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雨の合間に散歩に出ました。帰ってから、
洗濯物を干したり入れたり。午後はくたびれて昼寝
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夜は家人の誕生日で、ステーキけんで夕食
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アイスクリーム食べ放題を楽しみました
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「橋のない川」1・2部 住井すゑ著
明治の末、大和(今の奈良県)坂田村で小森と
いうに、畑中一家が住んでいた。
ぬいと戦死した進吉の嫁ふで、その子誠太郎と孝二は
貧しいながら、肩を寄せ合い暮している。
小学校では、先生からも「小森」=エタ(穢人)と
蔑まれ、刃向かう誠太郎は成績を落とされる。
級友達も掃除の時は同じバケツの水で雑巾を洗うのも
嫌がられる等、事ある毎に差別される。
小森では、多くが小作(地主から土地を借り収穫米の
七割を納める)農家が多く、我が家は粥を啜る毎日。
子供も労働力で貧しさから学校に通えない子も多い。
凶作の年、井戸の水が盗まれる。隣家では留守番の武と
妹が腹を空かせ、誤って火事を出す。畑中家の母屋は
もらい火で焼け、残った納屋で年を越す。
やがて誠太郎は母方のつてを頼って、大阪の米屋に
丁稚奉公に出る。残された孝二も、級長に選ばれるが、
修学旅行で相部屋のはずが一人取り残される。
武の死とも向かい合う。
江戸時代の身分制度は武士、農民、工、商人、その
下にエタ(穢人)、と分れていた。
「エタは四つ足とも呼ばれ、廃止された明治以降も残り、
結婚や就職も厳然と差別される。
民の多くは人の嫌がる仕事、匂いの伴う作業を
する家が多く、に異臭がして臭いと嫌がられる。
兵役などの義務は一緒で、権利は皆無。日常は
ひたすら差別に耐えて暮す生活。
現代のいじめに共通する、する側の優越感と
される側の卑屈感など、意識の差が感じられます。
戦争と天皇制絶対の時代背景が色濃く、一層物語に
悲惨さを加えています。
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