Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

姿見小路&浄福寺

2025-01-31 20:39:44 | 散歩
今日の酒田は時折雪の降る、この時期らしい寒い一日でした
何分にも冬場は遠くへ行く気力がありませんので、市内のミニ散歩ということになりました。
まずは、以前にも紹介したことがある、相馬楼と老舗料亭の香梅咲の間にある「姿見小路」です

右が相馬楼、左が香梅咲です
なんでも明治あたりの華やかなりし時代、芸者と客が別れを惜しんだなんという言い伝えがあるとか
続いては安政年間に創業した老舗料亭「香梅咲」の入口です

撮影していたら雪が降って来たので、次なる場所へ移動しました

こちらも以前の紹介したことのある、本間家の菩提寺である浄福寺の唐門(市の重要文化財)です
寛政年間に本間家の三代目である光丘が寄進した唐門です

あまり細かく見たことがなかったのですが、かなり手のかかったもののようです
最後に、この唐門のそばにある松の巨木です

さすがに太さを測る訳にはいきませんでしたが、私が見た中では市内でも屈指の巨木のようでした。


冬景色

2025-01-24 20:22:22 | 散歩
今日の酒田は最高気温が6~7℃と、この時期としては暖かく、一日中曇りの天気した
とりあえず何処かへ行こうと思い、暫くぶりで、にかほ市方面へ行ってみました
まずはいつもの元滝伏流水です
駐車場から700mほど雪道を進むんですが、気温が上がったせいであちこちでハマり、いつもの倍の時間がかかりました

雪は30cmくらい積もっており、誰かが歩いて踏み固められてはいたものの、それが解けかかっていたので、あちこちでハマった次第です。
毎年2回くらいは行っている場所ですが、1月に訪れたのは初めてです

雪の多い時は簡単に行ける場所ではないようです
続いては、元滝伏流水の帰りに寄った「栗山池公園」です

かなり大きな池なんですが、やはり凍っていました
天気がイマイチなので上の方が見えませんが、右奥に見えるのは鳥海山です
最後に冬の日本海です

秋田との県境に近い場所ですが、波はそれはど荒くありませんが、夏場とは違う姿なのは言うまでもありません
今年は雪は多くないとは言え、やはりこの時期は厳冬期であることは確かです。







新着古伊万里(松竹梅鶴文七寸皿)

2025-01-20 20:40:22 | 古伊万里
前から欲しいと思っていた伊万里が安く売りに出ていたので、思わず買ってしまいました
「染付松竹梅鶴文七寸皿」
見込みに二羽の鶴を描き、周囲には古手の松竹梅文が描かれています
時代的には間違いなく寛文期、画像では判りませんが、多少見込み部分が盛り上がっています

この品を最初に見たのは今から20年以上前で、その後も何度か売りに出ているのを見かけましたが
やはり七寸サイズの品は五寸皿のように安くはならず、なかなか手が出ませんでした。
ところが、先日ヤフオクを見ていたらこの品が「江戸後期伊万里」として一万円代半ばの値段で出品されていました
無傷の同手の品が五万円以下で売りに出ているのは見たことが無かったので
(しかも即決価格が指定してあり、送料込み)
念のため画像を良く確認の上、落札に踏みきった次第です。

落札の翌日には品物が到着したので、素人目ながらチェックしましたが
特に疑問を感じる部分もなく、まともな藍九谷という結論に達しました。(所詮は素人ですが)

落款はこの時代によく見られるものです
以前ベテランの業者さんに、伊万里の場合は「鶴ではなく鷺を買うように」と教えられましたが
鶴文とは言え、なかなか飾り映えがするのは確かでしょうか。


晴天と鳥海山

2025-01-19 16:03:42 | 散歩
今日の酒田は朝は寒かったんですが、久々の晴天で気温も8~9度まで上がったようです
あまりに天気が良いので、遊佐町方面へ出掛けてみました
まずは鳥海山パノラマパークからの鳥海山です

雲ひとつない青空の中、見事な姿を見せてくれました
そんな中、絶景を独り占めしながらゲートボールの練習している方がおりました

続いては池がある宮山坂公園へ行ってみました

池が全面凍っていたので、これを撮影するべく30cmほど積もった雪の中を池のそばまで向かいました

青空と凍った池という組合せは初めて撮影しました
最後に桜の名所である中山河川公園へ向かいました

桜が咲くのは三か月程後になりますが、とりあえず良い景色が見れたような気がします。



My Favorite 古伊万里(中期の染付編)

2025-01-17 00:02:17 | 古伊万里
過去に拙ブログに掲載した古伊万里をワタシ自信の「好み」で数枚取り上げるネタですが
今回は元禄~寛政といった中期(といか18世紀の)染付のお皿を数枚集めてみました。
まずは一般的には盛期伊万里に分類されるであろう小皿です

白く上質な土、淡く上品な染付、青玉に蛸唐草を組み合わせた文様
傷物であるが故にウチのコレクションに納まっている品ではあります
続いては中央を白抜きした深皿です

車輪福の落款が入った上手の深皿で、土の白さ、染付の発色、細かい筆致
業者さんは元禄藍柿と称して売っておりました
続いては中期の連続文様の代表格である蛸唐草の六寸皿です

ワタシが古伊万里を購入するようになった頃は蛸唐草の全盛時代で、それは高い値段で売られていたものでした
そんな時代のトラウマから蛸唐草には手を出さなかったのですが、唯一この品だけは魅力に負けて購入した品です
三方に松川菱形の蛸唐草を絵付けした品で、類品を見かけないように思います。
続いては蛸唐草と並ぶ中期の連続文様の雄、花唐草の七寸皿です

花唐草の描き方から判断すると享保~宝暦といった時代の品だと想像されますが
この文様の組み合わせと文様の割り方が優美な魅力を醸し出しています。
次の品は花唐草と和風の文様を組み合わせた品です

享保あたりの品だと想像していますが、花唐草に散らし方が面白い品です
最後は少し時代が下がって18世紀末の寛政期の品です

わりと有名な品で、陽刻を施した見えに麒麟を描いています
ワタシにとっては古伊万里に興味を持ってからずっと憧れだった品で
入手するまでに20年近くかかった品でもあります(その間、随分と値段がさがりましたが)
こうして見ていくと、やはり盛期伊万里の完成度の高さは別格ですが、時代が下がっても、その時代ならでは魅力を持った品が存在することを認識できます