サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

なぜ新潟に地震が起きるのか

2008年03月01日 19時56分37秒 | 撮影日記
2/23土、千手コミゼン千年のホールにて中越大震災十日町市記録集「あしたへ」発行記念講演会が行われた。

演題は「なぜ新潟に地震が起きるのか」。
講師は記録集でお世話になった、新潟大学災害振興科学センター准教授の卜部(うらべ)厚志先生。

天気も悪いし、100人来ればまあまあかなと思っていたら結構集まって、会場がほぼ一杯になった。


↑悪天にもかかわらず、200名近くが参加。


↑図や写真を多数投影して解りやすく説明。


↑震度7の川口町の写真。
一部地中に埋まっていた大きな石が飛び出すほどの激震。

卜部先生によると「十日町の地下には断層帯があって、地震の起きる可能性はまだある」とのこと。

「これからは10月23日の震災の日になどに、地震の教訓を伝え、子どもたちの防災意識を高めるべきだ」と提案もあった。

また、河岸段丘の研究もされていて、「この会場のある川西地区の段丘は約5万年前に形成されたもので、地中の火山灰などを調べると年代がわかる」となかなかマニアックな調査の話しもあり、興味深かった。
ちなみに十日町市街の地盤は1万年くらい前で比較的新しいとのこと。

わが川西は5万年の歴史があるのだ。


↑先生は1966年生まれの42歳。
年が近いので親近感があります。

ずっと新潟で地震の研究して、次の地震を予知していただけるとありがたいですね。

中越大震災十日町市記録集「あしたへ」も好調に売れているようで、残り部数が少なくなってきています。
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