最終回文庫◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されないものがあります。ご容赦ください。

私のコレクション *庄野潤三さん 84歳の時の肉筆原稿

2017年10月21日 | 肉筆原稿





庄野潤三さんがある機関誌に執筆した原稿を手に入れました。

その書き出し部分。原稿用紙に鉛筆書きです。



脳内出血で倒れ、左半身が不自由になった後ですから、原稿を書くのも大変だったのではないかと思います。


  機関誌の同じ部分。



職業意識が芽生えて、原稿と読み比べてみたら、1ヶ所誤植を見つけてしまいました。赤の傍線を入れた部分、原稿をごらんいただくとおわかりですが、「丘の上」ではなく「山の上」ですね。







単行本に収録されるときに、機関誌に印刷されたものを元原稿にしてしまうと、違ったままになってしまいます。







私のコレクション 村山知義の肉筆原稿

2013年01月07日 | 肉筆原稿





「新劇の観客に」と題した村山知義(1901-1977)の肉筆原稿です。

興味を持ったのは絵本『しんせつなともだち』や『おなかのかわ』の作者として、あるいは挿絵画家としてでした。

ところが、調べてみれば劇作家、演出家、美術家、舞台美術家、小説家、装幀家……と多彩な顔を持っている人物で、私が興味を持ったのはごくごく狭い分野の作品で、本業以外に分類されるものに過ぎないことがわかりました。

あまりの活動の広さに、その「人物像を詳しく知ることは自分には無理だ」と投げ出すより前に古書展で購入したもののようです。
ですから「新劇」に興味があった訳でもなく、たまたま古書展の出品目録の中に村山知義という名前が目について、衝動的に購入したのだと思います。これも「いつ・どこで・いくらで」という記憶も記録もありません(^_^;)

掲載誌を調べてから記事にしようと思いながらも、調べる労力を惜しんで、そのままになっているものです。

更新に間が空いてしまい、場つなぎのために内容の無い記事になってしまいました(^_^;)




















私のコレクション 肉筆原稿 庄野潤三 

2012年09月15日 | 肉筆原稿





更新が2ヶ月も滞ってしまいました。
紹介するものが無くなってきていることが主な原因です(^_^;)

クリアーフォルダーに入った庄野潤三さんの原稿が、本棚に並ぶ本の上の隙間に置いてありました。


どうやって入手したのか、記憶もなければ、納品書などの手がかりもありません(^_^;)

何に掲載されたものか調べてからだと、いつになるかわからないので……。