歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

インスタ始めました

2017年09月03日 | 徒然 -tzure-zure-
ちまたのオシャレさんはやっていると言うインスタ、はじめました


https://www.instagram.com/noguchizoen/


noguchizoen 名義です。

ちまたのオシャレさんばりに全く使えてないけど
文章めんどくさいけど写真だけホイ、って時は、便利っぽいです。


半夏

2017年07月01日 | 徒然 -tzure-zure-


雨に濡れた森から、澄んだ香りが立つ。

これが最高に心地良い。体の裡側まで、さらには、心の裏側まで、綺麗に洗われる。山か海かと問われると、やっぱりどうしても山を選んでしまう、その理由のひとつが、この香り。

今日はずっと降ると思って居たら、案外早く上がってしまった。





この季節の 雨の後の、

すっきり洗われて透明になった空気に放たれる夕陽は、格別に目映く。




振り返り、振り返り、

立ち止まり、立ち止まり。




これがクライマックスかな?と思ったら、
さらに燃え上がったりするから、

なかなか帰れない。

振り返り、振り返り、

繰り返し、立ち止まり。




今日も全部、持っていかれた。



夏越の祓

2017年06月30日 | 徒然 -tzure-zure-












今日は、雨に濡れながら、庭の手入れをしていました。

何年か前に作らせて頂いたお庭。
樹々は充実したモサモサっぷり。
優しいお客様。
時間も雨も忘れて、没頭。
植物と雨に触れて、静謐。

夏越の祓いの日に相応しい、浄化を得て、

宵の青に、また、洗われる。



美しい名前

2017年06月29日 | 徒然 -tzure-zure-


「囚われている」と見るか

「護られている」と見るか

見た瞬間、いずれに感じ取るかは
あなた次第です。

と、言われた気がした。
心理テストのように。


囚われているのか。

護られているのか。


いずれにしても

それは

「自由」では 無い。



アガパンサス。

アガペー(神の愛/神から人間に注がれる、絶対の愛。無限で無償の愛)を由来とする、美しい名前の花。

何よりも、
その色が好き。




梔子様

2017年06月28日 | 徒然 -tzure-zure-


光を全面に受け 真っ白に輝く姿

よりも



陰翳に身を預けている方が

妙に色っぽく見えたり。

特に、白ならば。


それにしても

この梔子(くちなし)という花の、ひんやり湿った梅雨の夜に辺りを満たす高貴な馥郁(ふくいく)たるや、

誠に、敵知らず。

うやうやしく、かしこまって、
「梔子様」
などと敬称を付けてみたら、
何処ぞの宮家の皇女みたいなやんごとなさが、余計にムンムンに、馥郁。







2017年06月24日 | 徒然 -tzure-zure-


お高くって、お高くって。

いつも指を咥えて素通りしてたけど、今日は4割くらい引かれてたから、買っちゃって、頂戴しちゃった。
山形産の「小さな恋人」だって。エグ味も酸っぱ味も無くて、美味しゅう御座いました。一気喰いだったよ。

山形、また行きたいなー。

スロースタートダッシュ

2017年04月05日 | 徒然 -tzure-zure-

今年の三月はやけに寒くて
足踏みが長く

いつもは脚が速すぎて待って待ってと焦らさせられているものだから
じりじりくらいがむしろ丁度良く

蕾のピンクと花びらの白が混ざり合うこの特別な予感の時季が
一番嬉しく

春雷と春時雨を浴びると

途端に
暖かいのが当たり前になって

遅れを取り戻さんばかりに にわかに脚を速めて

一気に満開になりそうで

結局やっぱり この花は


生き急ぐ性のようです


ふたたび、つれづれに

2017年02月06日 | 徒然 -tzure-zure-
ひとしきり



蠟梅が

今年も いの一番に 咲き誇り

ようやっと



紅梅も

本格的に香り立って来た。

そして

立春を迎え



寒緋桜の
いつの間にか膨らんだ蕾に じんわり
あの色が
滲み出し始めた。


ということは、

もうすぐ咲く。

ということだ。



ということは、

もうすぐ一年。

祖母が亡くなって 丸一年

ということだなあ、と



ずいぶん遠いことのように
思い出しながら

やおら

また書き始めてみようかと
思い立ちました


こんにちは、





梅雨入りを告げる花

2016年06月08日 | 徒然 -tzure-zure-
アジサイ(紫陽花)とか、タチアオイ(立葵)とか、



この時季に咲く者は色々あるけど、
私にとって、梅雨入りを象徴する花といえば、

これ。



ネムノキ(合歓木)。

今年も、梅雨入りとピッタリ同時に、咲き出しました。


ぽつぽつと梢に点る ふわふわした糸のような花姿は、
しんしんと 闇夜に細く降る雨の、線や、雰囲気や、音無き音を思わせるようで。

人気ない しっとり静かな六月の夜の 闇に よく似合う
幽玄で、
幻想的な気配。








青梅吸い込む

2016年06月06日 | 徒然 -tzure-zure-
友人がはるばる会社までやって来て、
自家採り青梅を土産に置いて行った。

ビニール袋を開けると、むわっ、と、

なんぞ酔う奴をクッとやりたくなる、
あの甘芳しい香りが蒸し上げて来て、



ひと息たっぷり、吸い込み。

鼻から、
胸へ身体へと廻し、しばし、

とろけ。

ンフーー*、と、たっぷり、
贅沢に、

とろんととろけた溜め息を、

垂れた。



初モノ

2016年06月04日 | 徒然 -tzure-zure-


初モノ、頂きました。
ああもう、夏なのね!
と感じる、太陽の色。

旬ものはシンプルが一番。
お茶事の懐石で出す品も、
素材の味が引き立つよう、
凝りすぎず、シンプルに。
という事を教わりました。

兎角脚の速いトウモロコシ。
もぎ立てを、なるべく早く。
茹で立てを、なるべく早く。

今日のもぎ立ての茹で立て。
ぷっくら丸く甘くて明るい、
みずみずしい夏の味でした。

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