まずは↓の画像の2枚の五円玉をご覧ください
恐らく現在60代より若い方々には馴染みのない五円玉だと思いますが、この二枚の五円玉はワタシが小学生の頃から所有しているものです
五円玉といえば中央に穴が開いているものしか知らない方も多いと思いますが
この穴ナシの五円玉は昭和23年と24年の2年間だけ発行されたものです
デザインは見ての通りで、表が国会議事堂、裏が鳩と梅花がデザインされています(國になっているのが時代を感じさせます)
この五円玉が何故2年しか発行されなかったのかは判りませんが、昭和24年には現在の五円玉と同じデザイン(書体が違う)
の五円玉が発行されていますので、昭和24年には二種類の五円玉が発行されたことになります
文字が明朝体の五円玉は昭和24年~33年の間発行され、昭和34年には文字がゴシック体に変更されたデザインに変更されます
右側のゴシック体に変更されてから64年になりますが、小銭は手数料を払わないと入金できない時代ですので
政府がキャッシュレスを推進したがるのも判る気がしなくもありません。
蛇足ながら、来年には新たなお札が発行されるようですが、これが小売業にとっては大迷惑でありまして
自動釣札機のプログラム(ファームウェアと言いますが)の変更が必要で、一台あたり何万円という単位の改修費用がかかります。
(自動販売機や病院や役所の支払機も同じです)
キャッシュレスを推進する一方で、新たな紙幣を発行するなんていうのは全く理解できない現実ではあります。