歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

見納め寒梅

2010年02月16日 | 徒然 -tzure-zure-
今夜も、なにやら雪が降りそうだという。


この二月は、東京も、よく降っていますね。
雪。

私の第3の故郷である 秋田でも、
今の冬は モッサリ降っているみたいですね。
ちょっとむずむず。行きたいな。


こうなってくると、さすがに
「暖冬」うんぬんの話は聴こえてきません。
これっぽっちも。


ふつうに寒い、
ふつうの真冬の
2月ど真ん中です。




この前の記事で(>>野川公園でいきぬきの巻

『桜、だと思います。』

とのたまった ピンクの花の写真が、ありましたが。

あれ ↓ って、

やっぱり、ふつうに、



梅だった。


、、と思います。


よりにもよって、ウルトラメジャー級の花を、ねえ。
プロとしてあるまじき!すいません;

まあ、サクラもウメも、同じバラ科だからー。(←無駄な言い訳)


ということで、
あれは、“枝垂れ梅’だったのでした。





家の近くにある「神代植物園」、その中の”梅園”に行って、
似たものを発見して。

「あ、この前のやつは、これだった。(かも;)」
と、
確認してきました。


まだ2月。枝垂れ桜には、まだ早すぎですもんね。


いっぽう、
梅は(当然ながら)まさしく見頃。

あれこれ、咲いていました。

香りも良いから、花から花へ飛び回り、くんかくんか。

もちろん、
趣味のキャメラメンたちが ごった返して居りました。

彼らは人が写り込まないように撮ろうと頑張っているので、

 あえて

花に顔を突っ込んで廻ったり 超接近して撮ってみたりして、
なにげにフレームインして、お邪魔虫になってみたりして。



ちょっとした あまのじゃくなのです。




最近もっぱら、
しつこく うめうめ 言っておりますが

やっぱり、良いです。うめ。

枝もぐにゃぐにゃ、
色々と個性があって、
花は紅白、
香りは濃厚、

いずれも、妙~に雅びやかで、
やっぱり飽きないです。


これなんか、
 ↓



白いつぼみの点描の中に、ぽつんと咲いてる花が
ちらちら。

まだ 一、二分咲きの、奥ゆかしさ。

そして、
萼のみどり色と つぼみの白が 不思議にまざって、

妙なぼやけ具合をして、
そこだけなんだか神妙に、うすら幻想的に、
浮き立っていました。

こういうの、 “幽玄” というのかしらん。


白が、ぼんやり滲んで見える。
これがまた、なんとなく、

「雪」みたいで。



「いいなあ、、、 しぶい。」

気に入った。


相変わらず、梅の虜です。





というわけで、
ここのところ、しつこーく登場して頂いている、
梅。

梅嫌いの方にとっては(←って、そんな人が居るのか!?)
そろそろうんざりする感じになっていますが、

でも、
だって、
梅を拝めるのは、ほんとに、今のこの時季だけだから。


すでに
早咲きのものは 散り始めて



これもまた、
雪みたい。




そうこうしているうちに
季節は、着々と、
じんわりと、進んでいます。

梅は、そろそろ見納めでしょう。(しんみり...)


しかし、しんみりしてる場合でもなく!
次が来てます!




モクレンの、
毛がもしょもしょしてぷっくらしてる大振りのつぼみも、
すでにスタンバってます!


そして

(この前は なぜか間違えましたが、)

今度のは 正真正銘:

すでに咲いている “サクラ”も、

見つけました。
 
   ↓



寒桜(カンザクラ)、どどーん!





やっぱり、この色が来るとね。

春本番!という気持ちが、
俄然盛り上がって参りますね。

そわそわしてしまう。





ま、

そうは言いつつ、

まだまだ寒い日が続きます。

うっかり冷やさぬよう。
油断なさらぬよう。


なぜかやったらとお腹がすく冬。

雪が降りそうだ となると、
なぜか、雪見だいふくなんか食べたくなるんですけれど。





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