“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

福島第一原発事故と再生可能エネルギーの開発

2013年07月16日 10時53分54秒 | 臼蔵の呟き

福島第一原発事故の対応で毎日約3000人の作業に携わる人員が働いています。その作業は、冷却水の投入、管理、汚染水の保管、場所の確保作業に当たる作業に振り回されています。東京電力と経済産業省が燃料取り出し、廃炉の工程を早めるとの報道もされました。

しかし、実態は燃料取出しなどができるような作業実態、状況ではないとのことです。1,2,3号機の燃料は溶解し、どこにあるかも分からず、非常に放射線量が高く近寄ることすら出来ません。どこにあるかを確認することも出来ないし、そのような放射線量が高い燃料を取り出すことが事実上は不可能ではないかといわれています。チェルノブイリと同じような石棺にせざるを得なくなる可能性があります。

4号機の使用済み核燃料の保管プールからの取り出しをとにかく優先して行い、その後、1,2,3号機の燃料問題に取り組みになるとの見通しです。それすら、何年かかるか分からず、見通しすら立っていません。毎日働く3000人の作業員が浴びる放射能による被曝、健康被害は今後の作業、作業員の確保、廃炉への作業に深刻な影響をもたらすと予測されます。

今回の参議院選挙でも争点の1つとなっている安倍、自民党政権による原発再稼動、原発の輸出などは福島県民、避難者、国民の意思とは全くかけ離れた政治、政権であることを示しています。経済対策のみに絞り、景気がよくなるかもしれないとの幻想を振りまき、支持票をかすめとろうとしています。欲に目のくらんだ大手企業、経団連、富裕層の「僕」として自民党政権は奔走をしています。このようなおろかで、長期的な見通しがもてない政権、政治を変える必要があります。

短期間に再生可能エネルギーが主力になることができなくても、揚水発電(平均した電力使用に対応するための)、大型の蓄電池の開発と投資、送電網の整備と容量の拡大を行うことで、原子力に頼らないエネルギー構造を作り出すことは十分出来ます。 

<北海道新聞社説> 

再生可能エネルギーで発電した電気の全量買い取りが始まって一年。よちよち歩きだが、日本の太陽光発電の市場規模は世界一に躍り出る勢いにある。基幹電源に育てる気概を安倍政権に求めたい。

 自然を利用して繰り返しつくることができるエネルギー。それが再生可能エネルギーであり、太陽光や風力、地熱、バイオマスなど、私たちの身近に存在する。石油や天然ガスなどの化石燃料を燃やす火力発電や、ウランを使う原子力発電とは異なり、資源に限りがない。

 今なお放射性物質をまき散らす東京電力福島第一原発のような危険性がなく、温暖化の原因である二酸化炭素の排出量も少ない。

 その再生エネで発電した電気の買い取りを東電などの電力会社に義務づけた固定価格買い取り制度が導入されたのは昨年七月。最新の二月末時点の統計では、発電を始めた設備が大型の原発一基分に相当する百六十六万キロワットに達した。

 二〇一二年度の国内発電量に占める割合はわずか1・6%にとどまり、脱原発を宣言して20%を突破したドイツには遠く及ばないが、へこたれずに前へ進みたい。

 国際エネルギー機関は、再生エネによる世界の発電量が一六年に石炭火力に次いで二位になるとの予測をまとめた。原発の二倍の発電量だ。クリーンエネルギーへの期待や、風力発電などの量産効果によるコスト低下が背景にある。

 それを裏づけるように、日本でもシャープなどの太陽光発電メーカーの生産が、需要に追いつけないでいる。一二年度の国内出荷量は約三百八十万キロワットと前年度に比べ三倍近くに膨らんだ。米国の調査会社は、一三年に日本国内に新規導入される太陽光の発電能力が一二年の二・二倍に拡大し、市場規模もドイツを抜いて世界一位になるとの見通しを発表した。

 しかし、送電網の容量不足を理由に、せっかくの潜在能力がそがれる事態が相次いでいる。北海道電力は二十万キロワットの風力発電買い取り枠に対し、応募が九倍にも達したため超過分を門前払いした。太陽光発電の枠にも上限を設けた。「もったいない」と言うほかない。

 安倍政権は原発再稼働に傾斜するばかりで、再生エネを重視しているのか疑わしい。政府は送電網の整備費二百五十億円を予算化したが、電気を一時的に蓄える大型蓄電池の大量導入も視野に入れ、手厚い取り組みで再生エネを電力供給のど真ん中に据えるべきだ。


消費税率アップ反対3分の2

2013年07月16日 06時00分16秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

くちなし   この植物は中国、台湾、インドシナ半島などに広く分布し日本では本州の静岡県以西の森林に自生しているとあります。しかし、仙台の我が家にはしっかり土着しています。毎年、この時期に甘い芳醇な香りをあたり一面に放っています。学名は、Gardenia jasminoides Elis とジャスミンのようなという名前が付いています。ジャスミンですが、ジャスミン茶などに使われるジャスミンではなくて、種類の違うマダガスカルジャスミンという甘い香りのする植物の方が似ている香りかもしれません。くちなしは一重が多いのですが、我が家のものは八重です、さらに花が小さいミニで背丈と花が小さめの園芸種です。花びらは、純白ではなくわずかに黄色をさしたような、質感もベルベットのような感じです。

この花も、梅雨時に清涼感をともに安らぎを与えてくれる存在です。

♪♪  くちなしの花の 花のかおりが 旅路のはてまで ついてくる くちなしの白い花 おまえのような 花だった

朝からネチッコイ歌詞ですが、くちなしのイメージはこのようなものかもしれません。

時事通信社が7月上旬に行った世論調査で消費税率8%への値上げに反対と答えた人が3分となっています。ボーナスが上がったとか、百貨店で高額商品が売れているとか報道されていますが、国民の全体からすればほんのひとにぎりの人たちの話でしかすぎません。針小棒大というのは、針のように小さいものを棒のように大きく言うことですが、まさにほとんどのマスコミは針小棒大です、景気が良くなったなんで感じている人はほんの少しだけです。自民党にいたっては我田引水の度が過ぎています。

私もボーナスは出ましたが、何に使うとか多いとか少ないとか、何のコメントもありません。入る前から行先が決まっているのです。昨日は、ボーナスが出たので(実は関係ありませんが)、普段使うシューズ2980円、ウォームビズ用の半そでシャツ1980円で買ってきました。買う気は無かったのですが、タイムサービスの680円のTシャツもついでに買いました。占めて5640円ですが、1万円札を崩したのがイタイ。羽が生えている千円札、これでいつのまにか無くなってしまう。貧乏サラリーマンの買い物なんてこんなものです。これでも買い物が出来る位、ありがたいと思わなければいけません。

こんな世界を安倍首相は理解できないでしょう。下記は、時事通信社の記事です。自民党や民主党のウソが通用しているのが悲しいです。それは、これ、(消費税増税に)賛成の理由については「社会保障のために必要」が74.1%でトップ。2位は57.8%の「財政健全化が必要」

消費増税に63%が反対=家計の負担懸念-時事世論調査

 時事通信が7月上旬に行った世論調査で、政府が2014年4月に予定している消費税率5%から8%への引き上げについて「反対」と答えた人は63.1%に上った。理由は「家計の負担増」が最も多く、賃上げの動きが広がらず家計に恩恵が行き渡らない段階での消費増税に、国民が警戒感を抱いている実態が浮き彫りとなった。
 調査では、消費増税に対して「反対」と答えた割合が6割を超えた一方、「賛成」は35.4%だった。地域別には、景気回復が遅れている地域で反対の比率が高く、四国は72.7%、東北は69.2%だった。
 反対の理由を複数回答で尋ねたところ、「家計への負担増」が71.7%で最も多かった。以下、「低所得者の負担が大きく、不公平」が50.5%、「行政の無駄遣い減らしの努力不足」が50.2%で続いた。
 一方、賛成の理由については「社会保障のために必要」が74.1%でトップ。2位は57.8%の「財政健全化が必要」だった。
 調査は全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で今月5~8日に実施。有効回収率は64.9%だった。(2013/07/13-19:33)