このところ何も書くことがないので、とりあえず昔購入した骨董関連の書籍を紹介したいと思います。
「骨董ハンター 南方見聞録」
この本は2001年11月の刊行で、確か八重洲ブックセンターで購入した記憶があります。(当時は毎月東京へ出張していた)
著者の島津法樹さんは骨董商の方(当時)で、美術関連の著作も多い方のようです
今回この書籍を引っ張り出してきたのは、過去にワタシが読んだ骨董関連の書籍のの中で一番面白かったからに他なりません
↓が帯背表紙側なんですが、骨董好きにはそそられる文章が並んでいます。
この本の内容は、東南アジア(タイ、ミヤンマー、インドネシア、ベトナム、等)で、お宝を発掘した時のエピソードが31編収録されています
いずれも興味深く面白いエピソードばかりで、まるでアドベンチャー映画のごとき印象を受けます。
個人的に一番印象残ったのは、帯に載っている「ウィスキー二本と交換した染付大皿」のエピソードで
島津氏はこの大皿を4万ドルと言われ、持ち合わせが二万ドルしかなかったために日本へ一時帰国してお金をかき集め現地へ戻ったものの
すでに骨董屋の親父が別のディーラーへ売却した後だったというものです。
そしてその二か月後、香港のオークションの図録でこの品が三億円で落札されたことを発見する・・・、というオチになっています。
こんな感じのエピソードが多数掲載されており、骨董に興味のある方は是非読んで欲しい書籍です。