実家の押し入れに、衣装箱に入れた大量のアルバムがあった。
今まで姉の娘に使わせていた部屋の隅に置かれたままで、
その下の床は結露で抜けそうになっている。
出る時くらい掃除して行け! と、悪態をつきながら掃除して、
ついでにパラパラとめくってみた。
生まれたばかりの姉の娘を抱いている、4歳くらいのMの息子。
ほとんどが、Mの母と一緒に写っているものだった。
このころはまだ姉の娘も可愛かったのに。
写真を見ていると、あっと言う間に時間が経ってしまう。
1冊ずつ出してきては見入ってしまった。
しかし、昔のアルバムってなんでああも重たいんだろ。
元通りに衣装箱に入れようとしたけど、なかなか難しくて、
とりあえず縦にして収納したけど、ふたが閉まらない。
……ま、いっか。
というか、この大量の写真、どうする??
ほとんど捨ててもいいような写真ばかりなんだけど、
母にしてみたら、思い出なんだろうし……。
かといって、母の今後を考えたら結果的に処分することになるはず。
面倒だなぁ……。
そういった面倒なことがこの先、どんどん増えていくんだろうなぁ。
なんせ昔の人だから、物を捨てることを嫌がる。
特に、写真は捨てづらい。
デジカメが普及して、パソコンの中で管理していても、
整理が必要で、いちど撮ったものはやっぱり削除しづらい。
写真ってのは、ある意味やっかいだ……ね。