回想の古伊万里シリーズも50回目ですので、ちょっと良い品を出そうと思ったんですが
何せウチにはそんな立派な品はありませんので、とりあえずおめでたい文様の品を選んでみました。
「染付松竹梅文四方皿」です。
ウチの伊万里の中ではかなり早い時期に購入した品で、「中期の古伊万里です」という言葉だけで購入した品です。
中期の品でたまにに見られる隅切りして見込み部分を丸く成型した品で、サイズ的には六寸くらいでしょうか
見込みの文様は普通の松竹梅で、無難ではあるものの、面白味はないという、目の肥えた人は手を出さないタイプの品であると言えますが
ワタシがこの品に惹かれた理由は、縁文様がいわゆる「逆蛸」(白抜き唐草)であるという一点に尽きます。
この品を購入したのは今から17~8年も前で、その頃は蛸唐草の人気が極めて高く、逆蛸は数が少ないことから
さらに高値で取引されていた時代でした。そんな時代ですから、「憧れの逆蛸」というイメージが出来上がっており
たとえ縁文様だけでも逆蛸が入手できるなら、という気持ちが強かったのは当然です。
今見れば、元禄あたりの精緻な逆蛸に比べれば随分と雑ですが、当時はこれでも十分満足だったように思います。
ちなみに裏面も普通の唐草ではなく、簡素な「宝尽くし」みたいな文様になっており、ちょっとだけ特別感があります
恐らくは享保~宝暦といった時代の伊万里で、それほどの品ではない思いますが、今の時代に探すと意外に見つからないようです。
何せウチにはそんな立派な品はありませんので、とりあえずおめでたい文様の品を選んでみました。
「染付松竹梅文四方皿」です。
ウチの伊万里の中ではかなり早い時期に購入した品で、「中期の古伊万里です」という言葉だけで購入した品です。
中期の品でたまにに見られる隅切りして見込み部分を丸く成型した品で、サイズ的には六寸くらいでしょうか
見込みの文様は普通の松竹梅で、無難ではあるものの、面白味はないという、目の肥えた人は手を出さないタイプの品であると言えますが
ワタシがこの品に惹かれた理由は、縁文様がいわゆる「逆蛸」(白抜き唐草)であるという一点に尽きます。
この品を購入したのは今から17~8年も前で、その頃は蛸唐草の人気が極めて高く、逆蛸は数が少ないことから
さらに高値で取引されていた時代でした。そんな時代ですから、「憧れの逆蛸」というイメージが出来上がっており
たとえ縁文様だけでも逆蛸が入手できるなら、という気持ちが強かったのは当然です。
今見れば、元禄あたりの精緻な逆蛸に比べれば随分と雑ですが、当時はこれでも十分満足だったように思います。
ちなみに裏面も普通の唐草ではなく、簡素な「宝尽くし」みたいな文様になっており、ちょっとだけ特別感があります
恐らくは享保~宝暦といった時代の伊万里で、それほどの品ではない思いますが、今の時代に探すと意外に見つからないようです。