オペラシティ、すなわち初台の新国立劇場で行われた日野原重明先生の追悼コンサートに行ってきました。105才まで生きた日野原重明先生、最後の著作は[生きていくあなたへ]途中朗読で聞いただけですが、読みたくなる貴重な言葉がたくさん綴られていて思わず一冊買いました。わたしもそんな本を書かなくちゃ。実は私は20年くらい前に日野原重明先生と対談しています。2006年に膠原病を発症したときお手紙したら、[大丈夫ですよ、いまはステロイドがあるから、簡単には死にませんよ]と、直筆で励ましのお便りを下さいました。わたしの友人は身よりもお金もなく渡米していましたが病気になり、帰国しましたが治療するお金もなく聖路加病院で泣き伏していたところを日野原重明先生に見つけていただき、治療を福祉で受けられるよう、様々にお手配いただいたと心から敬服しています、本当に存在が愛そのものだったかたです。天寿を全うされたとはいえ、たくさんの方がそのご逝去を惜しまれて、会場は満席。長いコンサートの間あちこちですすり泣きが聞こえました。わたしの敬愛するアントニオ古賀先生も出演されて素晴らしいギターメドレーを披露。こんな素晴らしいかたに共演いただいたんだと改めて感謝一杯でした。人形劇作家兼俳優のたいらじょうさんの[星の王子様]のハイライトシーンに涙、さらに韓国のスーパーテノール歌手 ベー・チョチルさんの歌と生き方に感動 楽屋入り口で写真撮影にも応じていただきました。本当に行ってよかったです!日野原重明先生の本やべー・チョチルさんのcdなどにぜひとも触れてください!べーさんの新作cdにはアントニオ古賀先生も参加されています。そして、私たちは大切な偉人を失い悲しいですが、自分たちがその生き方に学んでしっかり生きて、いつか誰かに喜びや勇気を与えるようにならないと行けないんだと思いました。空を見上げるとき、どうぞたくさんのかたへの奉仕にただ生きた偉大な医師であり芸術家がいらしたと思い出してください。
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