最終回文庫 ◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されない不具合があります。ご容赦ください。

古澤岩見氏のデッサン

2025年01月28日 | 気になる作家/画家
探し物をしていた時に、こんなものが出てきました。
日本書票協会主催の第1回全国大会で参加者に頒布された記念書票集(無綴じ)の表題紙と目次ページの白紙部分2枚に、大会に参加していた古澤岩見氏が、サインをという求めに応じてボールペンで、脇にいた女性をさらさらと描いてくださったものです。


色紙など適切な白紙がなかったので、頒布されたばかりの書票集の白紙部分に描いてくださったのです。サインと日付の下には、モデルになった女性のお名前も書き添えてあり、その時撮影した写真も一緒に挟んであるのですが、今さら掲載の許可もいただけないので、デッサンの部分だけを載せます。

「電車風景1991」井上洋介

2025年01月25日 | 井上洋介
探し物をしていた時にこの本が出てきました。
事務用の茶封筒には墨で「木版 電車風景②」とタイトルが手書きしてあります。

ジャケット代わりに、木版を貼ったトンネル筒に入っています。
下が蛇腹折りの本で、7葉の木版画貼り込んであります。

奥付

すべて洋介さんの手作りですが、私の手元にある経緯がまったく思い出せないのです。
当時の手帳は保管してあり、1991年は洋介さんと浅草で何度かお会いしているのですが、この本をいただいたという記載が見当たりません。いただいたのは作成した年ではないのかもしれませんが、手帳のページをめくって、いただいた日を特定するのはちょっと無理そうです。

私のコレクション くらげ物語 若山八十氏著

2025年01月22日 | 気になる作家/画家
探し物をしていたときに、この本が出てきました。(探し物は見つかりませんでした)

タイトルは「グランド孔版絵本 くらげ物語」となっています。

隣市にお住まいだった孔版作家の塚越源七氏にご厚誼いただいていたころに、「孔版」に興味を持ち、この本を古書店で求めたものと思われます。
本にその時の納品書が挟まっていました。日付は昭和61(1986)年3月15日ですから、40年近くも前です。


奥付部分は裏表紙にあるのですが、判読できるかどうか―
「1950 孔版五月特集号(全67冊) 日本孔版研究所」とあります。
和綴じで本文は8丁しかありません。絵も文章もすべて孔版です。

表題紙


若山八十氏の本は、前にも取り上げたことがありました。