今日の札幌は運動会日和。
近くの小学校が運動会らしく、朝に乾いた花火の音がしていた。
小学生のころを思い出すと、
Ｍはこの運動会ってヤツが大嫌いだった。
だって、走るの遅いんだもん。
いつもうしろから２番目。
同級生には必ず太ったコが２～３人いて、
そのコたちは体が重たいので遅い。
（ちなみに、Ｍはその頃はスリム体形で中年に太るとは思ってもいなかった）
転校しても、太ったコがＭの走る組みにいたので、
小学校の６年間、太ったコが１番で、Ｍは２番だった。
……後ろから。
走っている写真を見る限りでは、
とても足の速そうな走りをしているのに、変だなぁ……。
母親に叱られた時なんか、
逃げ足は速かったのに……。
まぁ、そんなこんなで、
運動会って、何が楽しいのかさっぱり。
娯楽のなかった時代、地域ぐるみ、町ぐるみで、
小学校の運動会がメインイベントみたいになっていたと思う。
屋台まで出ている学校もあった。
転校した先の学校に屋台が出ていてビックリしたことあるし。
それくらい運動会は盛り上がっていた。
で、昔は１位から３位くらいまで、賞品が当たってた。
えんぴつとかノートとか。
Ｍは当たったことが無い。当たり前か。
だからといって、ひがんだりしたことはない。
貰えるくらい速かったんだねと、相手を認めていたし、
遅いＭでももっと足の遅い人と走れば、いつか貰える日がくるかも？
なんて想像して楽しんだりして。
不公平だということで、今の時代はなくなったらしい。
そういうお楽しみが無くなると、運動会ってのがまた一段とつまらなくなる。
今の時代、運動会っていうのは義務テキに、
父母に見せる学習発表会みたいなもので、
踊りのためのコスチュームまで揃えたくらいにして。
で、また別の側面で面白い（？）ことがあって、
運動会の練習をしていると、小学校の近所に住むひとから
「うるさい」と、クレームがくるらしい。
時代は変わったなぁ……。
そんなにギスギスすることないじゃん。
Ｍも小学校のすぐ目の前に住んでいた事があるから良く分かる。
確かにうるさい。
運動会の音楽、スピーカーでが鳴りたてる声、
窓を開けなくても聞こえてくる。
でも、学習の一環だし、学校に文句言っても困惑するだけじゃない？
１年間続くわけじゃないと思って、その期間くらいは我慢したけどね。
今は大人が我慢しなくなっちゃったね。
まぁ、確かに近隣の住民への配慮っていう点では、
先生方も大人なんだから、少しは考えたほうが良いけどね。
スピーカーを最大にしないで、自分らで聞こえる範囲内にするとか、
がなり立てないとか、いろいろ工夫をすることはできるはず。
「学校の先生は非常識」という世間の常識もあることだし。
しかし、運動会の練習がうるさいとクレームを入れる時代なんだ……
ビックリ。
ということで、運動会なんてやらなきゃいいのに。
なぁ～んて、運動会嫌いのＭは思ってしまう。
土曜日、日曜日は、親の職場の稼ぎ時なんじゃない？？
そんな時に運動会のために休むなんて大変だね。
というか、休めない親もいる。
そういう時代の流れなのか、午前中で終る運動会もあるとか。
それでいて、土曜日開催の運動会でも月曜日が休みだったりする。
なんか、おかしい。
日曜日にしっかり休めるでしょうが！
月曜日は登校させぇ！ って言いたい。
運動会、もういらないんじゃない？？
時代は変わっていくのよ。
学校行事も変えなきゃ。
せめて記録会とかにして平日やる。
見に行ける親は行く。
それでいいんじゃないスか？？
無くなるとさみしいけど、必要があればまた復活するのよ。
そんなものだとＭは思ふ。
