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歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

つるむらさき

2015年09月10日 | 料理 -kitchen-
夕方、スーパーで夕飯の買い物をしていたら、

「月山」

の文字が目に飛び込んで来ました。

「つるむらさき」という、今まで使ったことのない葉物で、ひとパックに8株くらい入ってて、199円(税別)。

あら、お安い!という思いもあって、直ちにカート入れ。



ついこの間(といっても一ヶ月程前)、旅したばかりの、月山(がっさん)。

そこで頂いた精進料理があまりに素敵で、お土産も「薬草茶」とか「きのこ茶」とか、、、地味で渋いのばかり。旅から帰った後もすっかり影響されて、山菜やら、きのこやら、胡麻豆腐やら、、に、つい手が伸びる日々でした。

そしてこの度見付けたのは、彼の地より来たりし、つるむらさきなる、未知の野菜。

こんな場所の普通のスーパーにも、繋がっていたなんて。





特別な旅で訪れた場所は、特別な愛着が湧くもので。
天気予報とかでもついつい、その土地の天気、見てしまいます。

そんな想いもあって、即断で買うことにした、つるむらさき。

帰ってから調べたら、茎も葉も全部食べられて、捨てる部分が無い!という、素晴らしきシロモノでした。




葉っぱはさっと湯がいて、豚しゃぶに和えて。白ごまとゆずポン酢で。

茎は、豆腐と一緒に、お味噌汁で。味噌は信州の。

茎の味はほんの少し苦めですが、クセもなく。
葉っぱはホウレンソウとモロヘイヤの中間みたいな、、、。

熱を通したら、少しぬるっとしたとろみが出る感じでした。モロヘイヤほどではないけど。

山の滋味。

松茸御飯と共に、美味しく頂きました。




つるむらさき‥‥Basella alba 蔓紫 ツルムラサキ科つる性一年草

東南アジア~中国南部原産
英名: Indian spinach, Malabar spinach
中華料理では 木耳菜(ムーアルツァイ)
ベトナムでは モントイ
日本では主に沖縄で栽培され、じゅびん(地紅)と呼ばれ、おひたしや味噌汁の他、じゅーしー(炊き込み御飯)の薬味ににも使われたり。
緑色のものが、山形や福島のあたりで栽培されている。

栄養価高し(ホウレンソウよりも)。ビタミンA、C、カルシウム、鉄などを非常に多く含む。




あ、沖縄 という単語が出て来ましたが、
沖縄も、特別想いのある、大事な土地です。

で、
もう間も無く、毎年恒例の、沖縄宮古島旅行が迫っています。
「わくわく」と同時に、旅行前の常である:仕事詰め込み・やることモリモリで、「バタバタ」で、

だいぶ、せかせか、しています。







臨死寸前麻婆豆腐

2011年06月03日 | 料理 -kitchen-
会社で、

「得意な料理ってあるんですか?」

って同僚に聞かれた時、

咄嗟に答えが出ませんでした。


気づいたらもう、ずいぶん長いこと、まともに自炊をしてなかったのです。

得意な料理も忘れるくらい。


結構、我ながらショックでした。

確かにこの一年ほど、か。
「とにかく実務を重ねて、修業を積む!」と
気合いを入れて、
忙しく働きすぎて、
おろそかにしてきたことがあったなあ、、と。

食の面は、だいぶ、杜撰になってました。(杜撰=ずさん、って、意味の割にはキリッと、恰好良すぎる字面ですよね。関係ないけど。)


それで、
珍しく、けったいな咳の出る病にも罹ってしまったし。ネギ首に巻くだけで治したけど。(←この事実、自分の中で伝説化してる。)


と、いうことで、

自炊復活宣言!
今年は(ってもう半分近く終了しておりますが)、未だかつて成し遂げた試しが無い、
「貯金」
という大事業に取り組みたいし。


早速、颯爽と、懐かしのサミットへ。

職場が変わって、通勤ルートにまともなスーパーが無くなったせいも、あったかもね。


サミット。かつて(つい一年前)は、本当に、今日の一食を食べられるかどうか、、という貧窮ぶりで、まあよくぞ病みもせず、むしろのほほんと生き伸びて来たものですが、
そんな時代に、この、たくさんの食材がたっぷり溢れかえるスーパーってところは、場違いな天国のように思われたものでした。

十円、いや一円単位で、「あれなら買える、それに少なくとも3日くらい粘れるから、、」などと、
一人、張り詰めた超戦慄モードで、苦悶していたものです。



と、話がとても逸れがちですが、


サミットで久々のお買い物をしながら、

独立したての初心を、しみじみ思い出しつつ。

そして、
ある程度、けっこう平気に、あれやこれやをお買い物できるようになった現在の境遇に、しみじみ、感じ入りながら。


そうして買った食材で作った
久々の「得意料理」は、

麻婆茄子豆腐。


簡単な「麻婆豆腐の素」みたいなやつを活用しつつ、
調味料や、挽き肉、茄子、あと、白いぶなしめじなんかを追加して、
ささやかながら、ひと手間アレンジを施した一品です。



味付け過ぎて、ちょっと濃い出来上がりになってしまいました。

が、

翌日の昼のお弁当用に、ほど好く余らせることも出来たし、18穀入りのごはんは上等の炊き具合に。



自炊して、

一息ついて、一日の終わり間際に、やっとほっとして、
少し、ぼーっとする。

お茶なんぞ、飲みながら。



その時の、満ち足りた感ったら、、、






一人暮らしを始めると、まず、母親の凄さを思い知る。

毎日こんな、一日に三食分もの食事を、作っていたのか、、こんな面倒くさいことを!

と。



次に、
仕事を始めて、特に独立してフリーになったりしちゃった時に、
父親の凄さを、やっと、思い知る。

自身のみならず、
家族を養うべく、それに必要なお金を稼ぐために、仕事をこなす。毎日毎日。って、
こんなに、大変だったのか、、!

と。


親の為してくれたことの凄さって、
気づいたらもう、一体どうしてそれに報いられよう、いや無理無理、全然無理、恩返し、全然ペイ出来ないわ。

って、
途方に暮れてしまう。


ほんと、考え出すとそのまんま臨死体験しそうなほど、

気が遠くなります。



、と、
そんなふうにして、感謝やら困惑やら満足やら、色んな思いの混濁に呑まれながら、


自分で稼いだお金で買い、自分の手で作った麻婆豆腐を、頂いたのでした。








ツナコンサン

2010年02月19日 | 料理 -kitchen-
今日のお昼のお弁当は

ツナコーンサンドイッチ。



ライ麦パンに、

ツナとスイートコーンを、マヨネーズで和えたものを、
サンドイッチング。


調え味に:

・オリーヴオイル(エクストラバージン)
・レインボーペッパー(四色コショウ)
・スイートバジル(チップ)
・コリアンダー(パウダー)


スパイスばかりは、妙~に取り揃えてあったりする、
マイキッチン。


ちなみにお茶は、
バニラフレイバー・ティー(リプトン)。


、と、

つらつらと書いてみると、ニュアンス、エレガントな雰囲気。
と、錯覚できますね。
カタカナ羅列効果か。


実体は:単なる、
家計節約サンドイッチ・ランチ。




自分で作ったものを食べるのが、自分のからだにとって、
どうも、
楽~な感じがします。
全然たいしたものじゃなくてもね。

何が入ってるやら、、という 不安要素が極めて少ないからか、
安心できる というか、
しっくりする、というか。




今日は、晴れ。
いっそのこと、ピクニック的な お出かけ的なことをしたくなる、
あかるい陽気です。
ただし、寒いけど。



黒豆と玄米おむすび

2010年01月04日 | 料理 -kitchen-
大晦日から仕込み始めて、3日間。
黒豆が 出来ました。




 黒豆(kuro-mame)

  材料:丹波の黒豆(1袋=200g)

     きび砂糖(沖縄の) 180gくらい
     水         6カップ(1200ml)くらい
     しょう油      小さじ 1杯
     酒         小さじ 1杯


 野口がネットで調べて適当に情報を統合して作ったやり方:

  1:豆をざっと洗う
  2:鉄クギ(5本くらい)を入れたお茶パック、きび砂糖、水、しょう油、酒をまぜたのを、
    鍋に投入、ざっと火にかける
  3:沸騰したところで豆を入れ、もう一回沸騰したら火を止めて
  4:一晩寝かす。

  翌朝、
  5:中火にかけつつ、アクを丹念にとる
  6:キッチンペーパーで落としぶたをして、さらにふたもして、
    超弱火(ホタル火)でぐつぐつ煮続けること、
    4時間くらい?このとき、ふたは絶対開けない。
  7:火を止めて、そのまま寝かす。冷やす。

  翌朝、
  8:ちょっと見てみて(ひとつ試食)、
    1カップくらいの水をさらに入れて、また超弱火でぐつぐつ煮てみる。
    4時間くらい?
  9:火を止めて、またそのまま置いて、冷やす。
    もう一回、「超弱火でしばし煮る+自然に冷やす」を繰り返す。
    (どっかの時点で、クギ入りお茶パックを取り出し、キッチンペーパーを取り替えた。)

  10:さすがにもういいんじゃないか?って思った頃に、
     試食してみて、
     切り上げることにする。

  11:完成!


     *


甘さがぐっと控えめで、
「わたしは豆です。」という、しっかりとした「豆です。」的存在感のある、
シワも無い、ふっくらつやつや、
黒々とした「黒豆」の、出来上がり!


甘すぎず、またフニャフニャじゃない感じが、我ながら上出来と、自画自賛。
初挑戦にしては上出来!


実質、これが2010年の初料理でした。
幸先良いね。





この黒豆と、
もう一品。



玄米(十八穀入り)のおむすび。

  十八穀は、
  「まぜてふつうに炊くだけ」っていう、市販のやつです。便利です。

  おにぎりにする時に、

   ・かつおぶし
   ・黒炒りごま
   ・金ごま

  を適当にまぜ合わせ、塩で結びました。
  (塩はアルペンザルツ!)


玄米は、
とても香ばしくて、歯ごたえがあって、美味しい。
炊く前に6時間くらい水に漬けとく手間と、水加減さえ気をつければ、オッケー。
ふつうの炊飯器で、適当な目分で、炊けます。

でも、
人によっては “強すぎ”て、
食べた後、ぐったりしてしまうこともあります。

そうでなくても 普通に けっこうおなかがふくれてしまうので、
てのひらよりも小さめのサイズにしました。


この二品を携え、

ちょっと懐かしいにて催された
持ち寄り新年会へ。





どちらも大好評だったので、ほくほく*


なんと「料理教室やってください!」なんてことも、言われたりもしちゃって、
「えーー?、、やんないですよ。」なんて言いつつ、
ちょっと嬉しい。

向こうもそこそこ酔っていた(&とても優しい良い人だった)とはいえ、
やっぱりそこまで言われると、なんとなく嬉しい。

どちらも 大した「料理」とは言えないけど、
目の前で食べてもらえて、
「美味しい。」と、率直に喜ばれるのは、
なんとも、嬉しいものですね。

料理教室か、、、、。いやいや、まだまだ!修業を積もう。




豪華なおせちに まぎれこむ。の図↓



おせちの壮大な光景を見ると

「あーーー、、、まだまだだなあ、、」と思わさせられます。
どいつもこいつも、全然作れない。

なぜか「料理研究家」的な 鋭利な集中力で、
黙々・粛々と、時に「うーむ、、」と唸りながら、
全品食べまくってしまいました。

結果、
さすがにぐったり。食べ過ぎちゃった;





黒豆は

次の日:

ちいさな野口邸にて ささやかに催された

ちいさな「お茶会」にて



ささやかに 再登場したのでした。

そんな
ささやかな ちいさなお茶会の話は、また今度。。。





おまけ。

なにげに連載的企画:「うちのホトトギス。」




ふたご状態になっております。


豚の冬至風呂

2009年12月23日 | 料理 -kitchen-
久しぶりに、
「のぐっこさんの台所」から、お届けします。



 ベビーサンローズと ゆず

  ベビー・サンローズ(花蔓草/アプテニア)
   Aptenia cordifolia
   ツルナ科アプテニア属  南アフリカ出身 多肉系

  ホンユズ(柚子)
   Citrus junos
   ミカン科ミカン属  中国西域出身 常緑系
  


* * * * * * *


12/22は、冬至でした。


冬至。すなわち、冬の頂点。

これにて、
“ひたすら下降して行く日々”は
もう終わり!お仕舞い!


あとは春(そして夏)を目指し、まっしぐらに昇るだけ!


そう考え始めただけで、
もう、明日から色々なすべてのことが、明るく楽しく昇り調子になっていくように思えて、
無性に嬉しくて、仕方なくなって来たりして。


* * *


冬至 というと、
柚子(ゆず)の風呂=「柚子湯」に入るそうです。

入りました? ゆずゆ。
上から読んでも・下から読んでも。 ゆ・ず・ゆ。

別名:「冬至風呂」っていうんだそうです。


そういえば、
なんで、冬至に「柚子湯」なのか ?


そのこころは:

「冬至(とうじ)」と「湯治(とうじ)」とを かけてるんですって!

へーー。ですね。


さらに、「柚子(ゆず)」は:

「融通(ゆうずう)が利きますように。」
という願いが込められているとか。

これも、
へ~~。ですね。




柚子って、

あの香り、、たまらなく素敵ですよね。葉っぱも、同じ香りがするんですよ!ちぎったりすると。


柑橘系のあの爽やかな香りが大好きで、
ポン酢は絶対「ゆずぽん」を買ってしまうくらいなんですけど、

なかなか、からだにも良い、優れたヤツみたいです。

ビタミンCのおかげで肌がスベスベになるとか、
冷え性に効くとか、
色々と、良い効果があるようで。


化学的には、
柚子の精油(芳香成分)に含まれるピネン、シトラール、リモネンなどの物質が、
、、なんたらかんたら、、

、、だそうで。

詳しくはこことか、ご覧下さいな。
(ネットで一発。ネットって便利ー。)




ゆず かわゆす




ということで、柚子湯。
上から読んでも・下から読んでも。


柚子湯の やり方は:
丸ごと2個、そのまんまお風呂に入れればオッケー。だそうです。友達によると。
これは簡単!



ちなみに 自分は、

残念ながら、入ってません。
諸事情により。


、、あ、でも、
日曜に、温泉に入ったんです~~~* 久しぶりに!柚子湯じゃなかったけど。

そのことはまた、別の話で書きます/




柚子湯に入れない 自分の「身代わり」として:

“豚バラブロック”を

柚子湯に入れてやりました。



要するに、煮豚です。


スーパーで ひと目惚れしてしまった 豚バラブロック(なぜなら安売りしてたから)。
こいつを手に入れた流れで、

「豚の角煮」的な、
肉のかたまりが食べたかったんだけど、

タレとかがめんどくさそうだし、
時間が やたらと かかりそう。


また、
折しも、冬至前夜。
幸運にも、柚子を 大量にいただいたのです*

ぜひとも、それらを使ってやりたい。




ということで、
ネットで ザーッとレシピを探し、

「塩角煮」
にすることに決定。


豚バラブロックを
ショウガと、酒と、ついでに たっぷりの柚子皮で、
ぐつぐつ・ぐつぐつ、煮込む。

つまりは、
「塩・しょうが・柚子湯」です。

なんか、、、凄~く、あったまりそう!
健康に良さそう。





どんな料理なのかと 説明したいところですが;

いつもの「のぐっこさんの台所」流に、
ネットで調べたレシピを うろ覚えのまま、
いわば“勘”で、
適当アレンジで やってしまいました。

だから、つくり方とかレシピとか、ぐだぐだなんですけど:


 1:カタマリのまま 全面強火で焼いて 焼き色つけて、

 2:湯通しして 余分な脂を落として、

 3:適当な一口サイズ(大きめ)に切って、

 4:煮ました。
   塩と、適当に切ったショウガと、適当に切った柚子の皮を入れて。

まあ、そんだけです。

日本酒とかみりんとかも入れた気がします。適宜。
塩は、一応、アルペンザルツです。(塩や油などの基礎調味料は、ちゃんと良いものを使うようにしています。)


そんな、冬至前夜。

この塩煮が、
かな~~り 時間がかかったので、

すき間の時間に作った:
「ほうれん草の 白ごま・海苔・ユズ胡椒和え」(写真無し)を

ご飯も何も無く 一気にカッ食らったりして
とりあえず 飢えをしのいだりしてたら、


塩角煮が出来上がった頃には もう、
食べてないのに おなかいっぱい、
膨満感。


翌日、


チンして食べました。
柚子の皮も一緒に和えて。



、、美味し。でした。成功。


やわらかい肉のかたまり。。。最高。

柚子も、最高。



まだある、柚子。
次は、、どうしようかな。


* * *




 omake*




 ゆずと もりっち



  ※もりっちの 素敵な展示(グループ展):

  2カ所(神楽坂Fuchsiaと吉祥寺poooL)で、同時開催中です*

  (神楽坂の模様は >>コチラ。
  (吉祥寺のも、素敵でした*仲道通をつきぬけた辺りにある、マンションの一階にあります。)


シルバーウィーク前編:食欲の秋

2009年09月23日 | 料理 -kitchen-
いつのまに そんな名称が付けられたのか:
「シルバーウィーク」。

けっこう長めだなあ、と、のんびりしてたら
案の定、さらりと終わってしまいましたね。

みなさん、ゆっくり お休みできましたか?



私は、と申しますと:

まず
「食欲の秋」ということなのか、



色々と“初挑戦モノ”を 作っては、もりもり食べました。


「炊飯器でつくるかんたんケーキ(レーズン入)」 とか。



「“スペイン風オムレツ”風・オリジナルオムレツ」とか

(ちょっと焦げた;これも隠しレーズン入り。お隣りの青年にあげたら、好評でした*)


「大豆炊き込みごはん」とか

(うまし。大豆は水煮済みの真空パックのを使ったので、超簡単だけど、ちょっと柔らかくなりすぎた。)


ネットで 超・簡単につくれるタイプのものを 調べ、
手元に有るもの、無いものを考慮して、
適当にオリジナルにアレンジして、作ります。

クセなのか、
料理中に 気が変わったり ちょっと実験したくなったりする
っていうことが多いので
毎回 案外、ギャンブルです。


特に この↓



その名も
「さつまいもの豆乳+チーズ煮 和風甘煮風」


っていう、やたら「~風」が多くて
正体も よく わからなくなってしまったもの。

当初は、ネットで見つけた
「さつまいものミルク&チーズ煮」
っていうのをやろうとしたのですが、

まず “ミルク”も“上白糖”も無いから “豆乳”と“黒糖”でスタートして

煮始めたところで
やっぱり
「さつまいもの和風甘煮」にしたくなり、

みりんとか 醤油とか、適当に 投下。


その結果、、、


、、とっても美味しいものが出来上がってしまいました!幸運。

強いて言えば
「なんとなく和風の気配がする シチュー(さつまいもだけがゴロゴロ系)」みたいな。

まあなんとか、なるものですね。


「適当」とは言っても、
ヒトの道を外れたようなことは別に していないおかげか、
今のところ、こっぴどい「大失敗」はありません。


そんな
ちょっと久しぶり:きまぐれ「のぐっこさんの台所」まさかの第2回、お送りしました。


全体的に うす黄色っぽい上に、単色っぽい、、。






のぐっこさんの台所

2009年08月18日 | 料理 -kitchen-
ワタクシゴトですが、

実は、
この世で、一番、
心の底から愛してやまない、大事な人がいます。

それは、、、





Coccoさんです。
(写真は、肖像権を考慮して、全く別モノのCoccoさんです。)

Coccoさんは、
沖縄出身の歌手です。

要するに、ファンです。いや、ただのファンじゃないよ。けっこう熱めのファンなのです。

大好きすぎて、
ライブツアーを追っかけて、果ては沖縄まで行き、かの地で 無一文になった。
という 素敵な逸話もあるほどの、
命がけな、ファンです。



そんなCoccoさんが、このたび(8月15日付で)、
お料理をテーマにした
『こっこさんの台所』というエッセイ本を出しました。



ついでに
ひさびさの新曲も出してくれまして、(現時点ではPC配信限定ですが)
当然ですが、エンドレスにリピーティングしております。

ついでに申しますと、
去る8月15日、
出版記念の特別ライブが 渋谷のタワーレコードでありました。
当然ですが、行って参りました。
200名という限定枠を、なんとか勝ち取り。

人前で歌ったのは、一年半以上ぶりになります。
そんな激レア・フリーライブ。

それはそれは、
感極まるものでした。

詳しくは申し上げますまい。

とにかく、嬉しかったです。
また復活してくれて。また歌が聴けて。


大好きな誰かが活躍してるのって、それだけで とてつもなく励みになるし、
大好きな誰かが頑張っていると思うと、
一日一日が、いちいち嬉しく、楽しくなります。


四季をテーマにした四つの新曲も素晴らしいし、
肝心の本のほうも、ボリュームたっぷりで、良かったです。
(良かったら買って下さい。)




以上、宣伝でした。すいません、ありがとう。


で、

当然ですが、
早速 影響を受けまして。


よーし自分も、積極的に台所に立とうかな!
と、奮起。


第一号は、

かぼちゃの煮物。

  セイヨウカボチャ(西洋南瓜)

   Cucurbita maxima
   ウリ科カボチャ属  アンデス山地原産  
   英名:Pumpkin, Squash
   語源:ポルトガル語で「カンボジアのウリ(Cambodia abóbora)」


出来は、
まずまず。まずまずの滑り出し。


これ 実は、初挑戦でした。

以前 友人が サラっと作っていたのを目撃してから、
あれ、もしかして簡単なのかな?と、頭の片隅にあったもの。

ネットで調べてみたら、
ほんとに簡単!
しかも所要時間10分くらい。あっという間でした。

 1:かぼちゃ(4つ切り)をレンジで2分チン。
   種わたを取り除き、一口大(大きめに)切る。
   そして、鍋に敷き詰める。(皮を下に。)

 2: だし(粉末) 適当
    水     200cc
    酒     大さじ2
    みりん   大さじ2
    醤油    大さじ2
    砂糖(黒糖)大さじ2

   を入れて、ぐつぐつ煮る。

 落としぶたをするといいのだけど、無いから、ただの鍋ぶたをして、
 12分くらい。

、、以上。


半分食べて、半分はお弁当用にストック。



もひとつ、ご飯モノも。



枝豆(もちろん秋田産!)の十六穀入りご飯。

ふつうに塩ゆでした枝豆をまぜて、だし粉末入れて、十六穀の素みたいなのを入れて、炊くだけ。



これだけで、やたらと満足。
これだけで、急に「出来る男」になった気分。

いい気なもんですね。
これを毎日続けるのが、大変なわけだ。

* * * *

そして、第二弾。


「そういえば、冷蔵庫の中に、、」と
取り出したるは




ブルーベリー!

   Vaccinium spp.
   ツツジ科スノキ属シアノコカス節  落葉低木
   英名:blueberry
   別名:ヌマスノキ(沼酢ノ木)、アメリカスノキ


これ、
「うちで採れたの。」と、
植木屋さんの友人がくれたもの。

けっこう大量に頂いたので、なかなか食べ尽くすきっかけもなく
冷蔵庫にて 安らかに眠っていたのでした。


さすがにそろそろヤヴァイんじゃないかな、、と、引っ張り出してみると


 ・・・芳醇な ワインのかほり。・・・


あらら、良い匂い。。。つーか、もしかして“発酵”が始まっちゃったのか?


慌てて「調理せねば!」と思い立ったのですが、

さしたるネタが無い。

結局、
ジャムにすることにしました。



煮詰める。
ぐつぐつ。



たちまち
甘いワインのかほりが~~~♪

煮え立ってトロトロしてきてる、、っぽくなったら、

砂糖(=沖縄産の黒糖)を、適量(きもち、多め)に。



これも、あっという間。

ブルーベリーはなかなか固まらないので、ペクチンを加えるといいそうですが、
ペクチンなんて無いので、きもち長めに煮詰めてみた。
でも、煮詰めすぎると風味が落ちるので良くないらしい、ので、

早々切り上げ。



出来上がりー!


だがしかし。

そういえば。

詰めるビンが無い。


となると、早速消費してしまわねば!
ということで

ホットケーキを作って、垂らしました。



ホットケーキは どっちかというと得意なはずなんだけど、、

新調したばかりのフライパンの加減が まだ読めず、
ちょっと焼きすぎた。あんまり見栄えよく出来なかった。。

盛りつけも、ちょっと酷いけど。まあ善し。


一気に平らげて、
グッタリ。




おともには、紅茶を。

友人から頂いた、ウバの紅茶(from スリランカ)と、
これまた友人から頂いた KUSMI のアールグレイ(from パリ)を、
適当に調合して、ミルクティーにして 頂きました。


ごちそうさまでした。


自分で料理すると、内容自体は大したもんじゃなくても、
満足感が違いますね。


以上、きまぐれ「のぐっこさんの台所」からお届けしました。


 *


ちなみにのぐっこさんの台所から見えるのは



 シラカシ。お隣さんのお庭より。

  白樫
  Quercus myrsinifolia
  ブナ科コナラ属  常緑高木(15~20m)
  英名:Japanese White Oak
  材が白色だから、「シラカシ」。
  だけど、樹皮が黒いから「クロカシ」とも呼ばれる。
  、、どっちや;




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