歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

十月の夜の羽の音

2012年10月22日 | 遊興 -pleasure-
東の窓に オレンジが見えて、
目が覚めた。



土曜日の朝。

空はそれから、



たちまちのうちに変わった。




大気には、



金木犀が満ち満ちている。

溢れんばかりに、オレンジ色が満ち満ちている。


そんな土曜日の朝。




そんな土曜日も、
進行する現場。



こつこつと積まれていく、石。





じわじわと赤く増えていく、修正事項。文字。記号。





着々と変わってゆく、景色。





曲線は、
おそらく、私の譲れない美意識。




そうして、

夜。


駆け込みで、文字通り息を切らして(だって、ビルの5階まで階段で登んなきゃいけないんだもの!)
ぷはーっ!つって飛び込んだのは、



友人たちの展覧会。

タイトルは、
「Le son de coup d'ailes」




意味は、
“羽の音”。
だそうです。

フランス語。




サブキャプチャーにあったコンセプトは:

  記憶の片隅に漂う、微かな残像と欠片が
  重なり合う一瞬、一時の多重構造の世界。





入るなり、美しい。
オフホワイトとベージュの、柔らかな世界。




白いドレープの陰影。

好き。

やりたいこういうの。いつか自分の家が、こういうのが似合うような家になることが、もしも、あったら。




この展示はというと、

昨年冬、自分も参加したグループ展:『バレリーナの屋根裏部屋展』

そのメンバー(多数)のうちの お3方が再集結したというもの。


写真家の、ふくいさん。(HP:http://yukofukui.com/

髪型はミイだったよ。

ふくいさんの写真の、植物を撮ったときの光の透ける感じや儚げな色味が、大好き。



花。

ものすごくぼやかして、光そのもの・色の光かたまりそのものにまで抽象化した、花。

逆に、はっきりと緻密に写したのは、枯れかけた、死にかけの花。

生と死の境界の、曖昧。



自分じゃ撮れない写真。

写真って、誰でも簡単に撮れるようだけど、
誰にも容易には撮れないものも、ある。





アンティーク・レースなどをコラージュしたジュエリー小物作家、Re-tour(ルトア)さん。
(HP:http://re-tour.net/



超繊細。

細かい細かい糸、布、
旧い聖書のひと欠片。

これまた、自分じゃ絶対に出来ないな、という作品。
ちいさなちいさな、緻密に絡められ、凝縮された、繊細な想い。

展示の仕方も、細やか。


こういう落ち葉も、ちゃんと取りに行って来たんだもんなあって分かるから、
ぐっと来る。



ルトアさんのショップカードには、もりっちが。



ルトアさんが、会うなり一目惚れして「私の作品のモデルになって!」と、初めて頼んだという、
もりっちこと、森野先生。が、モデルになったショップカード。頂きました。


飾ってあったポプリの香りが深く沁みて、なおさらとても素敵なカードに。


思えば、
このもりっちからつながって出会ったのが、このお三方でした。

そんなもりっち先生も、間もなく、展示が(こっそり)始まるそうです!
詳細は、おそらくもりっちのHP>>http://morinomisako.com/に。



そして、コラージュ作家の、林美奈子さん。(HP:http://hayashiminako.blog33.fc2.com/




今回出展されていたのは、今までで一番好きだったかも。



針金のオブジェ。

これだけでも、センスが違うのがわかる。

それから、
「夢十三夜」
と名付けられた、十三編の小さな、詩的な作品集。




金色と白、その淡い間の飴色。ストイックに、言葉も削ぎ落された世界。
非説明的な、抽象的な表現。

結構意外に理屈派だったりする自分には、なかなか出来ないワザ。


アーティスティックなもの、何にでも共通しているのですが、
「自分じゃ絶対出来ないわ、これ・・」
っていうものに、
圧倒的な、絶対的なリスペクトを抱かずに居られません。





一枚のCDアルバムみたい。




こういうの大好き。


13編の中で 一番(なぜか)気に入ったのが、



この、「草の薫り」という作品でした。


ところで、
「十三夜」。

前にも書いたけど、
同名の曲が、マイガッデス:Coccoさんの作品にもある。なので、
もう、タイトルだけで好き度5倍増し確定。ドキュン!と撃たれたのでした。





残り30分くらいのところに駆け込んで、
結局30分くらいさらに長居してしまって、
申し訳なし。

でも、もっと長く浸っていたかったなあ・・
と思える、

濃密な、
繊細な、優しい心地の部屋でした。
普段は古家具を売っているギャラリーだそうで
なるほど、そこかしこに、そうそう見かけない、アンティーク家具たちがありました。




最後に、お三方を撮る。



ぶれるぶれる。



記憶の片隅に漂う、微かな残像と欠片が
重なり合う一瞬、
一時の多重構造の世界。
・・的な。



楽しげ。


素敵な気分をお裾分け、頂きました。

それにしても、

撮った写真が ことごとくピンぼけ!
妖精が飛んでたのかしらん・・。




というわけで、
残念ながら、もう終わっちゃったのですが。。。






より詳しい展示の様子は、ルトアさんのブログ(こちら>>http://yayakoz.exblog.jp/18090983/などで、ご覧になれますね。ぜひ。


そんなこんなで、
珍しく茅場町というところに行って来ましたサタデーナイト。




で、

ああそうか、バレリーナ展から、はや一年くらい経つのか~、と。


あれ以来、
この一年、
フリーの“野口造園”的活動は 事実上休止状態にして、本業の庭づくりに邁進して来ました。


あのときの作品は、今も:



鎮座しております。
私の小さな部屋の、窓辺に。
ちらっと、マイナーチェンジしつつ。





10月も、半ば過ぎ。

ほんとに、

早いものです。


* * *



次回は、
翌:日曜日のこと。
横浜に行った話を。






秋模様

2012年10月15日 | 徒然 -tzure-zure-
秋の歩みが速い。

コスモスも、いつもまにやら。





いつのまにやら、
朝晩が、けっこう寒い。


寒いのは、苦手。

あふれる彩りは綺麗だけど、
ちょっと体調を崩しやすくて、
ちょっと切なくて、
ちょっと苦手な季節。





宮古島の旅日記を、久しぶりに勢いづいて「えーい!」と書き上げたら、

ぽっかり、
一時的に、抜け殻のようになりました。

これにてほんとに、旅が終わっちゃったな~、って。




そうこうしているうちに、

秋の空。



雲の肚を破って、零れる光。



光芒。





高架上の高速をぶっ飛ばして居る時、眼前に その 壮大な光景が ばーーん!と展開されると、

ほんと、参る。

そのままその空に引っ張られて、
そのままどこか遠くへ 旅したくなる。






この前の鱗雲は、
凄かった。凄かったですよね。



某facebookにて、複数の友達が ほぼ同時に、立て続けにアップした、凄い空の写真たち。
それを見て、

慌てて外に出た。


その、たぶん一番凄かったであろう瞬間の、
くっきり青と白の強烈なシマシマになっていた姿は、見逃しちゃったみたい。

でも、



でも。

空一面を まーるく すっぽり覆う鱗雲の海原は、
やはり凄かった。





雲海の底に、一滴。

夕日の黄金の、ひとしずく。

薄ら。







「抜け殻~」
なんていつまでも言ってられない 速さと密度で、
現場は動いている。





埼玉の現場。

外壁の下塗りまで出来た。

和建築の左官さんが、プロフェッショナルな施工を担当してくれて、
さすがに、もの凄く綺麗。

さすがの手仕事。




着々と、
想像を上回る、丁寧かつ見事な仕上げ。

ちょっと遠いので、往来がちょっと大変だけど、
毎回訪れるたびに、とても嬉しくなる。







一方で、こちらは史上最高に‘最寄り’な、現場。
歩いて行けるので、とても楽。



石を積んで行く。


自分のイメージ画が、現実のものになっていく。
職人さん様様。

かれこれ、今年の一月に描いた絵だった。
とうとう。

出来てきた。



英国コッツウォルズ産の、ハニーストーン・ドライウォール積みのベンチ。

一個一個が重い。





職人さんたちも、嬉しそう。



空がこんなになっている時に、出来た。




この「座れる場所」は、
新築の集合住宅の、敷地の一角に、ある。

交差点に面した角。 
お施主さんの意向をもとにつくった、オープンスペース。

「信号待ちのおばあちゃんとかに座ってもらいたい」という。

優しさ。


とにかく、出来上がりが、楽しみ。




その集合住宅の敷地内の 別の場所では、



もともとあった石を使って、



石組みの景をつくった。(まだ出来てない。)

とりあえず、
とりいそぎ、重機で一帯を整地しなきゃいけなかったので、
早急にだいたいの位置を決めて、集めて、転がしてもらった。


で、

もう、これだけで、「もうこれでいいんじゃない?」って感じに見え。

でも、「そういうわけにもいかないよな・・」って感じにも、見え。

石組は、まだまだ。わからない。
難しい。

でも、とにかく実践しなきゃ、出来っこないものなので、
そういうチャンスがあったら、とりあえず無理矢理、ぶっこむようにしている。

けっこう無謀っぽくても。
積極的に、やるようにする。

逃げてたら、いつまでも出来ない。


「なんでも出来るようになったほうがいいじゃん」
とは、元同僚の名言。


出来るようになるには、やる。しかない。


少なくとも 植栽関係と、こういう造園的な石組においては、
自分も 施工の現場に立つようにしている。


平素は設計とかもろもろ、事務仕事をしている人が、たまに現場に出るのって、大変で、
「大変なんだよ~」って愚痴をこぼしたりしてしまうけど、

やり続けてないと、ナマる。
やり方を忘れる。勘が消える。
そして、いつしか、出来なくなる。


そういう危機感もあるが、
要は、自分がただ、「やりたい」のだ。


現場に立つのを 嫌だな と思うようになったら、終わりだと思う。


「やりたいなら やればいいじゃん。」

これは、自分の言。
自分で自分に言い聞かせている。




話は変わって。


コスモスを見ると、

「コスモスが一番好き」

と言った友達のことを、ふと憶い出す。

今は遠い人。






今は遠くなってしまったもの を憶い出すと、
なんだか、切なくなる。

秋はどうやら、そうなりやすい季節らしい。



夏ほど暑すぎず、
冬ほど寒すぎず、
春ほど ふわふわ浮つきすぎず。

気候的に静かで、落ち着いているから、
どことなく 生の必死さが薄れるせい?、なんだろうか。




空も、
どことなく、遠くなったように見え。





やたら、切ないんだけど。


切ない、って、いったい なんなんでしょう。






ラストビーチ~宮古島旅10~

2012年10月08日 | 宮古島 -miyakojima-
最後のビーチへ。


「行くなら絶対この3つ!」と教わったうちの、
最後のひとつ。

「砂山ビーチ」です。




白砂の坂道を、登っていきます。

両脇は、照り葉の低木に囲まれた道。

この「砂山」を越えると、ビーチがあるんだって。



もう浮き輪も装着済みだよ。




けっこう長い道のり。




あっ!



肩にカマキリがのってる!


「カマキリだ・・・。」


なんと、私の肩に!
厳密に言うと、マイガッデス:CoccoさんのツアーTシャツを着てCoccoさんのツアータオルをかけた、
私の、その肩に。


弊社一同は、そこで、立ち止まって、
しばし。


というのも、

宮古島出身の社長いわく、カマキリは、
霊界からの使者。。なんだとか。。
ぜんぜん、悪い意味では無くて。


そんな話を聞かされている弊社一同だったので、
カマキリの出現には、静かに、感慨深く思いを馳せてしまうのです。


・・・。





と、

道を塞いでたら あれなので、
カマキリを傍の森にひょいっと還して、

再び、ビーチへ向けて。

のぼります。結構、急です。




むむっ!?



見えてきました!逆三角形!

あの青いライン!





おお~~~!!

グラデーーショーーン!



歓声。

白い砂の山道を越えると、海が現れる、、




なんというドラマチックな演出!

絵になるわ~。。。





下ります。ドキドキ。

じわじわ拡がる、海の絵。



わ~~~。

砂山の上から見下ろす海。。

これ、砂山が絵としてとても効いてる。
絵葉書みたい。。圧巻の美しさ。。



はやる心を抑えつつ、

富士山の「砂走り」みたいな、
すべり落ちそうな急坂を下っていきますと、





どーーん。

絵になる岩が、どーーん。


実際、この岩が記念撮影スポット。
入れ代わり立ち代わり、撮る人々がたくさん。

ここは、他のビーチよりも小さく、
また、監視員やライフセーバーも居ない、
観賞用の、小さなビーチみたいです。



逆光の影の岩肌のゴツゴツと、突き抜けるエメラルドの空と海の明るさ。
南国コントラスト。


ちなみに、唯一ぽつんとある海の家っぽいところは、
たまたま ここ一週間くらい、店主が不在だそうで。

すべての商品やらレンタル浮き輪やら、そのまんま無防備に、置きっぱなしでした。

it's 南国。




いざ、
ラスト・スイム!



この海も、やはり綺麗な、

透明なエメラルド。



残念なことに、
サンゴがダメージを受けているのか、少なくて、
色とりどりの魚がたくさん!の夢の世界だったアラグスクに比べると、
ちょっと淋しい感じ。。





砂はベージュ。やわらかい。




昨日買ったシュノーケルが、早速もう、曇ってきちゃったので、
あんまり長く潜っても居られず。。

ぷかぷか浮いたりしながら、楽しむ。

ラストビーチ。



波打ち際から離れられないボーイは、
寄す波返す波と たわむれております。




ちっちゃな子は、


 (*)

浮き輪にもぐったり。


 (*)

相変わらず、何しても癒しオーラ全開。

それから、


 (*)

波打ち際で、



 (*)

砂の堤防を作ったり。
大好きな砂遊びに没頭。



 (*)


そして、



やっぱり食べてた!
さすがのアニモーだよ。

ひとしきり遊んだら食う。食ったら出す。遊び疲れたら寝る。寝飽きたら、起きる。
起きたら、食う。

エンドレス・アニモー。



戯れたよ。きゃワワッ!

なんという幸せな光景でしょう・・・。







そんなこんなで、
もう帰る頃。





色々あって、楽しかった。。。

ひと夏のアバンチューール。。









最後のビーチに、

やっぱりしんみりする。




終わってしまう、ひと夏の。。

そんな切なさを引きずりつつ。。






山を登って、

甘い海にお別れを。





ああ、遠のく。。








さらば、南の海。。







ビーチを後にして。


一行は、



なんか、新しく出来たばかりのハンバーガー屋さんへ行きました。

DOUG'S BURGER。

宮古牛を使ってるとか。



のりのりボーイ。

ちょっとはしゃぎすぎて、ママに怒られ、



号泣ボーイ。(あら、服が前後ろ。)


叱った後は、優しくなだめる、母親。

その脇で



お構いなしに はしゃぐちびっ子。平素通りのマイペース。

ほんと、やわらか~~い!




赤ちゃんが居るだけで、ハッピー500%増しになる光景。





おしぼりを、ドラムスティックにして、のりのりだぜ。

昨夜の宴にて 社長が仕込んでしまったこの遊び、
母は怒るに怒れず・・。




そんな風にして しばらく待っておりましたら、


来ましたー!




高級バーガーです。ちょっと、お高いんですのよ。


値段相応に、どでんとしたボリューム。
存在感。

オニオンリングもまた、でかい。

フォークとナイフが付いてくる。




刺さってる串は、刺したままにして食べるんだって。
さもないと崩れちゃうから。



ただちに引き抜こうとするベイビー。


私は、うっかり即座に引き抜いてしまったので、
崩れ落ちながらのやつに、かぶりついた。

アボカドが入ってるやつを食べました。

ジューシーー肉汁!肉汁ジューシーー!





さっきまで泣いてた子も、

元気にもぐもぐ。






手の平返しのハイテンション!

この、感情があっというまにコロコロ変わる感じ、
よごれつちまつた悲しみの大人でも、真似できるんだろうか、、いや出来ないかな。。。

だからこそ、子供のピュアさは、素晴らしい。



もりもり食べてたら、



なんと、虹が!


「うわ~~~。。」

なんか、これで「一通りぜんぶいいもの見た」感。極まれり。

エメラルドの海、満天の星(蛍付き)、雨、晴れ、南国の花、馬、
そして、虹、、、。

ああ、走馬灯のように・・。(走馬灯は省略)




「最後にいいもん見れたね~」と、
また、にっこり、しみじみしつつ。


ごちそうさまでした。















時は、昼下がり。夕刻手前の、暑い時間。

まだ真夏らしさをくっきり残したままの 南国の島の、

長い、
暑い、

甘い昼下がり。







お別れの、シャボン玉。




この後向かうところは、もう、

空港だけです。



そうです、





旅も、おしまいです。









ああ、着いちゃった。






空港。


レンタカーともここでお別れ。

ぜんぜん土地勘が無いところから始まって、やっと地理感覚が見えてきた頃に、
さらーっと、終わっちゃうんだもんね。

旅って。






黄昏の光に、
ブーゲンビリアの紅が燃える。




南国の陽が、最後まで にじむ。









見送りスパーク。




待合所で、最後のひとはしゃぎ。

キャッキャ駆け巡る、ちっちゃい子。



最後にお土産で、シーサー買った!



ウガーー!


最後の、ひとはしゃぎ。




宵の暮れ闇。


宮古島から、



那覇へのフライトは、小型プロペラ機!

30人~50人くらいが乗れるやつ。

子供でもわかる、ザ・飛行機!っていう、飛行機。


これまた最後に、素敵なのが来た。







夜の海を飛ぶこと、数時間。

着いたのは、もう日付の変わりそうな深夜。




空港から、都会へ。



都会の光は、走る光。





東京の夜は、走る闇。



    *




  *





またいつか、南の海。



 *




~~~~~宮古島旅日記・完~~~~~~~







今週の庭(と天使)

2012年10月07日 | 造園 -creation-
10月第1週目。

「マンションの外構植栽の、補植修景」
という仕事が、たまたま2つ、同じ週に重なった。

ひとつは、都内某所。



・ほぼ全て常緑系で揃え、

・花よりも葉に重きを置いて、

・なるべくびっしり埋めるように。

・しかし、刈り込み生け垣には絶対したくなくて、なるべく自然の樹形が生きるような、
 風にそよそよ、透ける感じの雰囲気に。


上3つが、施主からの強い希望。(他にも細やかに色々あるけど。)

下1つは、自分がやるからにはこうしたいという、感覚的なコンセプトというか、意志。


四季折々の花々や多様な種類をたくさん詰め込んだりする癖のある自分にしては
珍しく、
だいぶストイックめに、おさめた庭。





施主方(マンションの住人)の中に、同じ道のプロの先輩がいらっしゃって、
アドバイスを頂いたり、サポートして頂いたり、作業まで。とっても助けて頂いた。




常緑/緑 と言えど、
色々な色味、バリエーションがある。

マンションがグレーのモノトーンで、硬質かつ寒々しさ、暗さがあるので、
斑入り葉のものを多用し、明るくなるようにした。
花が咲く樹ものについては、全て白花が咲くものに統一した。

つまり、コンセプトカラーは緑と白。この2つだけ。
自分にしては、ほんとにストイック。


ちょうど花の咲き出した斑入りヤブランが、小さくても少なくても、もの凄く目を引く。


実は、夏にやった施工一発目の結果が、散々なクレームが出た。
それを受けての、今回の修景。

今回補植して、やっと「出来た。」感が出た。

やっと 収まって、ほっと一息。



もう1つは、千葉某所。


マツバギクが、見事なじゅうたんになっていた。

こちらは、先日の台風でいくつか倒れたので、支柱を施すついでに、
枯れたものも1つあったので、チェックついでに、
いっそ、全体的な補植修景をすることに。





こちらも、
やっと「出来た。」という感が出た。

苦手だった支柱立ても、かなり進歩した。台風さんありがとう。

ここもなんとか収まって、
ほっと一息。


リフォーム前からある、ルリマツリの鮮烈なブルーに、
目が覚める。





断続的に進行中の、外構の現場。


シーサーの見守る家。

シーサーの目の先には、



金木犀が咲き始めている。

今年の一番桂花は、ここだった。

ああ、この香り。うっとり。





先週出来た石張りの駐車場に、



カーポートの構造躯体が立ち上がった。ハードウッド(硬質木)の木造。
屋根がまだ葺かれてないので、まだ枠組み、パーゴラ状態。

このパーゴラとかも設計するわけだが、
建築学科を出た手前、やっぱり構造とか、ちゃんと考える。それなりに。
構造は大変苦手だが、ちゃんと考える。

色々、考える。


きわめて限られた空間をなるべく広くするため、柱を細くしたかった。
壁側に接する柱4本は、2本ずつをトラスでつないだ。
専門的な詳しい事は省略させてください。

お施主さんがシンメトリー(左右対称)好きということで、そこは大事に。



反対側の、庭が見える方は、
5本の列柱にした。

イメージは、ヨーロッパの修道院の中庭を廻る回廊の列柱回廊の、あの雰囲気。

列柱越しに庭を眺める、あの不思議な、絵画的な、良い感じが好き。



とにもかくにも、大工さんの御蔭。

美しく収まった。シンプルであれば、モダンでもクラシックでも通用する。

屋根には透明のポリカーボネートを張る。

ここには、光が透けて注いでくれる必要がある。


色々、考える。





他に進行中の現場は2件。

そのうち1つ、埼玉某所は、順調。



まだまだかたちは出来てないけど、順調に運んでいる。
ちょうど今週の真ん中に、お施主さんの奥様が、ご出産。おめでたい!

自分の父の誕生日と一緒。







そんなこんなで、
今週は車移動が多くて、ぶっちゃけ、疲れ果てた。


そんな土曜日。



癒しのエンジェルが。



疲れとか眠気とか、一気に吹き飛ぶ。



どんどん進化する。可愛さが。



手当たり次第、見つけたものをオモチャにする才能。

休む事を知らず遊び続ける才能。



赤ちゃんを育てることこそ、至高のクリエイティブワークだと思う。




口にふくんだ氷が冷た過ぎて悶絶する子。



全身を屈伸させて悶絶する。

なんという可愛さ!柔らかさ!



無邪気。

たまらない。
ずーーーっと見てたい。面白い。仕事にならないけど、もう仕事なんてどうでもいいやと思える。





翌日、日曜。

着々と連載中でございます、かれこれ一ヶ月前の宮古島旅。
その旅のメンバーを集めて、打ち上げバーベキューパーティーをしました。
弊社にて。残念ながら同行できなかったスタッフらの家族も、勢揃いで。



ベイビーズ大集合!

1歳が2人。5歳が2人。
4人居る女子社員の、それぞれの子たちが、一同に会す。


ウインナーを食べる、、、ふりして、食べなーい!あははは!

っていう遊びを、編み出していた。

日々進化する。



可愛い・・・。


かれこれ、まともに休めない日が続いているけど、
庭も着々出来ているし、充実感はある。ただやっぱり、疲れる。神経使うもの。


そんなときにふらっと訪れるエンジェルたちに癒されて、なんとかかんとか。





あ、

以上、ここ1週間くらいの近況報告でした。






熱帯の森~宮古島旅9~

2012年10月06日 | 宮古島 -miyakojima-
シーサー買って、宮古そば食べて、お土産も買って、

さあ、次は、どうしましょうか?



けっこう 行き当たりばったりな流れで来ていた、この旅。
肝心の社長は、ここらへんでパーティーを離れ、先に東京へ戻ってしまいました。

宮古島シロウトのみんな、「う~ん、さてさて、どうしましょうか、、。」と、ちょっと困って、
じゃあまた、ビーチに行きましょうかねえ、、と、ぼんやり決める感じになったところで、


私、
『個人行動するタイミングがあったら行ってみたい。』と、唯一 狙っていた場所があったので、
そこでひとり下ろしてもらえるか、提案。

それは、



植物園。

植物に興味ない人にとっては、ただ暑い炎天下を歩き回されるばかりの苦行になること必至なので、
遠慮気味だったんですが、

調べてみれば、伝統工芸の体験コーナーだとか、色々あるみたい。と判明し、

「じゃあ、みんなで立ち寄ってみましょうか?」って、なりまして。



行きました。

熱帯植物園。

入場無料。

さっそく、



植物のトンネルです。

ブーゲンビリア*




入ってみたら、



わーー!トックリヤシ!トックリヤシだよ、トックリヤシ!!

って、
ここら辺から、わたくし“独り” 内心密かにドキがむねむね、テンションはうなぎ登りで、

アレを見てキャーー!コレを見てもキャーー!

って、
秒単位でみるみる 発狂 so highなアドレナリンフルバースト状態になっていったわけですが、

当時のmaxテンションを再現すると ちょっと大変なことになるので、
当時の2%くらいに絞って、粛々とお送り致しますが、



たまんないわけです。もーー。


ガイラルディア・・!だとか。
知っているものがあれば、あああこんなところで出会えたね(感嘆)、って。


池!
石!
石積みの池!


流れ!

だとか。


盛り上がるわけです、何を、どっから見ても。

すでに独り駆け足で、あっちへウロウロこっちへスタスタ、
挙動不審です。
もう、さっさと、独り、目の前にどどーんとある森に飛び込みたいわけ。


で、
ここでは 各自がめいめい自由に過ごすため、
「制限時間は、1時間ね」
という取り決めが為されました。

了解、
そうと決まれば、一秒たりとも悠長に出来ないわけですから、もう、勇んで山野に駆け込んで行くわけ。




デイゴ並木(キャーー!!)を駆け抜け、


どでかい熱帯の植物に、ほげーーー!って目を見張ったり、


クロトンが!あの観葉植物のクロトンがこんなにフツーに!、とか、


強い影色にさえ時めき、



普段ちっとも興味ない虫にさえ、わー、でけーー!と感動してみたりして、
キャメラを向けたりするわけ。

で、

鬱蒼とした森に、喜び勇んで駆け上って行くわけ。




森に入ると、血湧き肉踊る。



森の中の道を、ずんずんずんずん。



でかい葉っぱに燃え。




入り組んだ檻のような梢にうっとり。



影に きゅん。



クロトン!きんもー!



クロトンが当たり前に生えてる山道ってどんなだよー!って、
“独り” 心の中でぶつぶつトゥィッティングしながら、盛り上がりながら。

心の中で、うふふとかほくそ笑んでるわけ。
森に入るとだいたいそうなるから、できれば独りになりたいわけ。
あぶねーから。



森の濃厚な空気を、いっぱい吸い込みながら。





絡み合いながら、光の中へ飛びゆく蝶のカップル。
ひらひら。白く差し込む光に、螺旋を描いて、ひらひら。




あれも、これも。
やっぱり本州の森とは全然違う。




とにかく、でかくて、
なんだか強い。



ざっ、ざっ、ざっ、

歩みを進めるたびに、

ガサガサガサ!ザサッ!

と、

いろんなものが、散って逃げてゆく。
ぴょんと跳ねる。葉っぱが揺れる。茂みに飛び込む。隠れたつもりになって、こっちをじっと見ている。

その正体は、

虫やら、鳥やら。
その音ばかりが、聞こえます。

一番びっくりしたのが、

ドダドダドダッ!!



クジャクでした!4羽くらいで居た。でかかった。
(ちょっと写せた。)

日の当たるハイキングロード上に固まって居た彼ら、
近づいて行く私の足音を察知するや、
バーーーーっ!と方々に逃げて、

「ゲーーーーッ!ゲーーーーッ!」みたいな、なんかのサインなんでしょうね、
お互いに鳴き声を発しながら、

ドダ、どだどだだ、って、逃げて行きました。






森には、本当に色んなものがあり、



小さなものはどこまでも小さく、

その微細な細胞の奥の奥を突き詰めるかのように、じーーーとその有様を見詰めて行けば、



小さな、最小単位の細胞の粒の中に、
むしろ、大いなる、壮大なシステムがあって、
宇宙みたいに、ぐわーーーっ!と、手に負えないほど膨らんで、見えて来る。

ミクロコスモスの中の、マクロコスモスを、感じるのです。

密教的に言うところの、曼荼羅(マンダラ)。

なんのこっちゃ、上手く言えなくてあれですね。意味分かんないでしょうけども。



とにかく、
森には、無数の生命がひしめいていて。
無数の生命が、複雑に係わり合って、ひとつの森の生態系を、形作っている。

全にして個、個にして全。

虫や花や葉、菌、土、それぞれはそれぞれに、どこまでも「永遠の単体」。
と同時に、
全体で、ただ一つそこにある「森」という“個”のかたちを、為している。




「全にして個、個にして全。」っていうのは、
マイ・バイブルでもある「ナウシカ」(漫画原作版)で学んだんですけども。




この森では、長らく図鑑の写真だけで見知っていた


この花。サガリバナと、とうとう出会えました。

衝撃でした。



他にも、見るもの触るもの、いずれも生命力あふれていて、
楽しい。


ヤシ。



ガジュマルの気根。やばい。




光が強いから、
影がまた、濃くて、
強くて、
美しい。



ハイビスカス(赤花)。

花の美しさは言わずもがな。







深く深く。



どんどん人気が遠ざかる。


たまに、空のすきまがあると、



飛行機が見えて、
感傷的な気持ちになる。





あ、
ガマ。(洞窟)

沖縄のガマは、(思い切り端折って言うと)ちょっと怖いスポットなので、
不用意に近づかないように。



宮古島は、(本島にはわんさかある)戦争の傷跡が、あまり見当たらないな、
と思っていたけど、

この植物園の森の中には あちこちにこうしたガマが ぽかっと、ありました。
そして、
自決跡の碑とか。やっぱり、ありました。

本島ほど沢山じゃなかったけれど、
戦争の重い傷跡は、この楽園のような島にも、ありました。


鬱蒼とした、森の中の、影の中に。





では そろそろ、
明るいところへ戻りましょうねー。




植物園の縁には、
伝統工芸の体験館が、点在しています。




明るい下界。



甘い色。


ほっと、人心地。




宮古上布(じょうふ)という、歴史的な特産品の、織物コーナー。

これを藍染めする体験コーナーもありました。


ところで、
自分が独り 森を巡っていた頃、



ちっちゃな子たちは、



馬に乗ったり、



松ぼっくりを拾ったり、
していたそうです。
(photo by 各mama)



貴重なる可愛い瞬間を、見逃しちゃったな。まーいいけど。


馬に乗った少年は



かき氷。いちご。ビッグ。練乳がけ。

自分は、



紅芋ソフト。
ソフトクリームマシーンで、ぐいいんと巻いて行くお店のお姉さんに、
少年は「、、すごいですね、、」って、素直に感動、感心していました。

ああ、この真っすぐさ、、。






一時間、経ちました。



さー、では、出発です。

ところで、そういえば、
もうひとりのちっちゃい子は、というと。。。




やっぱり食べてた!

ほんと、食いしん坊!まさにアニマル!
(なんか、餌付けされてるみたい。)




もう、狙ったら、じーっと見てるの。

本能。純粋。アニマル。





さて、
次に向かうところが、いよいよ、
この旅のラストスポット。締めです。


締めは、ビーチです。


いざ。





ラスト・ビーチへ。





~~~~続く~~~~








雨ふりシーサー~宮古島旅8~

2012年10月05日 | 宮古島 -miyakojima-
これがいわゆる、スコールか。
本場の。

ザーッと降ったり、たまに止んだり。




東京でも最近は「ゲリラ豪雨」なんて言われる、烈しくて唐突な雨が増えてきたけど。

そんな、雨の中。




サトウキビ畑の中を、あっちへこっちへ、縫うように
うねりくねりながら、



たどり着いたのは、





畑の中に、ぽつんとある、ここ、



金城陶芸さん。

宮古の焼物(やちむん)のお窯元です。


ここで待っていたのは、



まんまる金魚と



シーサーさー。







雨がますます止む気配の無い中。






中に展示してある焼物を めいめい物色したり、




お買い物したり。





そもそも
ここに来たのは、ひとつ、はっきりした目的がありました。


「本気のシーサー」を買うためです。





これです。

この旅の直前、エクステリアを手がけることになったお客様から、
「シーサーを飾りたい。」とのご要望があったんです。


那覇の空港で買えるような、可愛らしいシーサーも、今はたくさんあります。
、、が、そんなんじゃなくて、


「古式ゆかしきかたちで、素材や作り方とかもトラディショナル(伝統的)な、
 本気のシーサーが欲しいんです。」

「魔除けになってくれる、強い、力のあるシーサーが、欲しいんです。」


お客様の願いは、とても切実で、強いものでした。

それを受けて、
みんなよりも先んじて宮古入りした社長が、数件の窯元を訪ね回り、

「これだ!」と見定めたのが、
この金城陶芸さんのつくった、
このシーサーでした。



大きいです。
重いです。

赤土の、渋い褐色をおびたムラや、素焼きの質感。

素朴、且つ、この上なく品の良い色。


、、、


うん、確かに。これです。

この色なら、周りの色にも合う、と思います。


即決でした。


しかし、気に入って頂けるだろうか・・・
それはまだ、わかりません。


いつも、庭をつくるときと同じように、

「フタを空けて見るまで、わからない」
のです。

贈り物というのは。
どんなに心を込めて、考えに考えて選んでも、実際手に渡って、素直な反応を見るまでは、
そわそわ心配で、ほっと出来ないものです。


「出来上がりの最後の最後まで、お客様がどう反応してくれるか、わからない」

庭で言えば、そんな感じです。




皆さんのお買い物のあいだ、



壊したら大変なので、


(*photo by n-kun mama)


ベイビーズは外へ誘い出し、

締め出し。










なお 雨は強くなり。





止む気配も無く。

されど、
美しく。






社長曰く、
宮古島は、こんなふうに、ほんとによく雨が降る、と。
昨日一昨日と、見事に晴れが続いたのが奇跡的なもんだ、とのこと。


これぞ、南の島の雨。


大粒の雨は、
力強く、重たく、甘く、




命を感じます。


ひまをもてあまして、
ちょっと濡れてみよっかな~ なんて飛び出してみたら、



一気にびしょぬれる勢い。


生半可じゃないです、この勢い。

慌てて屋根の下へ。




まあ、止まないけど時間もないので、

出発です。







今度はどこ~?




次はどこ行くの~?



どこで覚えるのか、必殺・悩殺ポーズ。

ベイビーは相変わらずごきげんで、たまりません。


ちょっと年上のボーイも、
でっかい10人乗りボックスカーの 頭に居るママのところから お尻のとこにいる自分のところまで
駆け抜けて、



ご満悦の様子。

子供って、ちょっとでも広いところが、楽しいみたい。


あ、




青空が。

あの凄い雨も、止んできました。






さっきまでの 見渡す限り一面のサトウキビ畑は、


どこへやら。

車は、中心市街のほうへ戻ってきました。


満場一致で、次の目的地は、



食堂~。

本場の「宮古そば」を頂きます!



まだかな まだかな~




まだかな~




まだかーなーー!




ああああーーー!


来た!



食べたよ。

痩せの大食いの早食いの俺は、写真撮り忘れて、一気に食べたよ。

けっこうなボリュームでした。美味しかったです。

ちなみに、「久松製麺所」という、社長なじみのお店でした。





宮古そば屋さんを出ると、

すぐそばに



どーん。

「宮古まもる君」です。
肌白い。くちびる黒い。
気持ち悪い。

宮古島の交通安全をまもるべく、島内に何人か、立っているんだそうです。

そのうち一人と、一応こうして出会えました。


(photo by n-kun mama)



そのすぐそばには、公設市場が。

お土産をお買い物。




ドラゴンフルーツのジャムとか。レアな色!



パパイヤとか。
そういえば、初日に食べた パパイヤのきんぴらが、うまかったです。


自分は、「沖縄ついたら絶対買う。」と狙っていた、
「月桃」関係のものを、ここでガッ!と、買いました。
月桃せっけんとか、月桃茶とか、シュッてするやつとか。


月桃(げっとう)とは、ショウガ科のハーブです。
ちょっとスパイシーなような、しかし甘くて切ない、素晴らしい香りなのです。

そんなこんなで、

もうお昼過ぎ。



天も晴れ。


この次は、

私が個人的に虎視眈々と、あわよくばと、狙っていた場所へ・・。




なんとなく流れで、わがまま聞いてもらっちゃいました・・。




~~~~続く~~~~~




****





、で、終わると思いきや。


PS。


****************

旅から帰ってきてから、数日後。

あのときの「本気のシーサー」が、
厳重にパックされて、無事届きました。

早速、お客様のもとへ。




こうして、門扉の両脇に鎮座しました。

狛犬的に。






うむ。

正解でした。
シンプルで、強い。

大きすぎず、小さすぎず。

目立ちすぎず、目立たなさ過ぎず。

合ってる。

背景のレンガの、ピンクがかったベージュ(弊社の卸しているベルギーレンガ。)にも、
明るいブラウンの木製扉にも、
合っています。


お客様も、びっくりしながら、
とても喜んでくださいました。


これで、

ほっと、一安心。です。


さらに、サービスで、
手前の門柱に



ちっちゃな可愛いシーサーも付けました。

最初に描いたイメージ図では、こちらに載っけていたんです。
ここが、「鬼門」なので。


さすがに、あっちの大きいのは載らないけど、
やっぱり、
その、最初にお出ししたイメージ絵を気に入って頂いて始まった仕事だったから、
なるべく、その絵の通りにしたくって。

、っていう、気持ちもあり。

「えっ、こっちにも!」って、
ちょっとビックリさせたいな、とか、

可愛げも欲しいな、という気持ちもあり。



ちっちゃいけど、力強そうでしょ。




まず この、一番に目に入る門柱のところで、
この愛嬌に 「ふふっ」と、ほっこりしてもらって、

いざ家に入るときには、「ああ、護ってもらってる」って、
安心感に、ほっとしてもらえたらと。



などと、

色々考えながら。


良い運気がめぐる、素敵な庭を作れるよう、
頑張らなきゃ。と。











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