を使った豪華な印刷です。
以下のような内容(青字部分)の記事が拙ブログに残っているのですが……何の本を、どうして貸し出すことになったのか、記憶をたどれずにいます。
2006/08/24 平塚市美術館で開かれている「世界の絵本がやってきた ブラティスラヴァ世界絵本原画展」に行きました。同時開催の特別展示「チャペック兄弟、ラダ、トゥルンカ チェコ絵本の黄金時代」に、私のコレクションの1冊が立派なケースに収められて鎮座していました。出品協力で、図録と招待券をいただきました。いや、ぜんぜんたいしたことのない本(翻訳され日本で出版されたもの)なのですが、いざ都立図書館や国会図書館から借りようとすると、展示期間が長いために借りられないのだそうです。
おそらく、仕事でどこかの美術館の学芸員さんと絵本原画貸し出しの話をしていた時に、知り合いの学芸員が困っているという話から、その本だったら持っているので、貸してあげられるから知らせてあげてください――ということになったのだったか、そのあたりの経緯の記憶がまったくなく、その推測も自信がありません。そのときいただいたという図録も見つからず……。
10/1まで開かれた後、以下を巡回したはずです。
10/7~11/26 静岡アートギャラリー
12/5~2007年1/14 広島県立美術館
2007年1/20~3/11 三鷹市美術ギャラリー
2007年4/14~5/27 小杉放菴記念日光美術館
2007年6/2~7/8 北九州市立美術館
2007年7/14~9/2 うらわ美術館
函に入った本だったような気がします。
展示されたのは、この本ではなかったかなぁ。
『新日本少年少女文庫15 西洋文学選』
島崎藤村編 昭和15年 新潮社の函。
表紙。
チャペック作品の「犬と妖精の話」と「小鳥と天使の卵の話」の
ふたつが収録され、原書からとったという挿絵が入っています。
「小鳥と天使の卵の話」の挿絵部分。
奥付
いや、こちだったかも。
『世界文学全集38 新興文学集』(昭和4年 新潮社)
表紙。函もついています。
目次。チャペックの「蟲の生活」(戯曲)が収録されています。
奥付。
いや、こっちだったかも……。
『世界戯曲全集 第22巻 中欧篇』(昭和2年 近代社)
この本は函がなく裸本なので違うだろうなぁ。
目次。チャペックの「人造人間」ほかが収録されています。
扉。
奥付。
戯曲ということはなかったよなぁ……。
チャペック作品が日本で最初に翻訳されたのはいつなのか、Wikipediaで「チャペック」の項を見てみると、最初の本は1924年金星堂から出版された『R.U.R ロボット』のようです。国会図書館のデータでは、著者:カーレル・チャペック/著 鈴木善太郎/訳 金星堂 先駆芸術叢書2 となっています。
2番目は、現在『ダーシェンカ』として親しまれているものが、『子犬物語』というタイトルで高陽書院から1938年に、前に紹介した『山椒魚戦争』は、3番目の翻訳として1953年に世界文化社から出版されたとなっています。
Wikipediaでは単行本として出版されたものしか取り上げていないので、全集に収録されたものは含まれていません。「最初」というのが、いつ・何なのか……。
今回紹介した本にたどり着くのに、当時は色々調べたと思うのですが、記憶も資料も残っていません。
わからないままに記事をアップするのは不本意ですが、致し方ありません。