アラグスク(新城)の海で、朝から昼過ぎまで たっぷり過ごした後、
「今まで訪れた宮古島の海とは、表情が違う」
と言う、
『東平安名崎』(ひがしへんなざき)へ行ってみる事に。
沖縄では「東」=あがり と読むので、
「あがりへんなざき」とも。
宮古島の方言は またさらに違って、「あがりぴゃうなざき」と言うそうな。
太平洋と東シナ海が ぶつかる、あわいの海。
その突端に突き出た岬です。
ひらけた空と、道。
のびる道。その果ての雲。
白い灯台が。
蒼い空にすとーんと一本。
綺麗な、まっすぐな白い塔。やはり、映えます。
そして、そこに至る路はやはり、このように蛇行しているべき。
宮古鳩発見。
ただの鳩さえ特別な何か、別のものにみえる、
旅先マジック。
*
断崖の先の海を見ると、
(多分、東シナ海。)
手前には珊瑚礁が広がっていて、
奥の青いところは深くなるところ。
それは同じですが、
岩島がたくさん。
荒々しい光景。
いつぞやの津波で吹き飛んだ岩が、そのまま散在して、こういう景観になったのだとか。
荒ぶる波、寄せる波。
凄い勢い。
確かに、今まで訪れて来たのは、波もほとんど無い、
とても穏やかな、平たい、静かな海でした。
この荒々しさ、雄々しさ。
今までの平穏無事なるビーチとはまた別の顔でした。
ところで、
灯台へ向かう道ゆき、
そこかしこから、ハーブの爽やかな甘い香りがするのが、気になって。
香りの出どころは、これでした。
ふわ~んと漂ってくる、なんか良い香り。
見慣れないので、なんだか分からなかった。
*
灯台の足もとまで来ると、そのままぐるりと巡り、路は続いている。
そのまま歩いてみると、
見えている海が、どうやら切り替わりました。
(多分、太平洋。)
昼下がりの、海の全面に跳ねる、
ものすごいキラキラが、ぐわっと刺さってきます。
ゴリゴリした琉球石灰岩の断崖絶壁に ガツガツ遠慮なく叩き寄せる、
轟々という波の音と、青いうねりと、白い光。
落ちたら、ひとたまりも無いな。恐ろしい。
やさしいビーチでは見えない、
海本来の荒ぶる力が、そこに在りました。
*
で、
そういえば どうやら完全に はぐれたようなので、
元のところに戻るように伸びているであろう路を、急ぎます。
あ、ちびっ子が!
ちょこちょこ、走ってる!
走ってるだけで可愛いとか、ずるいよねー、もー。
なにやら見つけたか、全力で駆ける子。
日頃、野性味あふれる保育園で駆け回ってる脚は すでによちよちじゃないんだぜ。
とことこ、一目散。
アスレチックな遊具を見つけたようです。
遊ぶためだけに、まっしぐら。
・・・遊び~を~ せんとや~ 生まれ~けむ~・・・
今やってる大河ドラマの「清盛」の、
呪いのように繰り返し流れるテーマソングが、頭をよぎります。。。
ほんと、ライフスタイルを構成している動詞に、「食べる」「寝る」「遊ぶ」くらいしかない・・!
遊ぶために生きてる。凄い。
子どもって、超シンプルで、凄い。
みんな、そんな時代が、あったんだよなあ・・。
*
で、
楽しそうな遊具にまっしぐらのちびっ子、
残念ながら、ただちに引き戻されて、
車に押込められました。。
ちびっこ当然号泣。逆エビに体をよじって、ふんぞり返って悶絶号泣。
「あっこー、あっこーー(あそこー、あそこー);;;」
って。
「せっかく楽しそうなところ見つけたのに、なんですぐ引き離されるのー!」って。
可哀想だけど、先を急がねばならない大人の事情があるの、、ごめんね;
一方、もう一人のキャワワボーイは
アイスゲットしてた。ミントだね。
大人も、
それはマンゴーね。
かき氷とかアイスとかが、やけにでかくて、良いね。
ちなみに、
この場所は、ビーチとかよりも全然、「暑い!」と感じました。
暑かった。たぶん、島に降りてから、ここが一番、厳しい暑さでした。
午後の陽射し + アスファルトの照り返し
の相乗効果か。
この灯台を巡る道をしばらく歩き回ってただけで、一気に汗が噴き、
そして、一気に灼けたみたいでした。
少年よ 大志を抱け
*
ゆるやかに流れて、
時刻は夕刻へ。
次なる目的は、
半分仕事、的な感じで。
弊社社長のライブです。
宮古島のライブハウス。
階段一段を、全身で上って行く。
ちっちゃな子にとっては、大人にはひょい、の階段の一段も、
手を使い全身を折り畳み、屈伸し。全力の山登りなんだなあと。
いろいろ、気づかされます。
おお やっと上り切った
おめでとー!
と思いきや
足ふきマットに 心とらわれたりしつつ。
今度は中の様子に 心を引っ張られて、
うきゃきゃと、駆け込んで行きます。
「広い空間」というのが、なんだか嬉しいみたいで、
楽しそうに、きゃっきゃ駆け回ります。
アドレナリンが止まらないご様子。
ほんとに元気!
もう一方の子は
疲れて寝ちゃった。
それぞれ、思い思いのまま、本能のままに生きてる。
可愛い。
*
ライブは、民謡から。
弊社一同、最前列で見守ります。
昨日の夜の宴で歌ってくれたご夫婦と、社長の弟の太鼓。
締めに、カチャーシーを!
さあ踊って~!
と促されて、立ち上がって、昨日の晩みたいに踊ってみると
見事に、弊社一同しか踊ってない・・!
島の住民は、見事に踊ってくれませんでした。びっくり。
後で聞けば、カチャーシーを踊るのは、宴の時だけとか。
そうですよね、、いつも歌って踊って陽気なんてわけなくて。
軽くカルチャーショック。
そんなこんなで、
社長のライブの模様は、諸事情により割愛します。
ライブは、満員大入り、中座するおじーおばーもなく、盛況で、大成功だったそうです。
てきぱき片付ける弊社一同、働き者。
*
この後の打ち上げご飯でも、
ちっちゃな子のアドレナリンは止まる事を知らず、
深夜まで大盛り上がりすぎて心配になるほどに、可愛いちびっ子でした。
*
翌朝、
南の雨が降り出しました。
厚い南の大きな草に、新しい滴。
晴れながら降る、透明の甘い雨。
恵みの雨。
水が、生命の育みに直結していることが、沁みるように、見て分かる。
透明のあたたかい雨に、
しっとり濡れて、うっとり揺れる花。
ちっちゃな子たちは
さすがの若さ
朝から全開です!
ホテルのロビーできゃっきゃっきゃ
むむっ
目標 捕捉
ちょっとにいちゃん いーもんもってんな
照準 確保
おう ほれ それ、あれだろ くれんだろ 俺に
ちょーだい ちょーだい あたりまえのように ちょーだい
ついさっき朝ご飯食べたばっかりなのに!すごい食欲!
ベビーの飽くなき欲望(本能)には勝てない・・。
そんなこんなで、
旅も、
とうとう 最終日です。
降るやら止むやら
スコールの雨の中を、
ひた走ります。
小さな島 と思っていたけど、
車で周るにも一日では足りないほど、案外広い島。
さて、どこへ向かうのでしょうか。
ざわわ。
ざわわの畑のあいだを、あっちへ こっちへ。
ざわわ。
~~~~続く~~~~
*
「今まで訪れた宮古島の海とは、表情が違う」
と言う、
『東平安名崎』(ひがしへんなざき)へ行ってみる事に。
沖縄では「東」=あがり と読むので、
「あがりへんなざき」とも。
宮古島の方言は またさらに違って、「あがりぴゃうなざき」と言うそうな。
太平洋と東シナ海が ぶつかる、あわいの海。
その突端に突き出た岬です。
ひらけた空と、道。
のびる道。その果ての雲。
白い灯台が。
蒼い空にすとーんと一本。
綺麗な、まっすぐな白い塔。やはり、映えます。
そして、そこに至る路はやはり、このように蛇行しているべき。
宮古鳩発見。
ただの鳩さえ特別な何か、別のものにみえる、
旅先マジック。
*
断崖の先の海を見ると、
(多分、東シナ海。)
手前には珊瑚礁が広がっていて、
奥の青いところは深くなるところ。
それは同じですが、
岩島がたくさん。
荒々しい光景。
いつぞやの津波で吹き飛んだ岩が、そのまま散在して、こういう景観になったのだとか。
荒ぶる波、寄せる波。
凄い勢い。
確かに、今まで訪れて来たのは、波もほとんど無い、
とても穏やかな、平たい、静かな海でした。
この荒々しさ、雄々しさ。
今までの平穏無事なるビーチとはまた別の顔でした。
ところで、
灯台へ向かう道ゆき、
そこかしこから、ハーブの爽やかな甘い香りがするのが、気になって。
香りの出どころは、これでした。
ふわ~んと漂ってくる、なんか良い香り。
見慣れないので、なんだか分からなかった。
*
灯台の足もとまで来ると、そのままぐるりと巡り、路は続いている。
そのまま歩いてみると、
見えている海が、どうやら切り替わりました。
(多分、太平洋。)
昼下がりの、海の全面に跳ねる、
ものすごいキラキラが、ぐわっと刺さってきます。
ゴリゴリした琉球石灰岩の断崖絶壁に ガツガツ遠慮なく叩き寄せる、
轟々という波の音と、青いうねりと、白い光。
落ちたら、ひとたまりも無いな。恐ろしい。
やさしいビーチでは見えない、
海本来の荒ぶる力が、そこに在りました。
*
で、
そういえば どうやら完全に はぐれたようなので、
元のところに戻るように伸びているであろう路を、急ぎます。
あ、ちびっ子が!
ちょこちょこ、走ってる!
走ってるだけで可愛いとか、ずるいよねー、もー。
なにやら見つけたか、全力で駆ける子。
日頃、野性味あふれる保育園で駆け回ってる脚は すでによちよちじゃないんだぜ。
とことこ、一目散。
アスレチックな遊具を見つけたようです。
遊ぶためだけに、まっしぐら。
・・・遊び~を~ せんとや~ 生まれ~けむ~・・・
今やってる大河ドラマの「清盛」の、
呪いのように繰り返し流れるテーマソングが、頭をよぎります。。。
ほんと、ライフスタイルを構成している動詞に、「食べる」「寝る」「遊ぶ」くらいしかない・・!
遊ぶために生きてる。凄い。
子どもって、超シンプルで、凄い。
みんな、そんな時代が、あったんだよなあ・・。
*
で、
楽しそうな遊具にまっしぐらのちびっ子、
残念ながら、ただちに引き戻されて、
車に押込められました。。
ちびっこ当然号泣。逆エビに体をよじって、ふんぞり返って悶絶号泣。
「あっこー、あっこーー(あそこー、あそこー);;;」
って。
「せっかく楽しそうなところ見つけたのに、なんですぐ引き離されるのー!」って。
可哀想だけど、先を急がねばならない大人の事情があるの、、ごめんね;
一方、もう一人のキャワワボーイは
アイスゲットしてた。ミントだね。
大人も、
それはマンゴーね。
かき氷とかアイスとかが、やけにでかくて、良いね。
ちなみに、
この場所は、ビーチとかよりも全然、「暑い!」と感じました。
暑かった。たぶん、島に降りてから、ここが一番、厳しい暑さでした。
午後の陽射し + アスファルトの照り返し
の相乗効果か。
この灯台を巡る道をしばらく歩き回ってただけで、一気に汗が噴き、
そして、一気に灼けたみたいでした。
少年よ 大志を抱け
*
ゆるやかに流れて、
時刻は夕刻へ。
次なる目的は、
半分仕事、的な感じで。
弊社社長のライブです。
宮古島のライブハウス。
階段一段を、全身で上って行く。
ちっちゃな子にとっては、大人にはひょい、の階段の一段も、
手を使い全身を折り畳み、屈伸し。全力の山登りなんだなあと。
いろいろ、気づかされます。
おお やっと上り切った
おめでとー!
と思いきや
足ふきマットに 心とらわれたりしつつ。
今度は中の様子に 心を引っ張られて、
うきゃきゃと、駆け込んで行きます。
「広い空間」というのが、なんだか嬉しいみたいで、
楽しそうに、きゃっきゃ駆け回ります。
アドレナリンが止まらないご様子。
ほんとに元気!
もう一方の子は
疲れて寝ちゃった。
それぞれ、思い思いのまま、本能のままに生きてる。
可愛い。
*
ライブは、民謡から。
弊社一同、最前列で見守ります。
昨日の夜の宴で歌ってくれたご夫婦と、社長の弟の太鼓。
締めに、カチャーシーを!
さあ踊って~!
と促されて、立ち上がって、昨日の晩みたいに踊ってみると
見事に、弊社一同しか踊ってない・・!
島の住民は、見事に踊ってくれませんでした。びっくり。
後で聞けば、カチャーシーを踊るのは、宴の時だけとか。
そうですよね、、いつも歌って踊って陽気なんてわけなくて。
軽くカルチャーショック。
そんなこんなで、
社長のライブの模様は、諸事情により割愛します。
ライブは、満員大入り、中座するおじーおばーもなく、盛況で、大成功だったそうです。
てきぱき片付ける弊社一同、働き者。
*
この後の打ち上げご飯でも、
ちっちゃな子のアドレナリンは止まる事を知らず、
深夜まで大盛り上がりすぎて心配になるほどに、可愛いちびっ子でした。
*
翌朝、
南の雨が降り出しました。
厚い南の大きな草に、新しい滴。
晴れながら降る、透明の甘い雨。
恵みの雨。
水が、生命の育みに直結していることが、沁みるように、見て分かる。
透明のあたたかい雨に、
しっとり濡れて、うっとり揺れる花。
ちっちゃな子たちは
さすがの若さ
朝から全開です!
ホテルのロビーできゃっきゃっきゃ
むむっ
目標 捕捉
ちょっとにいちゃん いーもんもってんな
照準 確保
おう ほれ それ、あれだろ くれんだろ 俺に
ちょーだい ちょーだい あたりまえのように ちょーだい
ついさっき朝ご飯食べたばっかりなのに!すごい食欲!
ベビーの飽くなき欲望(本能)には勝てない・・。
そんなこんなで、
旅も、
とうとう 最終日です。
降るやら止むやら
スコールの雨の中を、
ひた走ります。
小さな島 と思っていたけど、
車で周るにも一日では足りないほど、案外広い島。
さて、どこへ向かうのでしょうか。
ざわわ。
ざわわの畑のあいだを、あっちへ こっちへ。
ざわわ。
~~~~続く~~~~
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