歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ひさしぶりの森

2009年09月29日 | 遊興 -pleasure-
日曜日、ひさしぶりに「森のテラス」へ 行きました。



東京・仙川にある、森の中の一軒家。

「国分寺崖線」という、立川~世田谷まで続く段丘の、
雑木林の中にあります。


造園家:山田茂雄の自宅 兼 事務所であり、また
「森の四季を楽しんでほしい。」と
“オープンガーデン”として 広く開放しています。



通称:”森テラ”。

静かでありながら、にぎやかでもある。
言葉にしがたい不思議な心地好さに、どっぷりマッタリしてしまいながら
心は なんだかわくわくしてくる、素敵な場所です。


前の職場です。
と同時に、少し前まで 暮らしていた場所でもあります。
秋田の「森のテラス」と、こちら:仙川の「森のテラス」とを、
二年間、行ったり来たりしていました。

改めて
“お客さん”として来るのは、もしかしたら、初めて。

* * *

この日曜日は、
”森テラ”にて、友人の歌唄い:ナミコユタさんの主催する
サウタ カフェ」 というイベントがあったのでした。


ナミコユタさんとは、
この森で知り合ってから、ちょこちょこライブに足を運んでいるうちに
「娘の成長をハラハラ見守る親心」みたいなものも芽生え(笑

いつしか 大ファンになりまして。
また、この夏、一緒に秋田に行く、などなど、仲良くさせてもらってます。
(秋田旅行の模様は:ここらへん>>「旅録」


そんな、ナミコさん(←と勝手に呼んでいる)、

めでたく妊娠9ヶ月。臨月。ということで
今回のイベントが、出産前にしてラストになる、節目のライブ。

ならば、
行かねば。と。


前の職場なので、いろいろと、正直複雑な思いも、あったり、なかったり、しましたが
ここは、行かねば。と。

で、

実際 来てみたら

良かった。

やっぱり とても好きな場所なので
じわじわと
嬉しさが、笑顔になって こみ上げて来ました。

あと、
ちょっと“キュン”とする感じと。





久しぶりの森は



どんぐりでいっぱい。

緑がまだ青いので つい油断しますが
上の方では ちゃんと秋が進んでいるようで

ときどき

「カツーン!」と、
落っこちて来ます。
ちょっとデンジャラス。




森は
なんか変わったような 
なにも変わらないような。



ああ、
置いてあるもの、飾ってあるものが、
ちょこちょこ変わっているんですね。
季節に合わせて、あしらっているから。


森 それ自体は

 


季節の移ろいによって たえず変化していくものだし

と同時に、

いつも変わらずに、そこにあるもの。


変わったな というように見えるも
変わらないな というように見えるのも

たぶん
自分の心次第なのでしょう。



変わったようでもあり

変わらないようでもある。





「サウタ」とは
お茶+歌のこと。
美味しいお茶(とお茶菓子)と、音楽を一緒に楽しんで下さい。という
イベントが、「サウタ・カフェ」。

また、裏のテラスでは



手作り作品の“市”も開かれ
今回も 可愛いものが豊かにあふれて、
幼い子どもたちの歓声も相まって、



にぎやかに。




こだわりのお茶(とお菓子)は、このイベントの醍醐味のひとつ。

今回は↓

えーと

「栗のブラマンジェ と ラム漬けレーズンとポピーシードのクリームチーズパウンド」
(お品書き参照)

お茶は
「生姜焙じ玄米茶」をセレクト。


たいへん可愛らしい~。

飢えたノグチは 瞬殺。


とくにパウンドケーキが、美味しかった。あと10倍はたべられる。



ライブは3組。

トップバッターは、テラスの、森の木の下で。



やはりサウタカフェつながりで お馴染みになった:壱零base(イチゼロベース)こと
天野十兵衛さん。(←本名。)

[ハンマード・ダルシマー」という、
ピアノの原型 というか
グランドピアノのふたの中にあるあの、弦がずらーって張ってあるアレ、みたいな
お琴みたいな、
珍しい楽器を演奏します。

チェンバロみたいな音が どことなくオリエンタルに
宙に響きます。



抜群に 森に合う。
響き合う。


BGMには、

森をゆらす風の音と

きまぐれな 鳥の鳴き声と

どんぐりの「カツーン!」。

静かなようで、にぎやかな、森の音たち。



森の中に包まれて聴く音は

不思議と、
まあるく やわらかく、響きます。




二番手は
ナミコさん。ナミコユタ・トリオ。



曇り空の
白い 平らな光が 薄く淡く射し込み

あたたかい照明と あたたかい陰影に包まれる、
あたたかい木の色の、リビングで。


歌うは ナミコさん


(with :赤子 in her 腹)


アコースティックギターのかいくんと
バイオリンのふくちゃん


絶妙のトリオ。そもそもトリオ:3 っていう数字って、
ミラクルの起る、絶妙のバランスだと思います。


ナミコユタの音楽は、

淡々と静かに始まり
きっと どちらかというと寡黙な雰囲気なのですが

淡々、と思いきや

ある瞬間に ふっ と勢いを増す三重奏は、




安らかにして 切迫した緊張感があり、
やさしげな“静”のなかに、劇しい“動”がある。

胸をくあーっと 熱くさせるもの、そしてなんだか、
ぞわーっと鳥肌が立つものが、あります。

それは すごい集中力で

こちらも 固唾を呑んで 拳を握り締め

息も忘れて
ぐっと魅入ってしまうものがあります。




ナミコさん。


良かった。

いつも、その時は「打たれて」いるので、
頭が回らず、
本人やアンケート用紙を前にして 大した感想が出て来ないのですが


いつも、前よりも良くなってる。
今回も、良かった。


これでしばらく見納めとは、寂しい限り。
またのライブ活動再開と、音源化、熱望。

まずは、安産を祈願 (-人-)'''''''''''念


三組目は、お初

aya colletteさん。

「(自分の)子どもが寝てるスキに、」と

ダラララランッ♪



相当な手練と見受けられる 華麗なるピアノのゴージャスな弾きっぷり。
まずそれに、感嘆。あんなに豪華に弾きこなされて、あのピアノも嬉しかろうなあ、と。

そして
「矢野顕子さん」を彷彿とさせる、
こちらを向いて にこにこと、しゃべるように唄うような感じが
ほのぼのとして、また可愛らしく
シャンソンっぽさもあり、
ほんわか。

とっても まったりしました。





ちょんまげ・おさなガールが
半階上の小窓からのぞいてて、
劇しく可愛かった*




長いような 短いような

森のひととき。



サウタのみなさん、
ありがとう。おつかれさまでした。

おかげで、なつかしい森にも来れました。



ありがとうです。




ナミコさん、

がんばって、良い赤子を産んで下さい。





ナミコさんの音が聞けるMySpaceのページ>>MySpace:ナミコユタ





キキのキちゃん

2009年09月27日 | 遊興 -pleasure-
土曜日に行った
友達の展示の お知らせです。

もうすぐ終わっちゃうから、お知らせだけ、取り急ぎ!
レポートは後日.





代々木八幡・富ヶ谷にある、天然酵母パン屋さん:「ルヴァン」。
グラム量り売りで買える、美味しい天然酵母パンのお店。

その右隣に併設されているカフェ:「ル・シァレ」にて

アトリエ・キキ」の片割れ、樹(みき)ちゃんが、
今、作品の展示をやっています。

以下、樹さんのメールより転載**

*********************

2009.9.19‐29 まで
富ヶ谷のルヴァン、カフェ 「ルシャレ」で個展が始まりました〓

今回はアトリエキキではなく、私の好きな作家さん2人と出展しています。

〓一人は「rainbows works」のサンキャッチャー
太陽の光を受けてお部屋にレインボーのキラキラが広がります〓

〓もう一人は「sun sun」ヘンプをつかった可愛い刺繍ヘアゴムなどを作っている作家さん。
グラスルーツに卸しているいつもの作品とは違った 全て一点もの達です。

〓そして私は‥いろいろ作っちゃいました〓

革こもの:〓お花コサージュ&ヘアゴム、ブックカバー、カード入れ、カバン〓、ポーチ、
リネンストール(染めました〓)、アクセサリー、お勧め本〓など。

自分が身につけたいもの、使いたいもの、お勧めしたいものを揃えました〓

お近くに来た際には、是非寄ってみて下さいませ〓

場所:小田急線 代々木八幡駅
改札出て右へ高架下をくぐり抜けたら左へ道なりに。小さい商店街を歩きます。右手のコンビニを過ぎると大通り(井の頭通り)に突き当たります。近くの横断歩道を渡ったパン屋さんの隣のカフェです〓

※連休中は閉店時間不規則なのでご来店の際は下記の詳細をチェックしてみて下さい。毎日10時OPENです

20日(日)~22日(火)→7:00まで
23(水)→6:00
25日(金)、26日(土)→7:30
27日(日)→6:00
28日(月)、29日(火)→7:30

期間中のお休みは24日(木)のみです〓 お待ちしてま~す〓



***************************

ちなみに 〓 ←は、いろんな絵文字だった部分です。



これ☝が
繊細な技術をもってして皮で創られた、花のコサージュ。


そしてこれ↓が

レインボウ・キャッチャー。

きらきらしています。
中に水を入れて、ハンギング植物ポットにもできるシロモノ!

セレブだったら買い占めていたところでした。



お互いの名前に偶然にも「木」と「樹」が入っていることから
「キキ」というコンビ名になった、アトリエ・キキのふたり。

現在、それぞれソロ活動中。


3年のコンビ活動をまとめた 可愛いポートフォリオ・ブック(超限定品・レアモノ!)も
手に入れることができます。



どのページにも、かわいいセンスが みちあふれています。

というかね、

作品が、ほんとに素敵*


ノグチも色々と、愛用しております。

パン屋さんやカフェ自体も とても素敵なので、
ルヴァンのパンや、コーヒー、ハーブティーなどを 召し上がりながら

のんびりと、どうぞ*


29日(火曜)までです!




キキのキの方が、 お待ちして居ります。


*


ウロキョロ

2009年09月25日 | 徒然 -tzure-zure-
今、ノグチゾウエン 初:
「設計」を、やっています。


見積も、自分ひとりで作って、
施工も、基本、自分ひとり。


やるべきことが いっぱい。
足りないものも いっぱい。

頭の中は もやもや。
心の中も もやもや。


カオス。

でも、

なんだかとても、面白い。


ただし、
まだどうなることやら わかりません。
見積や設計案がダメなら、はねられちゃうもの。

だから、詳しいことは言えないんだけど。


頑張ります。

ちゃんと めでたく、晴れて「ひと仕事」になるように。




庭づくりのヒントとなるのは、
それこそ「誰かのお家の庭」だったり、「自然」だったり。町中にいくらでも転がっています。


ホームセンターに


現物の調査をしに行くのも、必須。



そうでなくても
とにかくいつも 町中を キョロキョロ見渡して、

「なんか、素敵な花はないだろうか。」
「なんか良いアイデアのヒントが転がってないだろうか。」と

とにかくいつも、何かを、探しています。

簡単にいえば、
よさげな花 とかを。



これ、最近 眼に飛び込んで来て、いたく気に入った花。

周囲の空気から パッとまぶしく
浮き上がっていました。



たぶん キク科だと思うのだけど、
葉っぱが多肉質で(それもまた可愛らしい)、
でも「マツバギク」とは明らかに違う、、


なんだろーなー。

名前が特定出来ないと、使いたくても使えない。



これも、
浮き上がっていました。
 ↓



ちっちゃいんだけど、
日だまりの中で、光っていました。

写真でも、「浮き上がってる感」が出ているでしょう?


そしてこれも、
まだ、正体調査中。
一回調べたのに、また忘れてしまったり。
手元に図鑑がなかったり。


もやもや。

ああ、なんだろう、
なんだろう、なんだろーー。


わからないことが、まだまだたくさんありすぎて、

日々是、勉強。
仕事も勉強も、同時進行です。




「読書の秋」 と 申しますが

最近
本を開いた途端に
がつんと
いきなり 眠くなります。


脳が、からだが、拒否してるのか?とおぼしき勢いで、
すこーんと
眠くなる。


なんでだろう。
なんでだろう。なんでだろーー。


* * *


ウロウロして キョロキョロして

アンテナを張っていると、

なかなか
そこそこ、珍しいものにも 出逢えるもの。



サルスベリの
宙に浮いてる花びら。激写。


特に意味はなく。
ただ撮れて、嬉しかっただけ。


サルスベリの花も、もう終わり頃ですね。

なんだか、早かったなあ。



いつもはけっこう長く感じるんだけど
今年はやたらと短く感じた、
夏。


なんでだろう。


「夏」ということばすら すでに
懐かしい、遠いもの のような。





シルバーウィーク後編:遊びに仕事に

2009年09月24日 | 徒然 -tzure-zure-
敬老の日があるから “シルバー”だと、思っていたのです。
たぶん それもあるけれど

実は
「ゴールデンウィーク」に対してのネーミングだと、
この連休は、どうも、長いな、、と思い始めたところで やっと気づきました。

そんな「シルバーウィーク」。

友人に会ったりも、しました。



高知へ単身移り住み、パン屋さん(+その他もろもろ)をやりながら頑張っている友人が、
このたび、一時凱旋。

その おさな馴染みの友人たち=通称:“ナカノ・ガールズ”(仮)と、
馴染みの 高円寺のカフェで。

ゆるーく
他愛ないことを喋って ケラケラ 笑い

まったくサプライズじゃないサプライズバースデイケーキを
瞬殺したりと


まったり 過ごしました。



あまりに ゆるーく ヘラヘラしてたから
あやうく見過ごしてしまいそうだったけど、

みんな、それぞれ、
すごーく 頑張っていた。
それぞれの道で。

自分は、やっぱり、まだまだ。
見ならって、頑張ろう。

そう、
ひそかに思ったのでした。





お台場にも、行きました。
「ゆりかもめ」に乗って。

ついこの前まで「ガンダム」が立っていたらしい公園の、
すぐ足下にて、


(↑ ガンダムの残骸)


建築学科時代の友人と、バーベキューしました。




マスコミは「最悪の不況」だとか言うけれど、
世間は、やっぱりなんだかんだ、忙しい。
不況のあおりをがっつり受ける建築の業界も、やっぱり、忙しい。

寝てないとか、休み無いとか、
大変そうです。

この日ばかりは、
子どものように。



やっぱり、

このみんなも、頑張ってる。
しかも、笑顔で、頑張ってる。

はーあ。

みんな、偉い。


お疲れ様。




これもまた
ゆるーく 時間が流れ、



ケラケラ笑ったり、
遊んだり、
お酒もいろいろ呑んだり、


オオバコのひっぱりっこ遊びもしたり

まったり。



この同級生の中で まさかの
「独立トップバッター」になってしまった 自分。なりゆきだったのですが。


チャンスをもらったのだから、生かさなきゃ。
自分も、もっと頑張らなきゃ。

と、思ったのでした。


はんぶん 川みたいな 東京の海を見ながら。








仕事っぽいこともしました。


(ビフォー。)


大家さんの庭で、
「うどんこ病」になってしまったモミジと、
そのお隣の、モッサモサになりすぎていた トウカエデ(唐楓)を、剪定しました。


「剪定」とはいえ、
古い馴染みの造園屋さんが 年に一度のお手入れにそろそろ入るそうなので、
そんな大がかりなものはせず。

基本的に、
病気になっちゃった葉っぱを とにかく落とし、



トウカエデのほうは、
風通しを良くする程度に透かす、「弱剪定」(おさえぎみの剪定)を。



  イロハモミジ(伊呂波紅葉)
   =Japanese Maple
   Acer palmatum

  トウカエデ(唐楓)
   =Chinese Maple
   Acer buergerianum


ちなみに「うどんこ病」とは:
葉っぱが 白く、粉がふいたようになる病気です。
カビみたいなもので、鬱蒼となって風通しが良くない状態だと かかりやすく、
ほっとくと どんどん伝染してしまう、植物の病気。


 <※以下 補記*>
  ただし、トウカエデは
  元々 葉っぱのウラが 白い粉をふいたような感じなので、
  見間違えそうですが、
 「うどんこ病」ではありませんでした。



毎日見るたびに 早くなんとかしたくて ウズウズしてたので
思い切って 話を持ちかけてみて、よかった。
悶々とした思いが、すっきり。


(アフター。)


木も すっきり。

自分の気も、すっきり。





そんなこんなの、シルバーウィーク。
休めた人も、働いていた人も居るでしょう。
お疲れ様です。


連休の最終日は
なにげに「秋分の日」。

明日から いよいよ
本腰入れて “秋” がやって来ます。



さあ。
がんばって仕事しよう。




がんばろう。


  朝顔 (あさがお)

  =Morning Glory
  ヒルガオ科サツマイモ属
  Ipomoea nil



* * * * * * * * * * * * *

 ※ 9/24:モミジおよびトウカエデの部分で、
   ちょっと紛らわしい書き方があったので、
   一部、補記・改訂しました。



シルバーウィーク前編:食欲の秋

2009年09月23日 | 料理 -kitchen-
いつのまに そんな名称が付けられたのか:
「シルバーウィーク」。

けっこう長めだなあ、と、のんびりしてたら
案の定、さらりと終わってしまいましたね。

みなさん、ゆっくり お休みできましたか?



私は、と申しますと:

まず
「食欲の秋」ということなのか、



色々と“初挑戦モノ”を 作っては、もりもり食べました。


「炊飯器でつくるかんたんケーキ(レーズン入)」 とか。



「“スペイン風オムレツ”風・オリジナルオムレツ」とか

(ちょっと焦げた;これも隠しレーズン入り。お隣りの青年にあげたら、好評でした*)


「大豆炊き込みごはん」とか

(うまし。大豆は水煮済みの真空パックのを使ったので、超簡単だけど、ちょっと柔らかくなりすぎた。)


ネットで 超・簡単につくれるタイプのものを 調べ、
手元に有るもの、無いものを考慮して、
適当にオリジナルにアレンジして、作ります。

クセなのか、
料理中に 気が変わったり ちょっと実験したくなったりする
っていうことが多いので
毎回 案外、ギャンブルです。


特に この↓



その名も
「さつまいもの豆乳+チーズ煮 和風甘煮風」


っていう、やたら「~風」が多くて
正体も よく わからなくなってしまったもの。

当初は、ネットで見つけた
「さつまいものミルク&チーズ煮」
っていうのをやろうとしたのですが、

まず “ミルク”も“上白糖”も無いから “豆乳”と“黒糖”でスタートして

煮始めたところで
やっぱり
「さつまいもの和風甘煮」にしたくなり、

みりんとか 醤油とか、適当に 投下。


その結果、、、


、、とっても美味しいものが出来上がってしまいました!幸運。

強いて言えば
「なんとなく和風の気配がする シチュー(さつまいもだけがゴロゴロ系)」みたいな。

まあなんとか、なるものですね。


「適当」とは言っても、
ヒトの道を外れたようなことは別に していないおかげか、
今のところ、こっぴどい「大失敗」はありません。


そんな
ちょっと久しぶり:きまぐれ「のぐっこさんの台所」まさかの第2回、お送りしました。


全体的に うす黄色っぽい上に、単色っぽい、、。






夕化粧

2009年09月20日 | 徒然 -tzure-zure-
土曜日は、いちばん ふぬけになる日。


あまりにも まったりしてたら
もう、
日暮れどき。


ふと気づくと



「さあ、これから、すごいことになりますよ。」と
言わんばかりの 空模様!


あわてて サンダルつっかけて
駆け出しました。


ああ!



やっぱり、すごいのが来た、、、。

前回、「好きです」と告白した、まさにその色彩模様が、
そこに繰り広げられていました。

これはもう、ワナワナです。ワナワナするしかありません。




樹木が 空の光を背景に「影絵」になる、この図。

「透景」というようですが、
ことさら好きな絵です。


そして
風が



ひやり

さっきまでよりも ガクンと冷たくなった風が ひと吹きすると
いとも美しい 本日の夕暮れ模様のドラマも



あっというまに

エンディング。


宵の藍が深まり

夜の青に落ちました。




「野川」の遊歩道には

夕陽を浴びて ひときわ まぶしく
紅く浮き立ち

ふんわり香っていた



“夕化粧”。

通称:
“オシロイバナ”。

 白粉花(おしろいばな)
   Mirabilis jalapa
   オシロイバナ科オシロイバナ属
   英名:Four o'clock(=4時)
   別名:夕化粧(ゆうげしょう)

  初夏~秋、夕方4時近くなると咲き始め、朝にまた眠ります。夜型です。
  品の良い、ちょっと粉っぽい(白粉っぽい?)香りを漂わせて。

  そういえば、同じように雅びやかな名前の
  「花魁草(おいらんそう)」こと
  クサキョウチクトウ(草夾竹桃/宿根フロックス)、似たような香りがしたような、、、。


良い香りに つられて
すこし摘んで。



テーブルの上に 活けました。

一緒に摘んだ “ザ・雑草” こと イネ科のナニカ(笑;すみません)も、
添えて。




カーテン代わりに垂らしている 沖縄の 紅型(びんがた)の布が
夜の風に ゆらゆら 揺れています。

その静けさが また、
秋っぽい。


ついでに
友達から送られてきた ハガキの写真のネコが
ちらりと目に入って、


ふっ、と、 にっこり。




きれいな夕焼けを 見とどけることが出来た日は

ただそれだけで

「今日は良い一日だったな。」なんて、思うのです。


桃の紫に青が刺す

2009年09月17日 | 徒然 -tzure-zure-
ひとめぼれしました。



自分の好きな「色彩」の要素が、つまってる。


静かに燃える
「たそがれ」

あるいは
「あけぼの」。

朝と夜のはざまの、
わずかな ひと刹那の、色彩。

その 儚(はかな)い 短い時間、
儚いがゆえに美しい その瞬間を思わせる、
夢か幻のような、色彩です。



桃色まじりのムラサキ色は、
やわらかくて あたたかくて 冷たくて
とても深く。

うれしいような 哀しいような
わけのわからないものが こみ上げて来ます。



そして その先端には

空や 海を想わせる

目の醒めるような
凛々しい青が。


青。

深い藍、
青錆、
灰青、
群青、

蒼。

なんでも、
「あお」なら、好きです。

「青」は 一番好きな色で、
ゆえに、いつでもどこでも、眼は「青」を探しているようです。


だから、
まず目に飛び込んできたのが、この「青」でした。


花びらの 先端のほうだけに すうっ と
澄んだ青が挿してあって、


夕暮れの桃色ムラサキに 融け合うでもなく
うすい花びらの上で
それらの色が 淡いグラデーションを成している。

、、、、

どうして そういうことになっているのだろう、

そういう奇跡的に美しい現象が
ただひとつの花の上で起こっている、

っていう、
その「事態」が、なんか、
ほんとに奇跡に思えて、

奇跡というのは
いっくら考えてみても分かるものではないから

その「意味の分からなさ」が ますます
「よくわからないけれどこみ上げる感情」を さらに煽るようで、


宵まぐれに ひとり

やたらめったら、
キュンと来てしまったのでした。














お隣りの「白花曼珠沙華(シロバナマンジュシャゲ)」も 
最高の 引き立て役。

彼の白い花びらにも、やさしいピンクが うっすら混じっている。

ちなみに
黄色やオレンジも混じっていて、
ゆえに
彼の方は、「たそがれ」や 「あけぼの」というより

どっちかというと、

「白昼夢」のイメージ。







たまらず ドアップ。


「こんな色模様を、ひとつの庭の中に 展開できたら、、、」

と、

少し 夢見心地に心を馳せつつ

これから作ろうとしている庭のアイデアが ひとつ、むくむく。



そんなわけで
今日も良い一日でした。


チャリの道ゆき

2009年09月16日 | 徒然 -tzure-zure-
最近まわりで
「ランニング」に勤しんでいる人が
増殖中。

 ・「運動不足の解消に良い」

 ・「気分がリフレッシュできる。」

 ・「達成感がある。」

などなど。

まあ なにより、

 ・「お金がかからない。」

これが、一番良いポイントですよね。

良いこと尽くめ。

けっこう のめり込んで
「走らないと、なんか、スッキリしない」
っていう身体になってしまった方も おられるようです。




そういえば 自分も
パソコン仕事が増え、明らかに運動不足。
体力の顕著な落ちっぷりを感じ、そろそろ焦っていた頃合い。

ということで
早速、走ることにしました。


幸運にも
我が家のすぐそばには、「野川」っていう川が 流れています。
「野川公園」まで 延々と続く 野川沿いの遊歩道は、
ランニング(ウォーキング)に最適。
実際、ランナーやウォーカー、沢山居ます。
本気印の「ピチピチスパッツ」の人とかも。


まあ、ただ走ればいいのでしょうが
心得としては
「準備運動をちゃんとすること」と
「無理しないこと」が、大事だそうです。
最初のうちは、「徒歩」を、ランの前後に3割ほど、入れると良い、とか。




というわけで、
意気揚々と”歩き出して”みた。

のですが

道々、
そこかしこに咲いている 野の花、庭の花が
いちいち気になります。

「あら、あれは?」
「おや、これは!」

いちいち 立ち止まってしまうのです。
だから、全然進まないの。

さらに
川の中には 珍しげな水鳥が居たりするし
せせらぎが キレイだったりするし

果てには

「ああ、空がきれいだな。」

なんて

結局、撮影してばかり。そもそもカメラを持って来るのも、
いけなかったのでしょうけど。これは仕事柄、しょうがない。




結局、そんなわけだから
「ランニング」にならなくて、
「野の花めぐり歩き」
で、終わってしまいました。



一日で終了;

* *


だから っていうわけではないのですが

「チャリ通勤」、頑張り始めました。


深大寺のわが家から 職場の高円寺まで、
全編ぶっ通しで「チャリ通勤」。
片道50分。


前までは、電車も利用していました。そのルートでも、
結局、ドアtoドアで、片道45分かかっていました。


全編チャリで頑張ったら、
片道、50分。
肉体的な苦労は増えるけど、時間的には、大して変わらない。
交通費(&駐輪代)の節約になるし、
運動不足の解消にも、なりそうです。

なにより、
「別にやらなくても、一応は困らない」
だった ランニング(=趣味)と違い、

“通勤” なので
「やらなきゃならない」(=義務)という、強制力がある。
これは強い。継続せざるを得ないから。


ランニングに比べると 大した運動になってないかもしれないけれど
それでもやっぱり、
お尻は だいたい必ず 汗で、じっとり丸く濡れてます。
ちょっと滑稽です。



50分も走れば
血や酸素が どくどく巡る感じがあり
身体がしっかり目覚める感じも あります。

「なんか、毎日、身体使ってるぞ。」っていう
達成感も、確かに、あります。

夜はぐっすり眠れます。
というか、12時近くなるともう、眠くって、たまらん。





チャリ通勤の 長所は、
町の中の いろんな ささいなものにも、目がいくようになること。

スタートからゴールまで、一本道ではなく
何万通りも道があり
その気になれば、毎日新しい発見が出来ること。


奇しくも、
昔住んでいた なじみの荻窪あたりを通過するので
「なつかしーなー」なんて
しっとりした気持ちで走ったりするのですが


「あ、ここ、なくなっちゃってる!」とか
結構、ショッキングな発見もあります。



荻窪のあたりの住宅街は、結構、「新陳代謝」が劇しいのです。



そうは言っても
あくまで “通勤”。
だいたいは、ちょっと焦って、急いでます。

あんまり悠長に ちょこちょこ立ち止まったり、
写真を撮ったり、
、っていうことは、有り得ない。

「写真を撮ったりしたければ、そのぶん早く起きて、早く出ろ。」
と、いうことですね。

結果、早起きになるので、これも良いポイントと言えるかもしれない。




最近は よく
憧れの「ジブリの森美術館」を通り(横目に素通り)

「井の頭公園」を通ります。


ここで、一気に ひやーっと、
気温が下がります。



井の頭公園の森は、さすがに、デカい。

ほどよく身体がカッカしてくる頃合いに、このひんやりした風は
心地好く

また

一瞬ですが、
「森にすっぽりおおわれる」
という感じを味わえるのが
心理的にも とても良いみたい。

いつも ほっ と、安堵しているのに 気づきます。


焦りが消えます。


「にこっとすること」を、憶い出します。


脳が一瞬にして冴える リフレッシュポイントにもなっています。


森って、いいなあ

自分に、合うなあ



毎日 そう、想います。

まるで 初めてそう、想いついたかのように、



はっ と 初めて気づいたかのように。



毎日の 日常生活の中に
「都会」と「森」と どっちもある。

このバランスは、自分にとって、とっても心地好い状態です。
精神的なバランスを保つのにも、直結していると思います。

自分にとっては、
都会も森も、両方がすぐそばにあることが、
(よく考えたらそれって贅沢なことなんですが、)

実は東京でも、案外叶うことだったりする。
東京は、緑が多いのです。

バランスが取れていること。
それが、いちばん理想的なかたち。


「片道50分、漕ぎ倒し。」これは 大変っちゃ大変。

ですが、

理想が 現実に 実現している

どういう巡り合わせか、それが叶っているという今の状況は 
ほんとに、ありがたい。

有り難いと、思います。


大変なことも、色々あるけれど。



ネコの花たち

2009年09月15日 | 徒然 -tzure-zure-
写真を でっかく表示できるようにするワザを(いまごろ)覚えました。

記念に、
いつかどこかで、と待機していた、
「ネコにまつわる花たち」を
どどーんと大きくご紹介します。
ネコ好きにはキュンと来る(かもしれない)。


1番:

 “キャットテール” =ねこのしっぽ

 Acalypha hispaniolae
 トウダイグサ科アカリファ属  インド産
 

ほんとにねこのしっぽみたい。、、可愛い!
欲しい花のひとつです。




2番:

ねこと言えば これが元祖&定番


“ねこじゃらし”
 こと
エノコログサ。

 エノコログサ(狗尾草)
  Setaria viridis P. Beauv.
  イネ科エノコログサ属
  英名:Foxtail grass(きつねのしっぽの草)  


“エノコロ”=イヌッコロ(犬っころ)。

つまりこちら、実は、「いぬのしっぽ」という意味なのでした。
しかし英名は、「きつねのしっぽ」。

色々な見方があるものです。

いわゆる「雑草」のひとつ。
欲しがらなくても手に入ります。





3番:

“キャットウィスカー” =ねこのひげ



と思ったら

こっちが本物↓

4番:

キャットウィスカー

 キャットウィスカー(Cat whiskers)
  Orthosiphon stamineus Bentham
  シソ科オルトシフォン属  フィリピン産まれ
  別名:Whiskers, クミスクチン

  花色は、白と紫があります。
  葉っぱは乾燥させて、漢方薬に使われるそうです。(利尿作用)



、、じゃあ、
3番は、何?


ヒガンバナにも似ているような、、、



  彼岸花/曼珠沙華(これはシロバナマンジュシャゲ)
   Lycoris radiata
   ヒガンバナ科ヒガンバナ属
   別名:曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、spider lily


おしべの感じとかが似てるけど、でも、違う。
もしかして、
かけ合わせの、新たなる園芸品種?


、、謎です !謎だけど、

すごく美しい!


気になっています。
ご存知の方、解答求む m(__)m




そうそう、

印刷屋さんに頼んでいた
「野口造園」のチラシが、ついに届きました!


ホッホーゥ!*(←よろこびのおたけび)


自分の絵が 大量に印刷されて、ずらーっと並んでいる、
この壮観。


自分のところだけにあったものが、より多くの人に向けて出てゆくための
「かたち」になる、ということ。


自分の本が初めて出版される時の作家さんの 感動って、こんな感じなんでしょうか、、。


配る前に すでに ひと満足。してしまいました。




このチラシも、このブログ上で見られるようにしたいのだけれど
データがでかすぎるのです(20メガ)。

どうしたらいいもんかと思案中、、。


日々、いろいろと、思案中、、。




ちなみに
写真のデカさに、自分でもちょっと おっかなビックリです。

デカ過ぎ?元に戻そうかな。。。
ご意見募集中m(__)m


これもまた、思案続行中、、。


空に鈴なり

2009年09月13日 | 徒然 -tzure-zure-

秋の空。




わが家の周辺は、
「深大寺」(じんだいじ)を取り囲むように、
たくさんの造園屋さん・植木屋さんが点在して居り、
庭木の“畑”も、あちこちに見られます。
おかげで、

ふつうに道を行くだけでも、色んな種類の木々に出会すことができます。




今日は、気持ちの良い、晴れの空。


「武蔵境通り」を自転車で走っていて
目に飛び込んで来たのが


コブシの実。

キミドリの葉の中に、ボッと、異様に浮いて見えたのです。


コブシの実 って、もしかして、初めて見たかも。
虫コブみたいで、グロテスク。

、、まさか こんな実が成るとは。






ザクロの実。

頂きたい。







エゴノキの実。



エゴノキは、
初夏 五月晴れに咲く 白い花も
盛夏の時点で すでに成る キミドリの実も

たっぷりたわわに、垂れ下がります。


かたちも かわいらしく “鈴”のようで

まさに
「鈴なり」ということばを
憶い出させてくれます。





そして



紫式部。



ムラサキシキブの実。

花を見たのがついこの前だった気がするけど、
もう、実の季節か。。時の速さに愕然。

 (>>6/19:「六月の紫式部」の巻


花も 小さなムラサキだったけど
ほんとに ムラサキだ。



さわると ぽろぽろ こぼれちゃった。

昔、こんなガムが あったような気がする。




なんだか 実ばかり 目につくな、今日は。




これは、ナナカマドかな。





ちょっと 早めの



紅葉モミジも発見。

一ヶ月以上早いよなあ、、と よくよくみてみたら、

“根回し”してありました。

根回し ってのは、
移植のために前もって掘り上げて、根を切ってコモを巻いておいたり、
っていう、一連の作業のことです。




水色の空を 背景に、

乾いた光に透かして見る 紅葉。。。




ああ、憶い出した。



秋の色。



日曜バザールの模様

2009年09月10日 | 仕事 -work-
先の日曜日。
仕事場:「高円寺プラットフォーム・ワークショップ」
一日限りの バザーがひらかれました。

主催者は、
杉並区で働く 元気な女性たちのグループ:sugina◎minna(スギナ・ミンナ)のみなさん。
地域をもりあげようと、アグレッシブに活動なさっております。
今のご時世、女性はほんとに元気。


ngchは、
呼び込み係&ラムネの売り子として、ささやかにお手伝い。



ラムネ 一本100円でーす。



中央線高架下の、
どっちかというと暗めの「高円寺ストリート」。
その、一番端っこ、という立地。

その立地条件のせいか、
駅から5分くらいなのに「わかりにくい」と専ら評判の、
ここ:プラットフォーム・ワークショップ。

「わからなくって、通り過ぎてしまった。」
ということも、少なくないようです。


これを機に、
入り口に、「花々しい感じ」を増量。



メッセージツリーを作ったときの、余った「花」を使いました。

これで、ちょっとは気を惹けるかしらん。


そして、
先日「子どものお絵描きワークショップ」でも使われていた、
窓にも描けるクレヨン(“キットパス”)で、

「開いてる感」も、増強。



うむ。あからさまに ひらいてる。



中は



こんな感じ。
一階は、蒸しパンやとうふドーナツ、フルーツティーなどの 食べ物系から、

手作りアクセサリー、
“ゴジラや”さん(@高円寺ストリート)presents:「おもちゃ福袋」、

カメロク屋さんの

カメグッズ

などなど。
いろんなものが にぎにぎしく ごった煮状態。
まさにバザール。


奥の部屋では 子ども用ワークショップも開かれていました。



絵を描いて、それを折って組み立てて、自分だけのハコを作っています。





二階には



お洒落な雑貨が集まっていました。

プロフェッショナルの作家さんのものが集まっていたので、やはりハイセンス。

カバンや、手ぬぐい。
アクセサリー。
手作りベビーグッズ、その他もろもろ。

「手ぬぐいマニア」の私と致しましては、
むずむず食指が動かされる とても美しい彩りの手ぬぐいがあったのだけれど、

今回は、諸(金銭的)事情により、泣く泣く断念。

代わりに


“ミスター・ムシパン”さん(@高円寺ルック商店街)の
いろんな蒸しパンを頂きました。

色んなネタがあって、売れては追加される新ネタが、
いちいち全部美味しそう。

諸(金銭的)事情により、数種類だけトライ。

実際、美味しかった!
全種類、気になってしょうがなかったです。

高円寺の ルック商店街にお店があるので、
近いし、ちまちま試してみたい。いつか全種類制覇をめざして。




宣伝のために、

こどもを載せたリヤカーが



周辺の公園などを巡回していた模様です。



子ども、かわゆす。

リヤカーのおじさん、お疲れ様です。

ラスト・ランのときの「今日はビールがおいしく呑める!」との 熱いことば(雄叫び)が
印象的でした。




ラムネ、


なにげに ちょこちょこ売れて行きました。

自分は
あんまり炭酸モノは呑まないのですが

お客さんが なんか美味しそうに呑んでいるものですから


一本 頂戴。

なかなか 美味し。
仕事中に呑む炭酸は、スカッとして、けっこうよろしおす。


「ビー玉マニア」の私と致しましては、
このビンの中に封じ込められた ブルーなビー玉が 
うすうす気になっていて、

「終わったら、ほじくり出して頂いてしまおうか」なんて
うすうす目論んでいたのですが、

バタバタしてたら、忘れてしまっておりました。


ちなみに

ラムネのプールの岸に載っけている植物は



トラディスカンティア “ゼブリナ” です。
  
 シマフムラサキツユクサ(縞斑紫露草)
   Tradescantia zebrina
   ツユクサ科ムラサキツユクサ(トラディスカンティア)属
   英名:wandering jew zebrina
 
 シマウマ(ゼブラ)のような白斑の模様が、美しいのです。
 しかも、柔な繊毛が、ふかふか。葉っぱの手ざわりも 癒し系です。
 プールの真っ赤に、とても映えました。

 水に浮いてたのは、何かの拍子に ちぎれちゃった部分でした。




どさくさにまぎれて



「野口造園」のチラシ:試作初号版も、なにげに初配布。



そんなこんなで

あっという間のバザールでした。




バザール というか

バザー でした。


何度か「バザールやってま、、じゃなかった、バザー、やってまーす」

って、間違えてました。なんでだか。



極楽アロマの森

2009年09月09日 | 仕事 -work-
もっさり 茂ったところに もぐりこんで
剪定をしていたら

なんとも
妙なる、
甘い香り。




しかし
「甘い香り」としか、
ほかに言いようがないのか?
とも思うけど

それよりほかに まともな かつ“直球”の言葉が
なかなか出て来ない。

そんな 香りに関するボキャブラリーの足りなさが、
もどかしい。


やさしくて やわらかい香り というか

さわやかさも含む とける甘さ というか


それも、ちょっとなんか、伝わらない。



ふをっ と来る というか

ふをぁ と来る というか。



擬音語になると、かえって なぞが深まるばかりですね。


香り。

こればっかりは、直に かぐわって頂かないと、
どうにも。



 ランタナ(七変化)

  Lantana camara
  クマツヅラ科シチヘンゲ(ランタナ)属


とても強い花。挿し木で増えます。
ぐんぐん巨大化して、もっさりになります。

おおげさじゃないけどやさしい、若い蜜の香り。その気配。


日本名は、「七変化(しちへんげ)」。

色は、ピンクに紅に、黄色、一つの株、一つの花の中にも、いろいろ。


香りも、画(色)的にも、名前的にも、
なんか“色味”があって、良いですよね。


チョウチョも いろいろ いっぱい来ます。





甘い芳香の“森”に うずくまって
すっぽり包まれているときの心地ったら、

まさに、
極楽。

甘くてやわらかい 風船みたいな球体のなかに 居るような。 


ふぉわん というか

ほうぉん というか。



ハテナつきのフッ

2009年09月07日 | 徒然 -tzure-zure-

今日出逢った

ささやかな「フッ(小笑)+?」なるものたち。


その1。


拷問中。



その2。


ハンギング色水 と思われるもの。意味や用途は不明。



その3。


道のど真ん中に横たわっていた ネギ。


ちなみに、
撮影したあと、道の端に寄せておきました。


「天から授かり物じゃ~」
って

ありがたく頂いておけばよかっただろうか
って、

やや、悶々としています。

でも 貰ったら貰ったで
“窃盗”的な罪悪感で、悶々としてたんだろう、と思われる。



、まあ、
こんな感じです。とてもささやかです。




めくるめく毎日。たくさん書き残したい楽しいトピックがあるのですが、
なんせ、
なぜか、忙しい。

ありがたいことに、忙しい。


というわけで、

今回は まあ、
こんなコネタで、堪忍。


これから、明日のお弁当のためのお米を洗って、ただちに、寝ます。

もはやさっきから眠くって眠くって、無理矢理目を開けようとしてるから半眼&白目になってて、
目の下の端っこのほうの筋肉が、ピクピクしてるのです。


バザールの日

2009年09月06日 | 仕事 -work-


今日は 仕事場のイベントで

ラムネの売り子をやります。


バザール&ワークショップ。

こどもたちがいっぱい来る 賑やかな日になりそうです。


こどもが好きで ちょっとお時間がある方、

よかったらどうぞいらしてみて下さい。高円寺へ。


MAXセンチメンタル

2009年09月02日 | 徒然 -tzure-zure-
ひまわりが、
夕焼けにそっぽ向いて、
うつむいている。



とか。


一番愛しい季節の終焉は、
例えばこんな、
おそらく なんてことない景色にさえ、
いちいちため息が出たりする。

そして、

空ばかり見てしまう。


で、見てしまったところには



だいたい よりにもよって
とっても芸術的で美しすぎる空模様があったりする。

くっそー、きれいだな。

なんて、
憎たらしく 愛おしく見はるかす、
秋のたそがれ。センチメンタル、秋の空。


結局
空のこの芸術に勝るものは 無いよなあ。と。
やっぱり、
勝てないんだよなあ。と。

また ひとつ、ため息。




この季節に漂う 冷えた風は
滲みる。

胸が
生傷みたいに、滲みる。

ヒリヒリして、なんとなく、痛む。

なんとなく痛いから、うっすら、泣きたくもなったりする。



何かを憶い出しそうで、でも何も憶い出せない。

何かをきっと憶い出したいんだろうけれど、
何を憶い出したいのかが、わからない。

無性に生傷に触れられるのだけれど
なんの傷なのかが、わからない。
だから、
なんとなく、もの哀しい。

とりあえず、哀しい。

意味なく、哀しい。

必要以上に、

虚しい。





もの哀しいと、

空ばかり見てしまう。

遠い空ばかり、仰いでしまう。







春の終わりは、哀しくない。
夏の始まりだから。盛り上がって、それどころじゃない。


秋の終わりも、哀しくない。
冬が始まるから。生命の危機。ゆえに、それどころじゃない。


冬の終わりは、嬉しくてしかたない。
春が始まる。哀しいって何。哀しいって、なんですか。


夏の終わりは、

こればっかりは、
無性に哀しくて、仕方ない。


「終わり」というものの意味が、一番重たく感じられる時。




ほっとくと
いくらでも センチメンタルになります。





紅葉が始まれば
気持ちはまた温かくなって、俄然盛り上がるのだけれど。
それまでは、ひと辛抱。


一年に一時しかない この、
最大のセンチメンタル・シーズン。
せいぜい、とっぷり浸っておきましょう。


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