Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

酒田をちょっと散歩 4

2019-05-31 20:01:27 | 散歩
 え~、酒田では有名な場所ばかり登場して面白味はないんですが、とりあえず4回目です

今回も日和山公園付近をちょっとだけ紹介します

まずはアカデミー外国語映画賞を受賞した「おくりびと」でNKエージェントの事務所として使われた
「旧割烹小幡」。ワタシはこの老舗の割烹に2度ばかり入ったことがありますが、近くにマンションが建つ前は
とても眺めの良いお店で、8月に開催される花火大会の日などは、1年も前に予約しないと場所が取れませんでした。


こちらは「旧割烹小幡」の通りをはさんで反対側にある、「海向寺」
日本で唯一、二体の即身仏を安置するお寺として有名ですが、即身仏については、ワタシは約50年前に一度見たきりです。当時のお祭りではこのもう少し離れた場所に、白い服を着た傷痍軍人が数人いたのが印象に残っています。(昭和40年代前半でしょうか)



こちらは日枝神社の奥に位置する「光丘神社」(ひかりがおかじんじゃ)
本間家三代当主である本間光丘を祭っています。

東側にある入り口はこんな感じです

このあたりは「台町」と呼ばれ、この一本東側の通りは、昔は酒田で一番の盛り場(飲み屋街)でありました。

酒田をちょっと散歩 3

2019-05-31 12:59:25 | 散歩
え~、酒田散歩の3回目ですが、今回は日和山公園の界隈ですが、観光案内の良く出てくるところばかりですので
正直なところあまり面白くはありません。

まずは日和山公園内のの池でありまして、北前船が浮かんでいますが、以前はこの池は存在せず
全体が運動場となっており、野球の試合や、お祭りの時にはサーカスや見世物小屋が建つ場所でした。

公園内にある県指定文化財の「旧酒田灯台」、明治28年に作られた建物です

通りをはさんで反対側の敷地にある「旧白崎医院」、大正8年に建てられた貴重な木造洋風建築です

こちらは公園のすぐ隣にある「日枝神社」(下の山王さんと地元の人は呼びます)の「随身門」
元々は天明期に本間光丘が建立しましたが、明治期の震災で倒壊、光丘の子孫が再建しています

こちらは日枝神社の本殿ですが、随身門を入って右へ曲がりさらに左に曲がらないと参道にたどり着きません

順序が逆になりましたが、これが日和山口の鳥居で、「日枝大神社」の額は西郷隆盛の書だそうです(知らんかった・・・)

ついでながら、台町口はこんな感じです

これは日枝神社の近くの山王の森にある「光丘文庫」で、大正14年に本間家蔵書を中心とする数万点の蔵書を
収蔵するために建てられました。現在は蔵書は別の場所へ移設されましたが、ワタシは何度か入ったことがあります
(昔は小学校の遠足でも行ったような・・・)

ここは高台になっているので眺めが良く、個人的に好きな場所です。


フィッシングメール(Amazon)

2019-05-30 07:28:58 | 日記
社用のメールにamazonを語るフィッシングメールが来ておりました。


ま~、ウィルス対策ソフトが検知していますし、宛先のアドレスがむやみに沢山指定してりますので
こんなんでひっかかる人もおらんでしょうが、困ったもんではあります。

シェラ・デ・コブレの幽霊

2019-05-29 23:08:51 | 映画
恐怖映画(あえてホラー映画とは呼ばない)は星の数ほどあるものの
ここ10年ほどの間で、日本で最も話題となりながら見ることのかなわなかった作品
それが「シェラ・デ・コブレの幽霊」です。
世界に2本しか存在していないフィルムのうち1本は日本の映画評論家が所有しているものの
著作権の関係でソフト化できず、一部の映画祭で上映されたものの、個人的には生きている間は見れないだろうと思っていた
まさに「幻の映画」でした。


本作はもともとアメリカでTVシリーズのパイロット版として製作されており、この54分ほどのフィルムに
いくつかシーンを加えて81分の作品として劇場公開することになりました。
しかし、その試写会の時にあまりの怖さに気分が悪くなる人が続出し、お蔵入りしてしまったと言われています。
とはいえ制作費を回収する意味で海外へフィルムの貸し出しを行い、結果的に日本を含む何カ国ではTV放送されています。
ちなみに日本で放送されたのは、1967年8月20日で、淀川先生の解説でお馴染みの「日曜洋画劇場」でした。


この作品、放送当時に見た人たちは強烈に印象に残ったようですが、放送から40年以上経ったことで
「幻」というよりは「記憶の彼方の作品」というのが実際でありました。
そんな作品が一躍多くの人に知られるようになったのは、TVの「探偵ナイトスクープ」にこの映画を探して欲しいという
依頼があったことに端を発します。やがてこの貴重なフィルムの一本が日本にあることが判り映像こそ出せないものの
番組で取り上げられるに至って、本作は「史上最も怖い幻の恐怖映画」という評価が一人歩きすることになります。

ワタシもこの映画をなんとか見たいと思っていた一人でしたが、昨年アメリカでソフト化されたのを知り
今年に入ってなんとかブルーレイを入手することができました。
このブルーレイにはTV版の54分版と劇場用の81分版の両方が収録されていますが、最大の問題は海外版であるが故に
日本語吹き替えは当然、日本語字幕もないということで、英語が堪能な方はともかくワタシには少々ハードルが高いという点でした。

ま~、英語のセリフをそのまま聞いて理解するのは無理なので、英語字幕を表示しながら見たんですが
字幕を読んでいるとストーリーに追いつけなくなって、見ている気がしないという困った事態に陥ったのは言うまでもありません。
そこでネットで調べたストーリーを頭に入れ、なんとか雰囲気優先で見たところ、ようやっとこの映画の魅力が伝わったというのが現実です。

ちなみに、コチラでTVバージョンの全編が見れるようですので、英語の堪能な方はどうぞ。

「幻」は「幻」のままの方が良かったかな?、という思いもありますが、見る価値のある作品であることは確かです。

藍九谷五寸皿

2019-05-27 20:32:12 | 古伊万里
昨日で終了したHPでは毎月一日に古伊万里を紹介していた(たいした品ではない)んですが
新ブログに移行しましたので、気分の向いたときにUPすることにします。

新ブログで最初に紹介する古伊万里ですので、気合の入った優品をと思ったんですが
何せ貧乏サラリーマンがそんな立派な品を所有しているはずもありませんので
とりあえず大好きな寛文期の藍九谷を選んでみました。



典型的な寛文期の品で、この時代の品に見られるハート形の文様(如意頭文?)を3つ描き
それぞれに違った文様を描いています。デザイン的にはかなり大胆なものと言え、特に三つのハート形のうち二つを
半分重ねて描いているあたりはなかなかのものだと思います。



裏面もまた典型的にこの時代の特徴を備えており、裏文様はなく落款は「化年製」となっています。
↓の画像はウチにもう一枚ある如意頭文のお皿で、こちらは文様の中に桔梗が描かれています。



江戸期の伊万里の歴史は250年ほどある訳ですが、個人的にはこの時代の品が一番好みに合っているんだと思います。