今年もマユミが可愛くて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/76/73309d3ae1250d5e6981a3b3f829e9d5.jpg)
はっきりとした「ピンク」だ。
色鉛筆のピンクみたいな、わかりやすい、そのまんまのピンク。
ただただ、ピンク。
それ以外の何物でもない、
「ほんのり赤みが、、、」とか「ややシックな、、」とかいう、ほんのささやかな修飾語さえ全く要らないくらいの、
「ザ・ピンク」。
なのに、
不思議と全く、押し付けがましくない。
とても柔らかく、とても優しい。
そして、
いと可愛らしい。
*
その、丸くてたわわな 鈴なりっぷりが、その愛嬌に一役買っているだろうが、
秋というこの季節特有の、この‘空気感’のおかげ、、、も、あるかもしれない。
秋とは、
暑くなく、寒すぎない。ほどよく涼しい。そんな季節。
気候的なストレスは、ほとんど感じないで居られる。とても貴重な時季。
なおかつ、
穏やかで、静か。
忙しなく旺盛な夏が幕を引き、
冬という「終わりの季節」へ向かって、コツコツ、降りるしかない階段を降りていくような。
淡々とした。
あきらめのような。
無抵抗の、沈黙のような。
春の、「始まりの季節」特有の、じわじわモリモリ募って来るキラキラ(ハアハア)した昂揚感とは、
まったく逆。
春と秋、
似たような気温でありながら、
全く真逆の、空気感。
*
秋とは、
精神的にも 肉体的にも 何も強いることなく、ただただ「フツーに過ごして居る」だけで、
自然にニュートラルになれる季節。
気負いや、力みや、どこかに我慢を強いることで生まれる疲れなんかが
サッパリ抜けて、
ニュートラルになりやすい。だから、色んな活動にも、集中力を注ぎやすい。
芸術の秋。スポーツの秋。
自然界にちらばる美しい色彩や、豊かなみのりの美味しさにも、目が向きやすい。
おあつらえ向きに。周りを見渡せば、
色とりどりの鮮やかな紅葉。たっぷり贅沢に、世界は見目麗しい。
そして、
イモ 栗 かぼちゃ
収穫される実りは どれもほっこりとやわらかく、甘く、優しく、美味しい。
食道楽。旅道楽。
秋は、
枯れ落ちて死ぬ直前の、最期の極彩。
マユミのやわらかいピンクは、そんな、
淡々と、終わりへつながる階段を降りてゆく、静かな沈黙の空気に、
よく映える。
*
じき、
この実が弾けて、
中からより鮮やかな、赤の、まんまるい"本体"が現れる。
それもまた、可愛い。
まゆみ。その名前も。
よくよく見れば、
「ま」も、「ゆ」も、「み」も、
おや偶然か、くるりとまるくひとひねり。それもまた、可愛い。
可愛い可愛い、
こんだけ可愛いづくしなのに、
なんと、この実は「毒」なのだ。美味しそうだが、絶対に食べてはいけない。
そこのところは、可愛くない。
*
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/76/73309d3ae1250d5e6981a3b3f829e9d5.jpg)
はっきりとした「ピンク」だ。
色鉛筆のピンクみたいな、わかりやすい、そのまんまのピンク。
ただただ、ピンク。
それ以外の何物でもない、
「ほんのり赤みが、、、」とか「ややシックな、、」とかいう、ほんのささやかな修飾語さえ全く要らないくらいの、
「ザ・ピンク」。
なのに、
不思議と全く、押し付けがましくない。
とても柔らかく、とても優しい。
そして、
いと可愛らしい。
*
その、丸くてたわわな 鈴なりっぷりが、その愛嬌に一役買っているだろうが、
秋というこの季節特有の、この‘空気感’のおかげ、、、も、あるかもしれない。
秋とは、
暑くなく、寒すぎない。ほどよく涼しい。そんな季節。
気候的なストレスは、ほとんど感じないで居られる。とても貴重な時季。
なおかつ、
穏やかで、静か。
忙しなく旺盛な夏が幕を引き、
冬という「終わりの季節」へ向かって、コツコツ、降りるしかない階段を降りていくような。
淡々とした。
あきらめのような。
無抵抗の、沈黙のような。
春の、「始まりの季節」特有の、じわじわモリモリ募って来るキラキラ(ハアハア)した昂揚感とは、
まったく逆。
春と秋、
似たような気温でありながら、
全く真逆の、空気感。
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秋とは、
精神的にも 肉体的にも 何も強いることなく、ただただ「フツーに過ごして居る」だけで、
自然にニュートラルになれる季節。
気負いや、力みや、どこかに我慢を強いることで生まれる疲れなんかが
サッパリ抜けて、
ニュートラルになりやすい。だから、色んな活動にも、集中力を注ぎやすい。
芸術の秋。スポーツの秋。
自然界にちらばる美しい色彩や、豊かなみのりの美味しさにも、目が向きやすい。
おあつらえ向きに。周りを見渡せば、
色とりどりの鮮やかな紅葉。たっぷり贅沢に、世界は見目麗しい。
そして、
イモ 栗 かぼちゃ
収穫される実りは どれもほっこりとやわらかく、甘く、優しく、美味しい。
食道楽。旅道楽。
秋は、
枯れ落ちて死ぬ直前の、最期の極彩。
マユミのやわらかいピンクは、そんな、
淡々と、終わりへつながる階段を降りてゆく、静かな沈黙の空気に、
よく映える。
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じき、
この実が弾けて、
中からより鮮やかな、赤の、まんまるい"本体"が現れる。
それもまた、可愛い。
まゆみ。その名前も。
よくよく見れば、
「ま」も、「ゆ」も、「み」も、
おや偶然か、くるりとまるくひとひねり。それもまた、可愛い。
可愛い可愛い、
こんだけ可愛いづくしなのに、
なんと、この実は「毒」なのだ。美味しそうだが、絶対に食べてはいけない。
そこのところは、可愛くない。
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