皆様、明けましておめでとうございます
酒田はほぼ雪のない元旦を迎えたんですが、夕方から雪になりました
今年も適当に休みながら当ブログを続けて行ければと思っておりますので、宜しくお願い致します。
さて、最近は年に数回しか新たな品をUPできていない古伊万里ですが、当ブログで時々アクセス数が増えるのは
やはり古伊万里を紹介した記事のようです。
そんなことから、自分の周りにはあまりいないものの、古伊万里に興味持ってネットで調べる人がそれなりにいることを実感します
ワタシは2004年から15年ほど、「My Favorite Things」をいうHPをやっていたんですが、このタイトルは「サウンド・オブ・ミュージック」の中の
「わたしのお気に入り」という曲からとったものでした。(ジャズのジョン・コルトレーンの名演で有名)
という訳で、ワタシの手持ちの古伊万里の中からお気に入りの品の少しだけ紹介(すべて既出の品ですが)したいと思います。
今回は色絵の品です
まずは古九谷金銀彩の花鳥文小皿です
この品の魅力は絵のうまさ、これに尽きると思います
赤で描かれた鳥のうまさは特筆ものだと個人的には思っています
続いては元禄期の色絵柿右衛門六寸皿です
貧乏コレクターらしく傷物ですが、濁手柿右衛門の魅力溢れる品だと思っています
続いては享保期の吹墨色絵熨斗文皿です
作例としてはあまり多いとは言えない吹墨と色絵の組み合わせで、熨斗という和風な文様に魅力を感じる品です
(惜しむらくは一部、色絵の剥落が見られます)
続いては元禄期の色絵蓋茶碗で「元禄長崎立枝垂れ桜茶碗」です
関西のベテラン業者によると「元禄長崎立」とは、元禄期の品で柿右衛門に匹敵する上手の品とのことです
この品がワタシが古伊万里にハマるきっかけとなった思い出の品です
最後は、江戸中期末あたりの濃厚な色絵皿で「色絵魚文七寸皿」です
時代的には上の4つの品よりかなり下がりますし、同じような品が同時代に多く作られていますが
やはり↓を見ると判るように、裏面はおろか高台の中まで濃厚な色絵で厚塗りしてある点に最大の魅力があるように感じます
次の品はワタシの主要な蒐集品である皿類とは違うので番外ではありますが
中期の色絵そば猪口です
ワタシが一番最初に購入したそば猪口ですが、そば猪口にハマらなかったのは良かったのかどうかは判りません。
古伊万里の世界では色絵といえば古九谷と柿右衛門の評価が圧倒的に高いですが
貧乏コレクターはそれ以外の色絵に魅力を見出す必要があるのかも知れませんね。