2月4日 立春。
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2月7日
スーパーに、梅ちりめんおこわが現れる。
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昨年植えたスイセンの芽が、伸び始めている。
ちょっとずつ。
一方で、
すでに咲いているスイセンも見つけた。
ああ。
この瑞々しい、水水しい香り。。
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事務所の扉を開けると、
はるか目の先に
一番梅が咲き始めた。
霞がかって、おぼろげに。
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ようやくつぼみに「星」が現れて来たかな、
という梅もあれば、
爛漫と、すでに咲き誇る紅梅もある。
香りを吸う。
・・はあ。
この香り。。
夜はバレエレッスン。
受講者が増えた。
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2月8日
お客様の庭に、出荷待ちだったスノードロップを植える。
他、事務所に詰めて、プランニング作業。
ここ最近は、ずっと事務所に詰めて、プランニング作業が多い。
去年までとは圧倒的に違うスピードで、結構な数をガツガツこなしている。、、気がする。
夜はお茶のお稽古。
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2月9日
うっかり
いつの間にか こっそり咲いて居た、クリスマスローズ。
黄昏に。
白い色がクリーミーに滲んで、ふわりと浮く。
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2月10日
旧正月。
あけましておめでとうございます。
黄金色の初日の出を、静かに迎えました。
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2月11日
休み。
まず髪をバッサリ切る。2ヶ月ぶり。頭が一段と小さくなる。
ヘッドスパ無料券というものを、そういえば前回もらっていたので、
そのヘッドスパというものを、やってもらう。
ふむ。
爽やかかもしれない。
その後、
新しい靴を買う。足袋シューズ。
何年ぶり・・?っていうくらい、
そういえば靴というものを、買ってなかった。
大体は、すり減るほど履き潰してから、買うので。
おそらく 自分史上初めて、
「黄色」を買って、身につけた。
厳密に言うと「芥子(からし)色」という、ちょっと渋めの黄色。
今までだったら、絶対手をつけない色だった。
心境の変化?
そんな大したものではなくて、なんとなく、流れで。
今年は、ちょっと自分を変えてもいいかもな。
と思っているのは、確か。
そういえば、
久しぶりの表参道だった。
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その後、
円空展に行く。
友達が、無料チケットをゲットした、ということで、急遽。
一同に会した、飛騨の円空仏。
ザックリしていた。
削ぎ落されていた。
あっという間だった。
すぐ後に、常設展示されている いわゆる普通の仏像を見て、比べて、
円空仏の独特なその価値というか、存在意味がわかった気がする。
と、分かったような気に、なる。
あるひとつのショーケースのガラス面に、たくさんの円空仏がずらずら~っと映り込んで、
まるで上から右から左から、
大小さまざまなたくさんの仏に包まれるように感じられる一角があって、
そこがとても良かった。
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そういえば、
久しぶりの上野だった。
公園が、かなり変わっていた。
鹿児島時代からの旧い友達と、楽しいおしゃべりなど。
その後、
新宿に出て、沖縄食堂でフーチャンプルーを食べた。
もちろん、久しぶりに。
その後、
すみやかに調布に帰り、
なんとなく、本屋に寄る。そして、
本を何冊も買う。
これまた、
いつぶりだかもわからない、久しぶりの行為だった。
買った本を一気に読みながら、
その日が終わる。
もしかして、
本を読んだのも久しぶりだったりして。
ちなみに、『夜行観覧車』という、今ドラマ化されている最中の原作本。
ふーん、という感じ。
湊かなえさんは、『告白』を読んだときは大層感激した。
映画の『告白』を見て、さらに感激した。
原作も映画もどちらも完璧、という、奇跡の代物だった。
その後、いくつか湊さんの作品を手に取って読んでいるが、
う~ん、、そうか、、という感じで、
『告白』の感激をまだ越えない。
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2月13日
じわじわ来る。
寒いけど、じわじわ来ている。
自分の部屋から見える梅も、
色のつぶがハッキリ見え始めた。
大好きな梅。。。
まだ始まったばかり。
まだしばらくは、寒い日が粘り続く。
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また、一気に一冊読んだ。
数ページ読んだあたりでもうこれは傑作だと確信して、
止まらなくなる。
食事もすっ飛ばして、一気に。
『雪と珊瑚と』、という本。
存命中の現役作家さんの中では 一番好きな、梨木香歩さんの。
本屋から遠ざかっているうちに、いつの間にか出てた小説。
梨木さんは、やはりとても素晴らしい。
とても感動したので、またこれについては今度、改めて書きたい。
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2月14日
空気が、潤いを帯び始めている。
あの湿度が戻り始めている。
夜は、バレエのレッスン。
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2月15日
休む。
お茶の稽古も休む。
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2月16日
昨日の休みの分を取り返すべく、猛烈に仕事。
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2月17日
午前中は仕事関係でバタバタ。
午後、
友達の赤ちゃんに会いに行く。高円寺へ。
高円寺に住んでいた時は全く開拓しそびれた、駅の北:「純情商店街」を抜けて。
でも、
「嗚呼、懐かしい、この感じ。」と、嬉しくなる。
ほんとに良い町。なんだかとても、楽なのだ。
色んなおかしな人が、自分そのままに、無理せず、自由に生きている。
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赤ちゃんは、
1歳7ヶ月。まったく人見知りもしない、泣きもしない。
天才的に可愛い。
このエンジェルは最強だと確信したのは
これを見た時。
夕飯を食べている、、と思ったら
突然爆睡し始めたのだ。びっくりした。
えっ、この首の角度大丈夫!?息してる? って、すんごいびっくりした。
よごれつちまつて 固まつちまつたオトナにはもはや 難しい体勢。
惜しげも無く全身で真っすぐに天をふり仰ぐ姿に、
「昇天」
という言葉が浮かんだ。良い意味で。
これは、、、まさにエンジェルだわ、、と。
感動した。
建築時代の友人たちとも会えて、話せて、楽しいひと時だった。
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2月18日、 二十四節気で、「雨水」にあたる。
確かに、しっとりしている。
先日読んだ『雪と珊瑚と』に影響されて、
とてもナチュラルで素朴で美味しいものを、とにかく自分で作って食べたくなり、
料理。
これまた、久しぶりに、です。
ほんとに超適当~に作ったが、
とても美味しく出来て、びびった。
再現出来る自信は無い。
要するに ただの煮物なのだが、
七色入れたので、「七色煮」と名付けてみる。
赤=人参/桃=ハム/黄=かぼちゃ/緑=ふき/茶=玉ねぎ+厚揚げ/白=ぶなしめじ/黒=黒豆
味はいわゆる和風の、甘煮。黒糖があったので使った。みりんは無かったので使わず。
白だしを使った。便利。ショウガチューブも使った。便利。
たらふく食べたせいか、
食べ終わるや、
落ちた。
まさに、あのエンジェルのごとく。
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2月19日
まさかの、雪。
最近の天気予報は、ことごとくはずして来る。
雪マークをクリックしている、普段は見ないような数値。
「おいこら、また雪降ってるぞこら」という庶民の勢いを感じる。
午前中ひとしきり降り荒れて、
雪は みぞれになった。
葉に、
花に、
雨のしずくが光る。
雪どけみぞれ雨の玉しずく
暦というものは、良く出来ているもので。
今年は全体的に花が遅いのだが、
空気は確実に変わって来ている。
着実に、潤ってきている。
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夜、
今日のひと手間は、
馴染みの居酒屋さんで大体必ず頼んでいる、お気に入りの一品:「韓国海苔アボカドサラダ」を
真似してみた。海苔は有明産の味付け海苔にした。
盛りつけが、、ちっとも美しくないので、ちょっと小恥ずかしいのですが;
盛りつけって、難しいのね。マヨネーズを網の目状にするあれも、意外に難しいね。
けど、
普通に美味しい。
超簡単。しかも、速いし、安いし、美味い。生ゴミもほとんど出ない。
これは良い。また出来そう。
昨日の七色煮に、マカロニを加えて、主食はそれに。
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こうして料理を作った時、一番爽快なのは、
出来上がりと同時に、
キッチンまわりの片付けも完了出来た時だ。
良く出来た自分!って、凄く誇らしくなる。
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、という感じで、
このまま勢いづいて「毎日作る!」とか「最低1品!」とか
自分にルールを課してしまうと、大概三日坊主になって挫けるので、
何も決めない。
なんとなくその気になった時に、また作ろうと思う。
思いつきで、適当に。
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