歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

one day akita ~1:朝は海の色

2010年07月30日 | 旅録 -travelogue-
毎度毎度な気がするけれど、
予告編からずいぶん経って、そろそろ忘れかけた頃に、

お待たせしました。






去る7月18日。

一日だけの、旅をしました。


箱根の庭修業から舞い戻った その脚で、
格安の夜行バスに飛び乗って。


秋田へ。



第三の故郷へ。





まだ到着しない早朝。




岩手あたりで うっかり目覚めてしまってから
もう全く、眠れなくなりました。


というのも:

バスは 盛岡あたりで 高速を降りたらしく
走っているのは、森に沿ってうねる、下の道。


窓の外に広がるのは

青い田園

濃い杉の森

森のあいだに走る渓流

そして

点々と、小さな村。


小さな東北の、野山の風景。


朝霧の立ちこめる
里の風景で。




色んな 甘い
「懐かしい。」が溢れて来て、

もはや
目を閉じるのが、もったいなくて。


他の乗客は寝ているので、カーテンをザバッと開けるわけにもいかないから、
自分の首だけ カーテンの向こうに 突っ込んで
窓に べったり はりついた。


らんらんと、食い入るように、
眺めました。


ゆっくり流れる 懐かしい色を。


瞳孔かっぴらきで。
飽きること無く、眺めていました。
おそらく アドレナリン出まくってました。




溜まってた疲れとか 当然のように
すっ飛んで。



ああ、森が近い!!





胸の中は、「うれしい!」でいっぱい。






早朝 着いた
秋田駅。

出迎えてくれたのは、馴染みの「FULIO CAFE」の
美人店長:フリオさん。


一年ぶりの、感動の再会!


そう言う時に限って、写真は忘れる。





「雨」という天気予報を覆し、
ごつーん!と暑く晴れた、
秋田の空。







午前中いっぱい、
フリオさんの黒い車で、あちこち 連れてってもらっちゃうことになる。


「お腹すいてる?」
「もちろん。」


颯爽と、

まずは、

お蕎麦屋さん!
朝の7時からやってるという、素晴らしいお蕎麦屋さん。

江戸前気っ風の、ベリーショートの、巻き舌のおかみさん。


「とろろもりそば」を頼みました。

「とろろ」の発音は、巻き舌で。「トゥルルルォ!」




そして わたくし。

「うずらの卵割りバサミ」

という文明の利器を、初めて見た。
初めて使った。

衝撃だった。


「うずらの卵の端っこのほうを、うまいこと切る」

そのためだけの、ハサミです。

なんという文明力でしょう。
おそるべし。ジャパン。




あまりのハサミへの感動のために
肝心の蕎麦を撮り忘れて、
しっかりと美味しい腹ごしらえをして、

さー お次はー




海!




まさか、今回、海まで行けるとは。


想定外の、嬉しい展開。






雲の道が伸びる。


青い世界が延びる。








パラグライダーが飛んでいました。

手を振ったら、近づいて来てくれた。






ひさしぶりの、海を見た。






というか


ひさしぶりの、海の上の「空」を、見た。





はああ。





海のあとは、

温泉へ!モリモリ贅沢三昧!


気持ち良かった。

ハチに刺されたばかりだった腕に、ビシビシ来ました。


秋田には 良い温泉が 山ほどあって、
朝から入れます。


400円で入れます。
東京じゃ、考えられない。


こういう時、ほんと「秋田に住みたい。」と想う。





温泉のあとは、

秋田の隠れた名物・隠された郷土の味:

「ババヘラアイス」。




実は 初めて、食べました。


炎天下のロードサイドに 点々 ぽつねんと放り出されているババアたち。
ババアがヘラでこさえるアイス。





なんだか 妙に
なつかしい、

ケミカルバナナとケミカルイチゴの味。

ぶっちゃけ、
おいしかった。


そうそう、
すっかり食べ損ねていたんだった。ババヘラ。

想定外の、大願成就。




なんせ一日しかないから。と、

フリオさんも、朝からモリモリ盛り込んでくれて、
勢い良く かっ飛ばしてくれました。


その勢いで



甘く切ない
懐かしの「森」へ、、、!!




 、、、続く。






ちょうど一年前の秋田強行ツアーは
>>コチラ>>
1:序
2:巡
3:森と湯と蛍
4:滝とカフェ

なんか、、「第5章:花編」を、書くつもりで、すっかり忘れて、
幻になっていたんですね、、、あららら。

そして、
一年前はまだ、写真がちっちゃいね。。






痕のことと、ど根性さん

2010年07月28日 | 徒然 -tzure-zure-
もしかして、チャドクガじゃなかったのかも。


昨日、ngchお決まりの
「汗ダラダラ労働による強制デトックス」
確かに実践しましたけど、

他には 特に何もやってない。

ドクダミは、取るのに必死でこすりつけたりしてるヒマ無かったし、
キンカンは、そばに無いし、
せっかく頂いてたムヒも、
部屋の中で雲隠れしたまま見つからないので
要するに、
特に何もやってない。

ちょっと熱めのシャワーを、じーっと当てたくらいかな。


発疹みたいな赤いぶつぶつは 残ってるけど、
半分「虫さされの痕」みたいになってきてて、
「激しいかゆみ」ってのが、今もう、そんなに無い。
ちょっと、痒いけど。

想像していたよりも、「全身に広く蔓延」てこともないし。


チャドクガってもっと大変な事態なはずだから、

結論としては:
チャドクガじゃなかったのかも。

ご心配して下さった方よ、どうもすみません、ありがとう。


となると、

ダニ、、か、、、な。


最近夏バテっぽいのか、さらに食が細くなってるから、
栄養失調だったりして;





というわけで

本文とは何も関係ありませんけど



ど根性サルスベリ。

事務所の近所の駐車場で見つけました。


このまますくすく 育たせてもらえるのか、、

隣近所の雑草と同じく 摘み取られてしまうのか、、


いま、気になっています。

このサルスベリの未来が。


チャドクガと知恵の輪

2010年07月26日 | 徒然 -tzure-zure-
昨日。
どうやら、
「チャドクガ」にやられたようです。
サザンカでしょう。まちがいなく。


右腕に、ぷちぷちぷちぷちーっと、
きもちわるーい、蕁麻疹みたいなのが出て居りまして、

超、痒い。


長袖着てたのに。その繊維をすり抜けて、知らずに刺さってたようで。
超~細かい毒の毛が、刺さって、残って、掻いちゃうと、広がるんだって。
治るのにすごい時間がかかるんだそうな。


病院だとか
化学薬品だとか 極力頼りたくない、
できれば自然治癒力だけでなんとかしたい
という性分なので、


同じ造園系の友人に、訊いてみた。



まず
自分と同じく、自然派の、Oくん。
自然派というか、超自然派。

Oくんと 小一時間ほどあれこれ世間話をして
行き着いた結論は:


 「キンカンとドクダミが良い。」


でした。

ドクダミ = 「毒を矯(た)む」(=治す)

その名の通り、
素晴らしき ジャパニーズ・メディカル・ハーブ。だものね。

雑草として、忌み嫌われているけど。


そういえば 先日会った秋田の友人fさんも、
「虫さされには、とりあえずこれを擦り込んだらいい」と
ドクダミかなんかの葉っぱを、揉み摺り当ててくれつつ、言ってたなあ。


化学的な薬物とかより、そういうのの方が、大好き。
薬草とか。
もっとそういう知識を、増やしたい。



自分と同じく、自然派のOくんは
自分よりもはるかに、色々と実験していて、
豊富な知識がある。
そのぶん、色々痛い目にも遭ってるけど。

だから、
彼から湧き出す話は、とても興味深い。


電話すると、
どんどん話が膨らんで、
あっちこっちへ すっ飛んだり、
あふれ返って 収拾がつかなくって、
大体、長電話になってしまいます。

大変、面白いです。


ちなみに、余談ですが:一週間ほど前に、彼、
裸体で、レモンを浴びて庭木の手入れをしていたそうで。
(そうすると蜂が寄り付かないんだとか;)

夏でも長袖が基本の、庭の手入れ仕事。
あえて裸で、
「危険」ギリギリの際の領域に、“あえて”、身を投じてみたかったらしいんだけど。

案の定、というか、
ハチから逃げてる時に、うっかり、ウルシにかぶれちゃった
ということで、
米ぬかと、オリーブオイルとローズマリーとラベンダー、などなど、、をまぜた
とろりとした液体を作って、塗ってみたんだって。そしたら、

治りは遅いけど、なんとなく治って来ては居る、確かに。

とか。



というふうなので、
大変、目が離せない。




それから、

元同僚のI青年にも電話した。


スパッ!


数秒、一瞬で出された結論は:



 「ムヒで治る。」


でした。


彼のほうはというと、O君と うってかわって:
全く、無駄が無く、
大変 簡潔で淡白、
ど真ん中の、直球。ストレート。

食パンは、袋から出したそのまんまのが一番と、
ほんとに、焼きも塗りもせず、ナチュラルな状態で食べる彼。

この子もまた、
面白いです。






ちょうど先日、
秋田で 偶然、その「ムヒ」を、頂いたばかり。

そして、
ちょうど明日、
ドクダミが大量繁茂している お庭の手入れをやるので。

なんやかんやで、
これまた、ちょうどいいタイミング。


ということで。

まずは:ムヒを塗って。

病気的なものは、まず何より、寝ないと治らないから、
そろそろもう、寝て。

あした、
除草しながら、採りたての新鮮なドクダミを
揉み、摺り、ゴシゴシ、
腕に体に、擦り込んでみようと思います。





ちなみに 今日は、
千葉の松戸へ、新しく作る庭Aの打合せに行ったり、
Bの見積を作ったり、
Cの設計を進めたり。
あれやら、これやら。Dもあるし、Eもあって。
Fも登場したりして。


大忙しです。


有り難いです。


面白いです。



そんな感じで、
すこぶる働いています。


「貧乏ヒマ無し。」


しかし、

こんだけこつこつ沢山働いてるんだから、近い将来、必ず、
(それなりに、)余裕みたいなものも、出て来るはずだよなあ、、

と、
なんとなーく、希望を胸に。






どんなに暑くても、
庭仕事は、「完全防備」で、頑張りましょう。




憶い出す花火

2010年07月25日 | 徒然 -tzure-zure-
土曜の夜、
今年最初の花火を見ました。


家のベランダから、見ました。

一人で、見ました。


ズドン、バチバチ、ドドン、ズン、ズズズン、ズン、、



5分くらいで、



飽きた。






一人で見る花火が、
こんなに、つまらないなんて。


なんでかなあ。
年老いたのかな。


と、
原因を考えるに。


過去、今まで見て来た花火、、、

「うお~!」って、盛り上がって、楽しかった
花火の思い出
って、


そういえば いずれも、

「誰かと一緒に見た花火」

だ、と、思い至った。


 神宮で見た花火とか

 何カ所かで同時展開してる花火を 大学の秘密の屋上で見たのは、
 建築学科の友だちと。だった。



 初めて 真下から見た隅田川の花火は、
 はぐれてる友人と合流しようにも混み過ぎてて、
 上を見ながら、人ごみにもまれながら、歩きながら、あーあー言いながら
 電話も通じなくて、結局会えたんだっけ、
 っていう、思い出。
 その時の、タッキーという友人は、そういえば、元気なのかしら。

 それとかも、建築学科のときの、友だちと。でした。
 だれか、花火好きが居たのかな。その時代、やけにしっかり見た気がする。




 秋田に居る時に たぶん唯一 見たのは、
 たしか、

 鷹ノ巣(たかのす)っていう 大きめの街の大きめのスーパーからの帰り路に
 不意打ちで、どでかい花火がどどーん!って 真横で撃ち上がって、
 すごくビックリして、「うおー!」
 「花火だー!」って、完全なるわき見運転の、ドキドキ花火。

 その時は、
 助手席に、当時の同僚の、青年と。




 一番旧い記憶の花火は

 幼い頃、小4まで住んでいた
 足立区のマンションの 屋上から見た
 荒川の花火。だろうか。

 あるいは、
 自分の家(12階だった)のベランダから見た、花火。か。

 いたいけな 当時、
 住んでいた足立区の「中央本町」という町名からか、
 そこが東京都の中心的な街だと思い込んでいて
 そこにあるサミットという「スーパー」が、東京で最強だから「スーパー」だと思っていて
 マンションの中で仲の良い家族が、ひっきりなしに集まったりしていて、
 何かと賑やかだった。気がする。

 そのマンションは、
 一年のうちの、その「花火の日」にだけ、特別に、
 いつもは閉ざされている屋上へのドアが、
 開かれるのだった。

 確か。




思い出になっている花火は

いずれも、
いつでも、
誰かと見た花火。








夏の熱の空の圧の下

2010年07月25日 | 徒然 -tzure-zure-
今日は庭の手入れをしていますよ。



連日、

「こんなに苦しいほど暑すぎる感じだったっけ?」
って、
首を傾げてしまうほど。
ねぇ?なんか、今までと違って、ちょっとおかしい気がするんですけど、
今年の気候。


とか書こうと思ったら、


今日はなにやら、
涼しい風が吹いてくれてます。


「こう暑いのに、あなた、涼しい顔してるのねえ。」
と、大家さん(81)。


「今日は涼しいから。」
と、樹の上から返す私。


おそらく、
ろくに寝れてないし、
ろくに食べてないし、
なんとなく、抜けない疲れもあるけど。


余計な力も抜けて、今日はなんだか、楽です。


樹の梢の中に居ると、断然涼しいし。

あるいは
好きなことをしてるおかげなのか。

それとも。

樹に触れていると、パワーを分けてもらえるのか(、って、スピリチュアル~!)


なんか、多分、
精神的に、楽で。
平気になるんですよね。
だいたいのことは。


でも、
食べないとね。とにもかくにも。

心がいかに健やかでも、
体がしっかりしてないと、倒れてしまう。

特にこの、灼熱。まだまだ続きそうな熱。

夏の圧力は、危ない。
気付かないうちに、潰されてしまわないように。



というわけで、
さらにじわりと暑くなるであろう午後も、頑張ります。


ちょっと曇って来たよ。


夕立希望。(作業が終わる頃合いで。)

絵を描く

2010年07月23日 | 徒然 -tzure-zure-
昨日、今日、と、

とにかく絵を描いている。


あなたのお庭は、こうなりますよ。

という、
庭のイメージの絵。

言葉だけじゃいくら説明されてもわからない。CGとか、絵がないとわからない。

と、よく言われる。
CGなんて出来ない。だから、
とにかく、手で、描いている。



三軒分くらいのを、一気に、描き上げた。


仕上げに、色鉛筆を入れる。使い古した、12色入りの色鉛筆。必ず、ひとつのものにも三色以上を重ねるようにしている。


色があると無いとでは、
別物になる。



自分の頭の中でだけで膨らんでいるイメージ、

未だ、この世のどこにも無い、
見えないもの。

だけど、
自分にだけは確かに見えている映像。


言葉では足りなくて、
描かないと見せられないから、
とにかく、描いている。



絵描きって、

この世にないものを見て、

「見てしまったからには」
と、

この世に、引っ張り出す。
そういう宿業、というか、役目を背負った人なのかな、と、


ふと。



私は、昔から、絵を描く人になりたかった。







今日の月も、

にじんで、とろんと、ぼやけている。


草を刈られたばかりの碧い匂いが溢れて
流れていく、平たい公園に吹く
夜風に、

やっと、
今日の真昼の尋常でない灼熱に唖然と呆けていた頭も、

落ち着いてゆく。


目の前に居た
キノコみたいな雲が、
紫に蒼ざめて、じわりと、壊れてゆく。



後ろの月は、



満月に、近づいてゆく。

奥様と夕焼けを

2010年07月21日 | 徒然 -tzure-zure-
昨日の夕焼け、ご覧になりましたか?




三鷹周辺で ほぼ360度の空が ぐるりと見渡せる
「穴場」といえば:

東八道路沿いの Jマートさん。
5階建ての駐車場の屋上は。
かなり、良いです。



昨日、
汗だらだらで でろんでろんで労働した後の
アドレナリンの勢いと、
仕事上の用事で、
その、件(くだん)のJマートさんに、向かったんです。

夕焼けのことは、特に期待せず。というか、忘れてた。

いつもの自転車でね。
会社から向かうとなると、とにかく東に、ひた走ります。

だから、夕焼けは、背中になるわけ。


で、

なんだか今日は、やばそうだぞ
って、

チラチラ背後が気になり出した、
夕方六時半すぎだったのかな。



南の空には、

桃色の
はらはら千切れた みだり雲に溺れて、

白く、仄かに障子越しに灯るような、



にじんだ月。


これは!

と思ったら、


ほら来たー!




早速、エレヴェーターで
そのまんま五階へ。

いつもはだいたい独りなんだけど、
その時は、一緒に乗り合わせた、買い物に来た奥様風のご夫人が、ひとり。

そのご夫人は、4階で下りられました。


そして
チーン。五階です。



うおー!

来たー!

来てるー!

この青い線ったら、何ー!




赤から黄色から青から紫まで、

全部来てる。

全部が燃え立ってる。


この世のあらゆる色があふれて燃えている。








さっきまで 自転車で走りながら、
ずーっと
1曲リピート・ぐるぐる爆音エンドレスで聴いていた(そして一緒になって大熱唱していた):

Coccoさんの「ニライカナイ」が、

 大好きな夏が来た!というテンション
  +
 その日、大変だけど大好きな庭仕事ができたという、嬉しさと爽快感
  +
「自分は、庭仕事がやっぱり大好き!」と再認識した時の、愛にあふれるかのような(笑)昂揚感
  +
 夕焼けの色彩

と相まって、

ngchのアドレナリンを MAXにまで高め、
まだまだエンドレスで、ぐるぐるリピート継続。
(BGMがあると、うまくハマったら、震えが来るほど、風景と重なって、濃い想い出となって焼付きますよね。)


心の中で 甘いため息吐息を零しながら、
ひたすら ひたすら撮りながら

見届けました。






一瞬たりとも 同じものの無い、光景。







自分の他に、
さっき四階で下りた夫人も、すっと、上がって来ていて、
端っこのほうで、夕焼けを眺めていました。


もうひとり、
女のような男のような女のような人も居て、あちこち動き続けながら、
写真を撮っていました。





だいたい燃える火も落ち着いて来たかな

というところで



エレベーターホールに向かう、
さっきの4階のご夫人と、目が合いました。




ニコッと笑って、
「綺麗でしたねえ。(かるく会釈)凄かったですね。」と、言いながら、
イヤホンをはずしたら、

夫人も、
「綺麗でしたわねー!」と、感動あふれる声。

夫人も、けっこう、
熱を帯びて感動してらっしゃる様子。
ngchもまた、同様に。


同じものに、
同じくらいに昂揚している同士、

流れで、わーっ!と、語り合いました。


「ここは穴場ですよね!」とかから、


ご夫人は すぐそばに長らくお住まいの方で、ここにはよく来るということ、とか。



今日は幸い、夕飯が六時くらいに済んで、日中は暑かったでしょう?だから、夕方になってから買い物にふらっと出てきたら、七時くらいかしら、ちょうど沈む間際の、オレンジの光がぱーっと、雲を縁取って、まぶしくなって、すごく綺麗だったのを、見たのよ。見ました?

いえー、それは見逃しましたねー!でも、月がぼやけて、
ピンクの雲におぼれているのを見たんで、急いで来てみたんです。

まあ、月、かすみがかってるわねえ。




今はすっかり、ピンクの雲が消えてしまったけど。ぼや~んって、なってたんですよね。きれいで。うわ、ってチラチラ見ながら、あっちから、走って来ました。チャリで。

へーえ。お仕事から。そしたら夕飯もまだでしょう?

えー、そうですねえ。でも、なんか胸がいっぱいで。盛り上がっちゃって。

ふふふ。







夫人は、
「ダイヤモンド富士」や
「虹の柱現象」も、ここで見られた、とか。


新宿があれで、あっちは田無の電波塔で、あっちは国領の高層マンション、
その他はほとんど高いのはないから、ここは360度見、空が広く見渡せるのよね、
本当に良い場所。


ええ。ほんとに。
穴場ですよね。

明後日は、調布の花火も見えるわね。ここ閉まっちゃうから、途中までだけど。

へー、花火、そっか、明後日なんですね。






イチョウの街路樹を上から見下ろすのもまた、きれいなのよ。見ました?

イチョウ?あー、見てないかも。全然。空ばっかり見てましたね!そういえば。。

あらー。綺麗なのよー。


あー。夕焼けばっかり追っかけてました。あらー。









さっきはほんと、すごかったわね。

二度と同じのは見れないわね。

夕焼けって。


運ですよね。
その一瞬ですもんねえ。


でも、運だけじゃねえ。見れないのよ。
気にしてないと、見れないのよねえ。あと、余裕が無いと。気持ちに。ねえ。

ええ、そうですよねえ。


ええ。


でも、
ほんと、今日は、
綺麗だった。





ええ。

ほんとに。















竹抜き

2010年07月20日 | 徒然 -tzure-zure-
今日もSHA.KU.NE.TZU.\

もうちょっとでブランコに、陰が届くのに。



炎天下で、
竹を引っこ抜いてます。


根が、
とことん隅々まで深ーく広ーく
強かに蔓延っているのを、
ツルハシと剣スコで、ザクザク掘り出して。

汗が目に滲みるぜ。

鼻水垂れてくるぜ。なんでだか。


焦るとバテるから、

もちろん急ぐけど、

マイペースで、

がんばりましょう。

ワンデイ秋田 ~予告編~

2010年07月20日 | 旅録 -travelogue-
東京は、猛暑。

灼熱すぎるせいか
パソコンも 懸命に熱を吐きだそうと ぶぉうぶぉうと叫んで居りますが。
むしろ、その頑張りのせいで また熱が出てるんじゃないかな、という感じ。


いよいよ攻めて来た夏を前に、
力及ばず、か。


要するに、
パソコンの調子が、悪いです;
また写真がアップできなーい。


ということで、

秋田の友人が撮って送ってくれた写真で、

「予告編」ということに。


珍しく、自分が写っています。






海です。(photo by fulioさん)

秋田に着くや、出迎えてくれた秋田美人。

真っ先に、連れてってくれたのが、海。

いや、

厳密に言うと:
真っ先に連れてってもらったのは
早朝からやってる お蕎麦屋さんでした。








庭です。(photo by fukiさん)

八郎潟の友人宅の ひろーーーーい庭の

枝垂れ桜の剪定をしてるとこ。

400年ものの庭は、
あれもこれもと、手入れのやりがいのある庭でした。






夜行バスは 盛岡で高速を下りると

下道を通って、
北を目指しました。

小さな町と

霧の引く 朝の田んぼと

森の中を うねる道。


朝の五時からもう、胸の底が いっぱいいっぱいになって
アドレナリンが噴出。

瞳孔がカッ開いてしまいました。

もう、寝てる場合じゃない!って。



秋田で出逢った友人たちと あちこちで落ち合い

梅雨明けの空
木蔭の風
懐かしい空気のにおい
懐かしい光景に

だまって吹かれていたら


かつて
そこに暮らして居たときの感覚に、戻ってしまっていた。





ひと足早い、夏休みだったような。

旅日記、乞うご期待*



東京デボー

2010年07月19日 | 徒然 -tzure-zure-
昨日は秋田に居たなんて。




今朝、夜行バスで帰京。
幸いけっこう空いてたので、2人分の席に横になって、寝れたは寝れたんだけど、


梅雨明けた、
東京は灼熱。


半分ぼーっとし
、、、そうなところを!
なんとか踏み堪え(ようとし)ながら、


クーラーのオフィス内で、
じりじり仕事中。



そんな
秋田のワンデイ旅日記、乞うご期待。

第三の故郷。

海へ、
山へ。


温泉、
ご馳走、
蓮の花、

森。

一日でやれるだけやり尽くした感あり。

満足。

東京の森では

2010年07月18日 | 徒然 -tzure-zure-
今日、東京:仙川の「森のテラス」では、
蚤の市が開かれます。
最近毎月催されているとのこと。


友人のサイさんが、
韓国宮廷料理をベースに創作した素敵な菓子の出店をしたり。

友人のフミカさんが、なにやら手の込んだお茶を、出したり。

自分にとってもゆかりの深い友人たちが今日は、森に居るようです。


お時間のある東京の方、ぜひ遊びに行ってみてね。


素敵な場所なんです。



ちなみに自分は、今、
高速バスで流れている途上。



進行方向向かって朝霧模様。

ロマンス

2010年07月17日 | 徒然 -tzure-zure-
あっつい温泉で汗を流して、

自然とさわやかな微笑みをたたえたくなるようなほろんとした気持ちになりまして。


今しがた、箱根を出ました。


サラ~バ、ハコ~ネ。





旅の終わりは、
次なる旅の始まり。


ロマンスカーじゃないので

鈍行だし、
各停だし、
乗り換えがちょこちょこあって、

おかげで、
ゆっくり流れる緑と青を眺めながら
のんびり。ホリデイチックな、ロマンスジャーニーです。

夏動く

2010年07月16日 | 徒然 -tzure-zure-


たぶん、
梅雨明けしたんだと思います。

そういう空の青でした。


そして、
暑かった。おもいっきり、がぜん真夏。

そういう暑さでした。



箱根も、基本、蒸し暑かった。

だから、
たま~に吹く風の涼しさに、「ああ、涼しい!」って、感動する。





そんなこんなで。
箱根の庭手入れも、三日目が
たちまち終了しました。
たちまち、って、
終わったからそう言えるんだけど、もちろん
びっしり、
おおわらわで、大忙しで。

凄い勢いでの、ラストスパートでした。


で、
明日がついに、最終日。

ご馳走&温泉のミラクル贅沢デイズとも、お別れです……





で、
あした。

昼過ぎに切り上げて、


(いつもはちょっとブラブラするけど、今回はサックリ)東京に帰り、


パパッ!と
荷造りし直して。


夜。

ちょっと、旅立ちます。



七月七日に念(おも)った

「行きたいなあ」
を、

強攻突破、
叶えにゆきます。


ドリームは、自力で無理矢理カムトゥルーさせるのだ!

という、勢いで。


一日にも満たない、慌ただしい無理矢理トラベルです。


ほんとは、七日の時点では、結構絶望的だったんだけど。

流れが来ました。
来たから、飛びつきました。



楽しみで。今からドキドキ。


どこに行くのかは、、報告を、お楽しみに~☆



動く。動く。
動けば、ひらく。


夏は、動き出しました。


おどおどしてる場合じゃない。

クーラーに当たってじーっと、ぼけーっとしてる場合じゃないんです。夏は。


夏は、
かんかんに照る熱の中で、
たまにするりと吹く風こそが、ほんとに、心地好い。



ダブルポイズン

2010年07月15日 | 徒然 -tzure-zure-


今日はブヨに刺されました。
手袋の上から、まー。なんという根性。


昨日のハチ、
いわゆるアシナガバチだったようです。


平素は痩せこけた白魚の骨のような手が、
今は某ドラえもんになっております。可愛いでしょ。

左腕も、パッツンパッツンです。


ハチの毒は、自然代謝と自然治癒でデトックスするしかない、ということで、
気長に腫れの引くのを待ちます。


ちなみに、
お酒はよくないそうです。自然解毒しようとする免疫のパワーを弱めるんだとか。



ハチとブヨのダブルポイズン。腫れるのは、毒が脳まで回らないようにするため、だったかな。


そんな感じで
箱根二日目。

残り、早くもあと、一泊二日です。あっという間~。





また。綺麗な可愛い声で、
カエルが鳴いています。

カジカガエル、らしい。

ちなみに、彼らが
ここのホタルの幼虫を食い尽くしてしまったそうです。





明日こそ、刺されませんように。

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