歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

箱根より

2009年10月28日 | 徒然 -tzure-zure-
長野の現場、前半戦の三日間を終了し、

今、箱根にいます。

短期集中武者修業中です。



先日の
カフェライブイベントのこと、

現在進行形の
長野の現場のこと、

そして
今居る箱根のこと、

一遍におしよせている
一連の楽しい日々は、
おいおい、
一段落したらレポートし(たいと思い)ますので、
何卒、乞うご期待。





同行の同志が連れて来ている
一歳の赤子:ポニョミちゃんと、さっきまで遊んでいました。
思う存分に、癒されております。

やっと立ち歩きをするようになって、
あっちこっちに飛びまくる好奇心のおもむくがまま、
あたりかまわずものを投げ散らかすことを覚えた、
ポニョミ・マイ・ラブ。

育てる親は間違いなく大変だけど、
あくまでも他人事、という立場の人間としては、ただただ、可愛くてしかたない。

自分の部屋に帰ろうとした時に「行かないでー!」みたいにうわーっと泣き出されちゃったりして、

胸キュン。



明日もポニョミに会えると思うと、
テンション上がるー!

晴れパワー

2009年10月27日 | 徒然 -tzure-zure-
目を覚ましたら、

青空と黄金の雲が見えました。

ちょっと先行きが心配な流れ雲もあるけど
雨はひとまず止んでくれています。



天候に左右されやすい気分持ち

というのだと、

浮き沈みが激しくなったりして、
キッチリ・カッキリ設定された 人サマの仕事スケジュールには
合いにくい、

まあ厄介なものだけど


空が晴れたら 気持ちも晴れる


それは、シンプルで、良いことですよね。
低コストだし。


ここぞ!という頑張り時には、
やはり、晴れの突き抜ける力にあやかりたい。





あ、虹だ。

長野にて

2009年10月26日 | 仕事 -work-
土曜の カフェライブイベントの空間演出
という、
いわば新しいかたちの「庭」づくりの初仕事を終えて、
バタバタと翌日はもう、
朝から長野へ。


今、長野にて、
野口造園・初、設計施工の現場に入っています。

個人邸の庭です。

あまり時間もない中、いろんな人に助けられながら、
初めての「親方」的なものを体験中。
大変なものですね。下に立つ者も大変だけど、上に立てば、やっぱりまた大変。

どっちの大変さも、忘れないようにしたい。




やっぱり、
現場の仕事は、楽しいです。
ものをつくる仕事は、楽しい。自分の頭の中をかたちに出来るのは、うれしい。

「大変だ。あー大変だ。」と、口癖のように、つぶやきがちになりながら、でも本心は
実は、「楽しい。」が、上回っている。

だから、
テンパっているようで、案外ただワクワクしてたりして。


機会を与えてくれたいろんなつながりに、感謝感謝。



今日はあいにくの雨。

雨が降ることで、例えば雨水の流れかたや溜まりのスポットなど、
おかげで初めて見えてくることもあり、
降ってくれてよかった、と思うことも、なくはない。

しかし
現場に降る雨は、
効率も悪くなるし、
体温も奪われるし、
気持ちを萎えさせます。

テンションを高く明るくキープするのが、難しい。首すじから背中に一滴でも入ると、
心底げんなり。



明日も
あいにくの雨かもしれない、と言うこと。



晴れろー!

鐘が鳴るなり

2009年10月23日 | 徒然 -tzure-zure-
今日も 引き続き、設計の仕事を、黙々と。



絶対に これは、かなり美しいレベルのヤツだな。

、とおぼしき ピンクの雲の棚引く夕焼けの
ほんの かけらっぽっちを、
窓のすきまのチラリズムに なんとなく感知しつつ、

「いや、今は仕事をやらなきゃ。」
って
みすみす 見逃したのが、

よかったのか、
悪かったのか。


そういえば、
秋という季節は 夕焼けの美しい日が 多いんだった。




夕焼けを 見逃したところで おなかが "Google." と鳴いたので
買ってあったさつまいもを 適当に焼いて食べてたら

窓のすきまから 今度は

深大寺の鐘が ごーん ごーん 

と。


 *

建築学科の卒業論文で
「東京の寺の鐘」について書いたので
(、、って、今思えば なぜそれでオッケーだったか、”謎”なのですが)

「鐘」ってものには、
ひとかたならぬ 愛着があります。

そもそも なんで 鐘に興味をもったのかは
自分にとっても いまだミステリー。


しかし

こんなふうに、日々の生活の中で
鐘の音を聴けるように なろうとは。

奇縁を感じます。




鐘の音は、

地を這うように、
あるいは 波のように、
静かに じんわりと、渚を黒く濡らすように 広がって、
白く涸れるように 消えて行きます。


今日の夕暮れは、
宵の水色の空気に しっとり沁みてゆくように

じんわり 響いていました。



 ~ いも食えば 鐘が鳴るなり 深大寺 ~





ちょっと前までは 窓を開けていると

どこかのキンモクセイの香りが なだれ込んで来て、
部屋の中まで ぜいたくに 満ち寄せていたものですが

ぱったり途絶えてしまいました。


散ったんだなあ。いつのまにか。あっけなく。







というわけで

今日は 家に閉じこもって仕事をしていたからか
よりいっそう
窓のむこうの 外の世界が、ちらちら気になったようです。




さて。明日は

原宿/表参道は、キャットストリートのカフェ:uzna omomにて

ライブイベントの 空間演出役です。


 日時:10月24日(土)

 場所:原宿 uzna omom

 open 19:00 start19:30 ticket 1,000円(+1D)

 ライブ:・吉田稔啓(ピアニカ)

     ・かいやすとも(ギター)


ちっちゃな隠れ家カフェなので、定員20名くらいだそうですが、
ご都合よろしかったら、ぜひ来てね。

すみっこでこっそり、お待ちして居ります。



さっき初めて気づいたのだけど、
uznaの店長日記に、なにげに登場していました。
一週間前に 下見(イメージ固め)に行ったときのだ。


さて

明日もバタバタ。どうなることやら。




頑張り時

2009年10月22日 | 仕事 -work-
ちょっとご無沙汰してしまいました。

更新してない日も いつものぞいてくれて、
どうも、恐縮です;どうも、ありがとうございます。



* * *


現在、3つばかり、
造園プロジェクトが 同時進行しています。
(最初で最後の まぐれ“モテ期”だと思っている)

しかも いずれも、
今週末(つまり“直前”)に ドドドドーーッと、
本番開始。

という、
時 すでに迫りすぎている、
怒濤のごとき、危機的事態。


ひとつが こちら↓



建築学科の同期が つくった、
長野の個人住宅。名建築です。

ここの ピロティー下の空間を、造園します。

目下、叱咤激励されながら、見積と奮闘中。


ほかにも、もう2つ。
1つは前回のブログに書いた、カフェのライブの。
土曜日だから、、あらら、もう日が無い。

もう一つは、
今日じゅう;



というわけで、
ほんとは今、ブログ書いてる場合でも、ないのでしょう、きっと。
でも滞りすぎると 心配させたりするので、休憩がてら、書いています。




今朝、

「赤ちゃんを産みました!」
という 素敵なメールが、届きました。


ウェブアルバムを開いてみれば、可愛い太郎くん。
それを見るなり、一瞬で 心が とろり。

ちょうど、シャボン玉のこどもの話を つらつらと書いた
まさにその日のこと だったようです。

その日はそもそも 友人(×2)の誕生日でもあって、

「そういえば、
 今日の この瞬間も、新たに、“この日を誕生日として産まれ来る子” が
 どこかに、いたりするんだよなあ。絶対に。」

なんて、想いを馳せていたものだったから、
勝手に、奇縁を感じたりして。

おめでとうございます!





毎日毎日、必ず、どこかの誰かの “誕生日” なわけで。

つまり

知り合いが 増えれば増えるほど、
「今日は知り合いの誕生日」という日が、カレンダーを 埋め尽くしていく。

誰かと出逢うたびに
ひとつずつ、
「おめでとう!」と言う日も、増えてゆく。

行き着くところ、
365日、毎日、「おめでとう!」ってことに、なるんですね。


 ほーーーーう **

そう考えると
なんか、ほっこりしますね~。


今まさに孕んでいる友人も、もうちょっと。
頑張ってね。

何月何日が、新しい"知り合いの誕生日”になるのでしょう。





って
ほんわか ピースフルな想いに しばし漂流してみたけれど

振り返ってみれば
ーー現実はーー
ーー相変わらず。

ていっぱいで、てんてこ舞いです。。。


眉間のあたりをぎゅいーーん!て、絞り上げられてるような。

痛いでもなく、苦しいってのもちょっと違う。
ぐうう、う、うーー;;;っていう、感じ。



何かを新しくやろうとすれば、
やっぱり、壁にぶちあたるものです。

「あれができない」
「これもできない」って
ことあるごとに、自信喪失するタネは、そこらじゅうに。


そっちを数え出したら きりがないのに

わざわざ そのタネを拾いに行って、さらにまた、
茫然自失としたり。


若輩者だから 出来ないことはたくさんあって、それは、
確かに、仕方ない。

とは言え、

「やっぱり修業が足りない、、」と、
うちひしがれるばっかりです。


「あれもない」「これもない」
「あれはできない」「これはできない」

ついつい
「ない」にとらわれてしまいがちです。

掘れば掘るほど 数多 ある、「ない」。




これは、まずいんですね。
何かを創造するには、障害になる。

逆に、
「あれならできる」「これならできる」
って、
発想を切り替えないと!


、、って、以前、知り合いに教わりました。
その転換は、目からウロコでした。





タイムリミットまで ラストスパートで、突っ走らねば。

しかし
タイムリミットは 実は むしろ
「スタート」だから、

そこからさらに 踏ん張って、

走り出して、

走って、

走り続けて、

走り抜けて、

走り通して、

走り倒して、


ゴールは、、、、



、、どうなる?どうなってる?

うわあ、全然わからん!どうなるんだろーー。

もう
 
 いっそ

  全部 棄て去って クラゲになりたい。。。


 *


って フニャフニャで萎え萎えな気持ちになってるところに、

元・同僚の I青年から、不意打ち電話が。
秋田から。


上記のように、自信無くしてモヤモヤして、愚痴っぽいことをトロトロ言ってるうちに、

ケラケラ 笑わさせられていて、

気づいたら、

すっかり 励まされてしまいました。

あれよあれよー。



そういえば
在職中もそうだったけど
常にニュートラルで、「自分」がどっしり据わっている彼みたいな人は、
飄々としていて、強くて、軸がブレないから

とかく浮き沈みの劇しい ブレまくりの自分を、真ん中らへんに ぐいっ!と
引き戻してくれる。ありがたい存在でありました。

そういえば 昨夜は
造園同志の やはり“強い”友人と 電話で話して、
すっかり、元気づけられて。


随所随所で、誰かに救われています。


ひとりだと
“落ちる”のは 簡単だけど

ひとりでなくなれば
“上がる”のも けっこう、簡単だったりする。








11月の上旬まで続く この
この怒濤の嵐が、去ったとき。


「なんとか、終わったよー。」と
笑って、報告できますように。


がんばります。




名建築です。


uzna omom

2009年10月19日 | 仕事 -work-
前回紹介した ポーランロンのPILKRONA(ピルクローナ)展

なんと 喜ばしいことに、25日まで延長になったそうです!
いきそびれちゃった方、ぜひどーぞ!
(オープンは 木、土、日です。)


* * * * * * * * * * * * * *

さて。

今週末、24日。土曜日の夜。

表参道のカフェ「uzna omom」にて
ライブイベントがあるのですが



そのイベントにて
「空間プロデュース」を、やることになりました。

“野口造園” として。






uzna omom。
「ウズナ・オムオム」 と読みます。

なんだそれは?

と思うでしょ?

逆さまから読むと、謎がとけます。


表参道のキャットストリート中にある、
なんの変哲も無い ふつうのアパートの二階に
こっそりある、隠れ家的カフェです。



若い女性店長が一人できりもりしてます。

もう5年もやってるんですって!
競争も劇しい 飲食業の世界で、
移り変わりの劇しい、表参道で。

凄い。。

何事も、始めるのは“勢いまかせ”なので、ある意味 簡単だけど
継続するのは、ほんとに難しいんですよね。。。。


はあぁ、すごいなあ。
と、
感心しつつ、





「しっぽが マドラー」に 感動しつつ。





ライブを主催するのは、
ナミコユタのギター:かいくん こと
かいやすとも

宮崎は 都城(みやこのじょう)出身。
眼がとってもキラキラしてます。




事の発端は:

「いったい、ノグチゾウエンは どういうことをやって行きたいのか」
って話になったときに、

 「インドアガーデン(家の中の“庭”)っていうのを主体にやりたい」

 「おおげさなものじゃなく、ちいさくてかわいい、ちょっとした空間アレンジみたいなことをやりたい」

っていうようなことを言ったら

「じゃあ今度のカフェライブで 空間演出、やってもらえますか?」

っていう話に、なったのでした。



それが、
早いことに 今週末に迫っている。という段階です。ひえーーー。


予算もほとんど無いに等しいので、どうしたもんかどうしたもんかと
頭をひねりひねり。





頂戴したテーマは

「水」


と、

「季節感が無い感じ」。


特に後者、これは、
“造園屋”としては難しい!

季節感を出すのは、逆に、とっても簡単です。
今時なら、落葉やどんぐりを集めてくれば、なんとかなるし
今時咲いている花を仕立てれば、まあ、なんとかなる。


どんぐりや落葉を拾うなら、タダで済むしね。


しかし「季節感を出さない」となると、、


、、、うーーーむーーーー。


空間と



にらめっこ。





キャラメルミルクの



あぶくのプチプチと にらめっこ。





<季節感の無い、一夜限りの ”庭“。>


なかなか、面白い課題、ふっかけて頂きました。

『新しい庭のかたち』を目指す造園屋 などと名乗りを上げた者にとっては、

きっと ふさわしい課題を与えて頂いたよな、ということで、
頑張りどころ。
わなわな、奮い立たせられます。


なかなか難しい気がするけど、
この課題をどうやって処するか。これを素敵に切り抜けたら、
きっと、恰好好いよなあ。

なんて、
思いつつ。


空間と



にらめっこ。なわけです。


そして
悶々と悩んでるヒマも とうとう無くなったので、
とにかく手を動かしています。

もう、とにかくガシガシ作るしか、しょうがない。


作ってる時は、無心で熱中。
しかし
いわゆる普通の「造園」とは まったく違うことをやってるので
ときたま「、、なにしてんだろ、、」と、
ふっと 気持ちが引き潮になったりも、しつつ。



チラ見せすると、
こんな↓感じだったり??



これ以上はもう、秘密! いちおう秘密!





ということなので

もし かいくんの音楽や、
いまだ ひたすら未知数な“野口造園”が 結局何をどうするのか、
ご興味がおありの方。

間近の発表で申し訳ないけれど、ご都合が宜しければ、

よかったら、よかったらでいいので、どうぞいらして下さい。
(緊張するー!)




ただ、
ちっちゃなカフェなので、定員があります。
ご予約やお問い合せは かいくんのホームページ(こちら☆☆☆)、かいくんのメールの方へ

どうぞ、お願いします。



そして、このお仕事 プラス:
あと2件、“野口造園”系のお仕事が ギューギュー詰めでおしよせている、
謎に忙しい、今日現在。


なんだか どうしてだか。

大変ありがたいことです。

大変ありがたいのですが

てんてこまいです+




uzna omom

昼は キャットストリートを見下ろす ベランダ席。



夜は 紅色な雰囲気。






ピルクローナと、青いカフェ

2009年10月17日 | 遊興 -pleasure-
前回に引き続き 駆けつけた2つ目は、




根津のちいさなギャラリー:「オカリナB」にて開催中の:

「PILKRONA」展



“ピルクローナ”と読みます。


陶器のボタンなどを作る「PORLANRON (ポーランロン)」と、
このギャラリーを管理している「RIN(リン)」さんの、コラボレーション展。

PILKRONA というのは、二人の名前をうまいこと掛け合わせた造語だそうです。




友人:ポーランロンは、
陶器のボタンや、皮小物など、いろいろ可愛いものを作ります。


名前にたがわず、可愛いものばかり。


ふだん「ポーラン」と呼ばせてもらっていますが、もちろん芸名(作者名)で、
日本人です。壱岐出身。

やはりで出逢いました。


「RIN」さんは、ここで初めて逢いました。

子どもの芸術教育に関わる会社で働きながら、
このギャラリーで、子ども向けのアートワークショップをやったり、
自分の作品を作ったりしているそうです。

とにかく多作。満ちあふれています。






根津駅から歩いて1分もかからないところにある、小さなギャラリー。
見落としてスルーしかねない 小さなギャラリーですが、

なんとも奥深い!




長屋風の、奥行きがずーんと長い長方形のハコなのですが、

ただ普通のハコとは違う、とても楽しげな作りになっているのです。
子どもが ひっくり返ってはしゃぎ回りそうな。

まず開けたらいきなり階段で、面食らったりします。
「えっ、」「あれっ?」っていう。


そういう
 ”楽しい驚き” をくれる建築ってのは、良いですよね。

ここに住みたい。と、思いました。


                    (ポーラン↑)



どんな展示模様かは、

直接行ってみるか(それが一番)、
PILKRONAのホームページをご覧になると 良いかと思います。

コンセプトが、詩的なストーリーになって連ねられていて、
あの雰囲気を表現するには 詩、しかないだろう、という感じ。


とにかくたくさん、ちいさくて可愛いものが
ちりばめられていて、
ちいさくて可愛い気配が、溢れているのです。



小憎い演出。





あの雰囲気や
あそこで むくむくと湧く
「ここにいると、なんか、うれしい。」という感覚を

数枚の写真や、ちいさな文で表すのは、どうも難しい。。。




そして、一番大事なのは

この展示、なんと18日(日曜)までなのです。
すなわち
明日まで!(10/17現在)


夜8時くらいまでやっているはずなので、お時間のある方、
また、
ちょっとどころじゃなくほっこり、ほわ~~んとしたい方は、ぜひ、
大おすすめです。

自分は、一回じゃ足りなくて、二回行きました。

何時間でも居られそう。、、というか、住めそう。 というか、住みたい。


あと、わずか二日です。あんまりお時間ございません。
ギリギリですみません。



終わるなんて、もったいないな。




そしてこの「オカリナB」から、谷中の方へ歩いて 5分くらいのところに

新しい、お洒落なカフェがあります。


「COUZT CAFE  藍い月」

“コーツトカフェ あおいつき” と読みます。

コーツト って なんでしょうかね?そういえば。




これまたで出逢った友人:
“お茶マスター”のマキさんが
この9月にオープンさせたばかりの 新しいカフェです。

私は勝手に「マキエンジェル」と呼んでいます。

やっと、不意打ちでいきなり お邪魔してみました。

しかも やっぱりこれまたで出逢った友人たちと
何の予告もせず 突然おしかけて行ったので
ちょっとびっくり お茶マスター。


でも ちゃんと ちゃちゃっと仕事をする、お茶マスター。


前回訪れたカフェ紅(もみ)
ここで”働いていた友人” というのが、実は このマキエンジェルさんなのでした。





「藍い月」。

デリ・プレート。
きのこのマリネと、かぼちゃのとろとろチーズのせと、紫芋のなんちゃら。
きのこのマリネが絶品。真似したい。

手みやげに、(頂き物のおすそわけ*)


「紅い月」を あげたら


「白い月」になって 還って来ました。

グランドピアノのチョコレートケーキ。サービスで、ありがとう*


ちなみに 林檎は、長野でいただいた「秋映(あきばえ)」。





根津のあたりは、良いですね。

せまい道がちいさく入り組んでいる町。

ちいさなスケールの中に、
ちいさくておしゃれなカフェやギャラリーが ゴロゴロしてて、

民家のちいさな「軒先ガーデン」も、わっさわさとたわわに充実していて、

あれやこれや、ちいさいなりに、盛り沢山。
人の営みパワー、というものを感じます。

奥へ奥へと進むほどに、楽しい発見が次々現れる、
探検しがいがある町。
ミニマムにして、マキシマム。面白い。



自分ち(深大寺)のそばに いきなり根津があったらな~。

って、思います。ぜいたくな話。


自然がいっぱいの 広い のどかなところも良いし
人の営みがいっぱい詰まって 楽しいものがあふれかえってるところも、良い。

どっちもあったら、
とても良い。




というわけで、

「PILKRONA」展(あと二日!日曜まで!)。と

「COUZT CAFE 藍い月」(こちらは大丈夫)。

ぜひに。


樹の根の絵描きと、紅いカフェ

2009年10月16日 | 遊興 -pleasure-
もう 時間がちょっと経ってしまったのだけど

雨上がりの気持ち良い、
10月3日、土曜日のこと。

友人の個展に、2つ、行きました。

1つは とっくに終わってしまったけれど、ご紹介します。
もう1つは ギリギリまだやっているので、また別途、ご紹介します。



1つ目は、
和田英子さんの「瀬音の森~地に棲むもの~」展。



おそるべき根気のたまもの。細密でリアルな点描画です。
活版印刷屋の岡城さんと 協同の展示でした。



場所は、
小伝馬町の古民家カフェ:「カフェ紅」さん。



「紅」と書いて
「もみ」と読みます。
中庭のモミジ(紅葉)に ちなんで。

「カフェ紅」は、
で知り合った友人が勤めていたこともあって
なにげに ちょこちょこ訪れている、お気に入りのカフェです。

容易に真似できないこだわりのごはんや
容易に真似できないデザートが、
絶対に真似できない空間で、味わえるのです。


 (※6月に訪れたときの模様>>「森だくさんの交響楽団」の巻より、前半。
  ・・あの時はそうそう、三種類の花茶や、「めんたいこドリア」を頂きました。美味かった!


この日 登場した「土曜日限定メニュー」は、
ぜいたくな大盤振る舞い・デザートプレート。



これは第一のプレート:
・全粒粉スコーンくるみ入り丸パンのクロック・ムッシュ
 (自家製生キャラメルとクロテッドクリーム添え)


 カリッとしたパンに
 ぷりぷりのハムが乗り
 その上でチーズが
 と ろ け る 。

という現象は、
まさに
“凝縮されたる 多幸感”。

食べるということのぜいたく。
美味しいものを食べるという幸福の象徴。


和田さんと おしゃべりしながら
とろける素敵なぜいたくを 分かち合いました。



お茶は、



オリジナルブレンドのハーブティーを。

どんなブレンドだったかは 忘れちゃった;
たしか、カモミールとかリンデンとか、ローズヒップとか、、、




古民家の 渋~い木の色や
そこかしこの 深い“紅”色や
いちいち素敵な古い建具や 調度品が

あんまりに 居心地が良いせいか、

毎度毎度、
とっぷりと、長居してしまいます。




この日、
和田さんの展示も 最終日。
よりにもよって閉店寸前、最後の最後のお客でした。

それをいいことに、
和田さんを独占し
ギリギリアウトの時間まで、夢中になって
食べたり、おしゃべり。


熊野古道(の近くの)ご出身の、和田さん。
そういえば多分、初めて、こんなにしゃべったのではないかな。


美味しくて、楽しくて、


危うく、
展示された絵を すっかり見逃すところでした。





本題の絵のことを忘れさせるほど
夢中にさせた 張本人:
「デザートプレート」の、セカンド。

・スイートポテト
・ショウガのプリン
・マーブルシフォン

折しも この日は「仲秋の名月」。
それに見立てて、満月を模した:
アーモンド的コーンフレークの味のする パリッとしてるようでしっとりしてるもの
(要するに、名前がわからないもの)が、
刺さっていました。

ショウガのプリンが、最高にショウガでした。

パティシエが頑張って作っている特別限定メニュー。
もう二度と食べられないのかしらん。


限定メニューが気になる方は、ぜひ、カフェ紅のホームページ↓の「news」を 
こまごまチェックしてみてね。


カフェ紅(モミ):http://www.momicafe.com/


中庭の紅葉(もみじ)も、そろそろ紅葉(こうよう)を始める頃でしょうか、、、

あらそういえば、紅(もみ)の紅葉(こうよう)した紅葉(もみじ)はまだ
見たことなかったです。

また、お邪魔します。


 *


翌 日曜日、

新宿御苑を訪れたのですが。

(前回のシャボン玉の話は、その時のでした)


これ↓を見るなり



「あ、和田さんだ。」


すっかり刷り込まれていたのでした。




シャボン玉のこどもたち

2009年10月15日 | 徒然 -tzure-zure-
まだ 足取りもおぼつかない
おさない子どもは





*




シャボン玉に

やたらと 心惹かれるようです。


*



*





*






通りがかりの 別の子

さっそうと 登場

*







*




さらに 新たなる別の子も 登場

*




突然 なぞのフリーズ


*


フリーズした ボーイのために



せっせと シャボン玉をふくは

まったく赤の他人の 家族一同

*







*

この日
この瞬間
ここで 偶然出くわして
「シャボン玉」というものだけで
一瞬 交わることになった

通りすがりの
赤の他人同士

まだ おっかない足取りの
おんなじ背丈の
小さなこどもたちと

小さな家族たちは


この日の
この場所の
この瞬間のことを

いずれ
忘れてゆくのだろうけど








ずっと 幼い頃に
意味も分からず どこかの誰かの吹いたシャボン玉を追いかけて
はしゃいでたこと


ずっと後になって
自分が親になって

ある土曜日の
ある晴れた日に

近くの公園に行こう ということになって
「シャボン玉」を手にする時に


淡く
なにかを 憶い出したりするのだろうか







10月4日 新宿御苑にて

ふと 想う。



休みの終わり

2009年10月12日 | 徒然 -tzure-zure-
三連休、いかがお過ごしでしたか?

「歌庭、読んでますよ。」と、ちらほら言われます。
うれしはずかし。はずかしうれし。
いつもいつも、のぞいてくれて、読んでくれて、
ありがとうございます。


この三連休、私は



こんな虹に 出逢いました。





週の後半から 土日(休日)にかけて:
フルパワーで もりだくさんに動き回っていて、バタバタする。
、、というスタイルが、いつのまにやら出来てます。


この三連休も、
やっぱり またまた、フル回転で、もりだくさんでした!

 那須の 森の中の箱の家

 長野の あったかくて浮いてる 不思議と素敵なお家

 根津の 素敵なギャラリーと、カフェ

先週の もりだくさんな週末のことも書けていないのに、
ネタばっかりは、どんどんどんどん増えてしまいます。


詳しくは、また改めて。



とりあえず、
今日 久しぶりに会った友人から頂いた

「いちぢくとくるみのパウンドケーキ」、
ちょっと、頂かせてくださいな。




週の終わり・休日の終わりを
満面の笑顔で締めくくる、
ひと夜のティータイム。


音楽を聴きながら。

撮った写真を繰りながら。

自分だけの、至福のひととき。



窓をあけていると
どこからか キンモクセイの香りが、
いっぱい流れこんで来るのです。

ちょっと寒くても、あんまり 閉めてしまいたくない。

どこから来るやら。






「終わり良ければ すべて良し。」
と 申しますが。

一日の終わりを、
自分がいちばんニコニコできるやりかたで 締めくくると、

一日まるごと
「良い日だったな。」と、
想うことができるものです。

そして、
たぶん ムッとしたこととか、「疲れた、、」ってこととかも あったはずだけど、
楽しかった瞬間や 笑っていた時間ばかり、憶い出したりして。
毎日を楽しく終わらせる秘訣。


これは
ある種の “錯覚”か
ある種の 心理的操作かもしれないけど、

ヒトって、案外、単純なものです。
ありがたいことに。


というか、
自分、存外に、単純なのです。
ありがたいやら、なんやら。


というか
実際、とても、良い 一日でした。

いや、というか、
良い 三日間だった。

いやいや、というか、
良い 一週間だった。








「野口造園」
(たぶん)改め:
「野口ガーデン」(仮)も、
むくむくと 動き出しました。


このブログの右の欄から、チラシを見られるようにしました。
ちっちゃい画像のあたりをクリックしたら、気持ち、大きくなります。

あと、
メッセージを送れるようにもしました。(今まで無くて、すみません;)
お問い合せや、公開コメントじゃなく、こっそり何か言付けたい場合は、
そちらからどうぞ~*




”じわじわ”なような、”どたばた”なような。
忙しいような。

とにかく、
楽しい感じです。


やりたいことが やれること。
自分のペースで 生きられること。
自分のペースじゃないけど、好きなことでバタバタ忙しいことが、

とにかく、
うれしい感じです。

良い流れを、頂いて。ほんとありがたい。ありがとう。

がんばります*




終わりは 始まり。


明日から また
あたらしい、



良い 一週間を。






ひとまず
いただきまーす♪











明くる朝の流れ

2009年10月10日 | 徒然 -tzure-zure-
ひさしぶりに 今日は

東の窓を突き刺して滲む まぶしさで、

うわっと 目が覚めました。



窓辺のジギタリスとアジアンタムに 水をやらねば と

少し 離れたすきに

この群れ雲たちは どこかに吹き飛んで、
もう いなくなっていたのでした。


 *



嵐が連れて来た ハイテンションの波に乗っかって

また新たなる勢いを得た 怒濤の日々がやって来ます。


なにがどうして こうなって

どこへ行くやら わからないようで

ほんとはもう、わかっている気もする。



今はただ、ひたすらに、
流れのままに。


背中を押して、
どんどん どこかへ圧し流してくれる、

勢いを信じて、

流れのままに。



* * * *

右の欄に、
ノグチゾウエンのチラシを置きました。

まるっこい「野口造園」題字共に、自家製です。

チラシのちっちゃいのをクリックしたら、拡大します。
拡大したのは、さらにもう一回くらい拡大させて見ることができるはず。

やっとアップできました。




、、なのですが、

自分のやりたい方向と、
「野口造園」という名前とが あんまり噛み合ってないんじゃないか、
ということで

近々、

「ノグチガーデン」

に、改名する と、思われます。

せっかく作ったチラシに、申し訳ないけれど;

未来の解答は
ちょっとずつ、じわじわと、ゆっくりと。
見つけた!と思ったら、また違ったりして、やり直したりして。

時が満ちないと、なかなか見えて来ないのでした。

自分が 何を どう やっていきたいのか

自分のことなのに、
自分が一番 わからないものだなんて

なんだか、皮肉。



台風のあとに

2009年10月08日 | 徒然 -tzure-zure-
でっかい台風が、

すっごい勢いで、

ダーッ!と暴れて、

ダーッ!と 過ぎ去った。


 *


雨戸も閉じて
身も硬くして
じーーっと我慢した “ごほうび” か

あるいは
南の海からの “おみやげ” か

スコーーーーン
と、

久しぶりに まぶしい
強い青の青空を あとに残して

嵐は
ダーッと、
過ぎてった。



甘くしっとり濡れた 道ばたには

まばゆい花を、

まぶしく散らして。




 *

嵐が ゲラゲラ 暴れ狂っている最中

自分は
窓を閉ざしたオフィスの中で、黙々と、硬直的パソコン作業。


ある時突然
窓から まぶしい光があふれて
「あ、過ぎた」と知る。

まだ 風が窓を叩き付けていたけど
嵐のあとには
痛快な青空が お出ましになるはず。
ひさしぶりの 青天が 拝めるはず!

うきうきして
思い切って 窓をそっと開けてみたら

「ぶぉん!」

したたかな風に 閉め返された。



でも 垣間見えた 空は
久々に見る 明るい青で


  うずうず


やはり 耐えられず
昼下がりの プチ休憩のタイミングで、
嵐のなごりの街に 飛び出してみた。


 *

挨拶一番

どどーっ! と 突風

そしてなんだか甘い
しっとり空気


カーッ! と 勢い良く晴れたあとにも
まだ暴れ足りなかった風が ぶおん ぶおん
街のあちこちで 騒ぎ回っているのでした。


暴れる風の元気に あおられて
ちょっと テンションあがります。


ここしばらく続いていた暗い雨の 重い日々もあって
なんだか、澱(よど)んでたところでした。
そのことも、そもそも、
この嵐が来るまで はっきり気づいていなかった。


ひしひしと感じられる 来る「冬」に備えてか
つらい寒さに耐えられるように か

自分でも気づかないうちに

徐々に ちいさくちいさくちぢこまらせ
厚く厚く殻を重ね
かたくかたく強張らせ始めていた
そんな心を

「まあ、まあ、」
って

やんわりと
なでて、とろかすような、
すこし あたたかい風。


遠い南から やって来た
遠い 夏の名残のような
豪快に大笑いしている
南国生まれの誰かさんみたいな、
したたかな風。


よどんでいた気持ちや

頭の中のもやもやも

嵐は
超弩級の怒濤の力で 持ち去ってくれた気がしました。


そして
残してくれたのは、
ただ、青い空。


久々に 気持ちが軽くって

とくに意味もなく、無性に、
楽しい気がする。


 *


風が ぶっ飛んでるのが、うれしい。

街が まぶしいのが、うれしい。

空気が 甘いのが、うれしい。

空が 青いのが、うれしい。


そして
気づいたら

すっきりしていた。


すっきりしたら
急に

「よし。なんとかなる。」
って、
想えて来た。


 *


止まない雨は無いとか
過ぎない嵐は無いとか

今まで十分体験して来ているし
頭でも充分わかっているけれど

やっぱり
実際に 改めて新たに味わわないと

どこかですっぽり
身体は 忘れてしまっているようで

また やって来た嵐で
また、憶い出すのでした。


じかに 身体で触れて
じかに 目の当たりにして


「そうだ、ああ、こんな感じだった」
って
また、憶い出すのでした。


憶い出したり
忘れたり

それをひたすら 繰り返しながら

同じことを 何度も繰り返しながら

初めてのように、
うれしがったり。

初めてのように、
かなしがったり。


 *



台風のあとは

すっきりして
少しあたたかくて
空気は甘くて

街も ようやく ほっと一息ついたようで

そんな中に
キンモクセイの香りが ほわんと ただよって





ほわんと、心地好いのでした。




霖と紅茶

2009年10月06日 | 徒然 -tzure-zure-
雨 、 雨 、 雨。

  雨 や 雨。

    雨。



こんなふうに しとしとと長く続く 秋の雨を、
“秋霖”(しゅうりん)と言います。

”霖”だけで、「長い雨」という意味があります。
長雨(ながあめ)は、音変化して「ながめ」とも言います。


秋霖は、
稲の収穫の終わり頃から降り出す、長雨。


 *


冷やし雨が続いています。

空は重たく白けて
じわじわと寒さが増していますね。

ガクン、ガクン、と 気温が落ちていく こんな時季は、
うっかり からだを冷やさないように、気をつけます。
と言っても、
これはどうしても習慣で、窓は基本、どこかが開けっ放し。
どこか空気がよどむのが、苦手なようで。

代わりに、あったかめに着込むのですが。




からだをあっためるには
内側も、しっかりと。むしろ、
内側から、あっためると良い気がします。


自分はよく、
「ショウガ紅茶」を飲みます。がぶ飲みします。

ショウガは
免疫力アップ & あっため効果があり
紅茶も
からだをあっためるし、利尿作用もあるので、デトックス。
風邪っぽいときは特に、ひたすらがんがんがぶ飲みします。
薬物は一切飲みません。

「ショウガ紅茶」は
秋田のフリオさんに教わりました。
教わったと言っても、
ショウガを適当にスライスしたのを、数片、紅茶と一緒にさらっと煮出すだけ。
とても簡単です。ですが、このひと手間で
なにか レベルが一個上のことをしているかのような
身も心も うれしい気持ちになります。


 *


夏も冬も
気づけばほとんど毎日、紅茶を飲んでいます。
一日の終わりに。
一息つく時に。
一息つきたい時に。




紅茶じゃなくても、なにがしかのお茶を飲みます。
ただし、コーヒーは飲みません。

コーヒーは強すぎて、
身も心も無理矢理揺さぶられる というか
平常心をぐらつかされる感じがします。

一時的にテンションが上がったりするのですが、
“気の迷い”みたいなもので
たいがい、後でぐったり、げんなりするのです。
その点、たぶん、
お酒(アルコール)に近い。


なんだか
やたらと繊細で弱い人 みたいだけど
無理しないでいいところでは、無理しなくていいんだから、
そんなところで、無理はしない。


 *


紅茶を飲む時は
たいがい、豆乳で割ります。つまり、ソイ・ラテ。
まろやかさがアップして、
とろ~んとした気持ちになります。

ストレートだと、
「がんばるぞ!」というシャッキリ感が強すぎ
平常心・温和な状態で居たい時には、必ずソイ・ラテ。


豆乳を先に マグカップに注いでおくのがコツ。

ミルクティーも同じで、

ミルクを先にカップに注いでおくと
お茶とミルクの混ざり合うときの 温度変化の関係で
ミルクが妙な変質をすることなく
美味しくなるのだ


どっかのなにかで 読んだか見たかして以来、
ずっと そうしています。


ただ 牛乳は、
豆乳に乗り換えてからは、すっかり飲まなくなりました。

牛乳飲むと、おなかが、、、という人も少なくないと思いますが
豆乳は、良いと思います。
ひとえに、やさしくて。


 *

ハーブティーも、実は、
ソイ・ラテが とても合います。

ストレートでは味わえなかったはずの なぞのやわらかい”甘さ”が
突然登場したりするので、ちょっと感動します。
案外素敵なので、おすすめです。

ただし

緑茶(日本茶)や烏龍茶(中国茶)は、残念ながら合わない。


 *

寝る前や
お酒を飲んだ夜など

豆乳をレンジであっためて飲むと
けっこう、良いです。
なんだかとても ほっとして、落ち着いて、

その一日を、丸くやさしく閉じていける。

おすすめです。


豆乳屋の回し者みたいになっていますが、
ほんとに、おすすめです。




 *



この前の週末は、よい天気でした。



もう あれはウソだったんじゃないか? ってくらい
今と ここ数日の天気は、どよーーーんと しているけれど。


午前に降っていた雨が パツッと止んだ 土曜日


何かの拍子に こんなハレーションが撮れました。


正体は、これ↓



イチョウじゃないよ。


アジアンタムです。

  アジアンタム=蓬莱羊歯(ホウライシダ)
  Adiantum raddianum
  イノモトソウ科アジアンタム属
  

水遣りをこまめにしっかりやらないといけないので、
育てるのは大変だと 悪名高い、アジアンタム。
でも、洋風にも和風にもアジア風にもモダンにも合う、アジアンタム。

やっぱり、そのフワフワした やわらかさが
部屋の、眼に触れるところに ほわんとあるだけで
気持ちも ふわふわんと、やわらかくなるようで。



子育て、挑戦中です。




最近の おっくうな雨模様とは うって変わって
スコーンと晴れていた土曜と日曜、

いろんなところをいっぺんに巡って、
全部語りたいほど楽しかったので

満を持して いざ書こう!と意気込んでいたのですが

今日は このように
気づいたら
いつのまにか、こんな内容になってしまいました。
これは、想定外でした。


ということで、

あんなことや


こんなことや



そんなことは



また、次回以降に。
乞うご期待。




長雨の終わりを待たず
台風が 近づいています。

ハラハラ。


実りと予感

2009年10月02日 | 徒然 -tzure-zure-
10月になりました。


いろいろと 想うこともあり
まとまってそうで まとまらないこともあり
いつも以上に とりとめなく 徒然、長めに書いています。
どうぞ、おひまな時に のんびりご覧下さい。

* * *




実りの秋。

ほっこり系の、暖色系の
美味しいものが充実する、甘い季節。
甘やかされる季節。


 ↑
おっきなサツマイモを 半分使って、
大学イモにしました。
(残り半分は、下のほうに、忘れた頃に登場します:)


友達から頂いた「ローズマリーのハチミツ」(舶来モノ)っていうのを使ったので、
なんとなーく、ヨーロピアンなテイストになった気がする。
でも、みりんも入ってる。

もしかしたら、れっきとした大学イモとは、微妙に違うかも。
ぜんぶ適当です。
黒ごまが無かったので、白ごまだし。
まあ、
いいのです。美味しければ。


ちなみに、レンジで適当にチンしてから揚げると、早い。


 * * *


もう終わったので言いますが
色々と、大変だったのでした、
9月。

なんというかな、
“苦月”。でした。


心身共に 一番楽で、一番好きなのが 夏です。 
そんな季節が 刻々と終わってゆくことへの “動揺”が、
まず 心の底流にあって、

その上に

深刻に考えなきゃいけないこと やら
ひたすら耐えなければならないこと やら
たくさん迷惑をかけていることへの「自責の念」 やら

直視しなければならない、辛い現実 やら。

色んな重たいものが、どっさり
のしかかって、
なんか、大変だったのでした。そんな、“苦月”でした。


だけど もちろん
楽しいことも嬉しいことも、うまくいったことも、
いっぱいあったので
そんなに苦しい苦しい、不幸だ、ってわけでもなかった。
むしろ、
ハッピーなことが 不思議な打率で、起こっていました。


結局は、自分の気の持ちようなんですね。

「今月は苦しかった。」なんて
たとえばこういうふうに書き残したり、反芻したりするから、
憶い出してしまうのです。

ほんとなら、書き残さなきゃ良い。そしたら忘れられる。
忘れちまえば、そもそも「無かったこと」にすら、なる。

幸か不幸か
なんでもかんでも覚えてしまう天才的頭脳の持ち主じゃないのだから
きっと、忘れる。
きっと、そんなもんです。

 *

気の持ちよう。


たとえば ひと月、毎日、

「ああ、今日も一日、楽しかった。」

たとえば、とにかく
そんなことを ひとこと言ってから 眠るようにすると、
もしかして
ひたすら幸せいっぱいで
むしろ 幸せすぎて困ってしまうほどの、
意味不明なほどに 楽しい人生に、なるのかもしれない。


カギとなるものは、そこらじゅうに落ちています。

「今日は なんか名前わかんないけど、きれいな花を見た!綺麗だったな~」

「今日も、美味しいものを食べた!ああ良かった!」

「今日、一瞬すれちがう時にパッと目が合った子が、可愛かった*」
とかね。ささいなこと。


一番 手っ取り早くて 確実なのは
「空を見上げること。」ではないかな。

なぜなら

空は
だいたい、必ず、
すごく美しいことになっている。




 *

だから
自分の人生が幸せなものか、あるいはその逆かは
自分の手で創れるもののような、気がします。
しかも、案外、簡単に。


心がけ ひとつ。

だから
「苦しかった」
だなんて、ほんとは 言うべきじゃないし、書くべきでもない。
忘れるべきなんでしょう。

逆説的ですが
今回は、このことを書いておきたいがために
あえて、書きました。




 * * * * *

ここから、後編。

 *

前回の森のライブのあと、吉祥寺に行き、
友人に会いました。

秋田の八郎潟にて、農業をやっている、舞踏家の
フキユキさん。



稲刈りをやった まさにその日に、その足で夜行バスに乗り、
はるばる、遊びに来たのでした。

おつかれさま!
そして、素晴らしいフットワークに万歳!


「動いてなんぼ。」
自分もしばしば クセのように口にしますが、
ほんと、そうだと思います。
経験的に、ほんと、その通りだと思います。
自分から動けば、そのぶん、まわりの物事も動く。
逆に、
自分が動かないと、何も変わらない。

 *

フキさんのブログ:「fukiyukiの日記」には、


         (photo by fukiyuki)

黄金の稲穂が。
なぜか、キュンとします。


そして、
美しき金色と水色の風景!


         (photo by fukiyuki)

まさに
「その者青き衣をまといて 金色の野に降り立つべし!」
的な、金色の野が。
あーーー、
降り立ちたい!青き衣をまといて!


リアルタイムのジブリッ子としては、心躍らざるを得ない光景です。


 *

フキさんとは、ちょうど 去年の稲刈りの時に知り合ったので、
まる一年になります。

そんなフキさんと、 まさかの東京再会。
吉祥寺の中国茶カフェ「月和茶(ユエフヮチャ)」にて、
お茶しました。





「椰子緑豆沙(イェツーリュウトウサー)」を頂きました。
タピオカ入りココナッツミルクと緑豆の冷たいおしるこドリンク、だそうです。
すげー美味かった。


フキさんが やおらごそごそ、、と カバンから取り出したるは



クリ*

しかも、でかし。

秋田のどこか そこらの山で拾って来てくれたのでしょう。
きっと、沢山拾ったのだろうなあ。

東京のスーパーじゃ、すごい価格で売っているものが
そこらへんにどっさり落ちているんだ。

中央都市と地方の田舎とは、同じ日本にくくられても
とりまく環境が、ほんとに違います。ゆえに
生活のスタイルも、流れる時間も、実は、全然違う。

何を買うか買わないか
何を買えるか買えないか
そういうことも、当然違うのです。



難しい話は さておき

クリ。

嬉しいです。



栗ごはんにして 頂きました。


皮がうまく剥けなくって、途中でめんどくさくなって、
ボロボロ、粉々、
ちいさなクズみたいになってしまった、クリ。

しかも、欲張って多めに炊いてしまった米のなかに すっかり紛れ込んで、
埋もれてしまったけど。


美味しく頂きました。山の恵み。


* * * *


さて、

10月です!


終わりゆく夏にも、さすがに諦めがつき
秋の楽しみ方を、だんだんと憶い出してくる、
そんな季節。

暦が改まる
「節目」っていうものにも、ここは都合良く便乗させてもらって、
コロッと 切り替えて行きましょう。


折しも、
けっこう 遠方の友人や
ちょっとご無沙汰していた友人から

うれしい便り
なつかしい声の便り

お手紙

プレゼント

不意打ちで届いたりして
笑みが溢れる日が、続いています。
こういうのって、不思議と重なるものなのでしょうか。


ちゃんと 返事が出来ていない、ごめんなさい、
だけど
ちゃんと 届いています。どうもありがとう。



ひとつ ひとつが
すごく嬉しいです。

ありがとうございます。


 *


そんなことも 不思議と重なって

なにやら、楽しいことになりそうな兆しのタネが、
ぽつぽつ見え始めたりして。

十月は、
なにやら、充実しそうな予感。。。

十月は、

”充月”。かもしれない!


うれしい便りは、
楽しい予感をいっぱい引き連れて、やって来ます。

楽しい事件は、
自分の意志で創るというよりも、
誰かがひょっと、持って来てくれるもの。

そんな気がしています。


 *


ところで



でっかいサツマイモの半分は、こちらに使われたのでした。

サツマイモとショウガとニンニクがたっぷりの、
具だくさん・かぼちゃシチューー。
シチューは、「のぐっこさんの台所」の定番料理。

白いぶなしめじも、いい感じ。

初めて入れてみたローズマリーも、うれしい感じ。





友人から もらったプレゼント。




ハロウィンを待たずに 平らげてしまいそうです。




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