“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

「燃費不正」三菱自の波紋 日本製造業の信頼失墜

2016年04月22日 11時00分42秒 | 臼蔵の呟き

激しい販売競争を品質不正によって切り抜ければ良しとする三菱自動車の体質は、企業体質です。繰り返し不正と情報隠しを指摘されるような企業が、自動車のように人命にかかわる製品を製造販売することの可否を判断すべき時です。誰が、政治がです。

海外からは、日本企業そのものが疑いのまなざしで見られることを自覚すべきです。資金力と財閥企業のおごりを見過ごしてはなりません。

[中央日報]「燃費不正」三菱自の波紋 日本製造業の信頼が失墜

  優秀な品質と燃費で、世界市場で脚光を浴びた日本車の信頼が失墜している。三菱自動車の燃費不正の波紋が広がりながらだ。 

  三菱自動車の相川哲郎社長は20日、記者会見を開き、日本国内で販売された軽自動車62万5000台の燃費不正を認めた。実際の燃費を5-10%ほど改ざんしたということだ。 

  問題の車は三菱自の「eKワゴン」「eKスペース」、三菱自が日産に供給する「デイズ」「デイズルークス」で、三菱自は4車種の生産と販売を中断した。海外で輸出した自動車の燃費不正も調査することにした。20、21日に株価は30%以上暴落し、日本政府の調査と罰金も避けられなくなった。 

  三菱自の不正行為は今回が初めてではない。2000年と2004年にも自動車の欠陥とリコールを隠した前歴がある。2000年には顧客のクレーム1万件を隠し、内部告発で事実が明らかになった後、社長が辞任した。今回の燃費不正も日産が燃費関連データが合わないと指摘したことで確認された。NHKは「三菱自はかつてリコール隠しが発覚したにもかかわらず再び不祥事を起こした」と報じた。 

  三菱自の燃費不正で日本企業に対する信頼も失墜している。世界2位の自動車エアバッグ製造企業タカタは昨年、世界自動車産業史上最大規模のリコールを招いた。タカタは2004年に製品の欠陥を把握しながらもこれを隠し、結局、エアバッグの爆発で11人が命を失った。タカタの製品を搭載していたBMWとダイムラーは昨年、大規模なリコールに入った。日本経済新聞は「規定遵守と品質に対する関心が高まる中、三菱自の不正行為が日本製造業に対する不信につながるおそれがある」と懸念した。


安倍首相に「歴史直視を」靖国神社への真榊奉納

2016年04月22日 10時37分08秒 | 臼蔵の呟き

安倍首相に「歴史直視を」靖国神社への真榊奉納で=韓国

「日本政府は歴史を正しく直視し、歴史に対する真の反省を実際の行動で見せ、未来志向の韓日関係の発展のために積極的に努力していかなければならない」



靖国神社参拝は個人的な行為ではなく、政府、国会議員だから示威行為として靖国神社に参拝する。――安倍の真榊奉納、自民党議員の集団参拝はそのようなことを意図して行われています。この延長線上に、首相の公式参拝、天皇の参拝、靖国神社の国営化を狙っています。何ためか、自衛隊を日本軍として位置づけ、戦争する国づくりとしての総仕上げをすることでしょう。

自衛隊員、軍人が戦死を恐れていては戦争などできないからです。そのために、戦死したときにーーあなたは靖国にまつられ、国のために死んだのだからーー神になるんだと。そのことを通じて死の恐怖から逃れることができるような仕組みを作る。

ナチスドイツがかつて日本の天皇制、日本軍、靖国の関係を学び、ドイツでもできないかと考えたといわれていることにもよく示されています。



三菱自動車燃費不正 車を作る資格なし

2016年04月22日 09時55分45秒 | 臼蔵の呟き

「消費者、ユーザーの厳しい目が生き残るメーカーを決める。自浄作用の働かない三菱自動車は、消費者に引導を渡される前に市場からの退場を検討すべき時かもしれない。」

企業が世界で一番、自由に活動できる社会、国とはこのようなことなのでしょうか??安倍さん答えてほしいですね。その三菱重工が自衛隊のステルス戦闘機試作機を開発し、愛知県で今朝、テスト飛行をしたと報道しています。その開発費は税金で394億円と報道しています。安倍、自民党政府と三菱はどのような関係なのでしょうか???

<東京新聞社説>三菱自動車燃費不正 車を作る資格なし

 リコール隠しで母子三人の死傷事故まで起こした三菱自動車で新たな不正が明らかになった。自浄作用の働かない企業に命を乗せる車をつくる資格はない-消費者の一人としてもそう言いたい。

 二〇〇二年一月、横浜市で起きた事故は忘れられない。三菱自動車製の大型トレーラーの左前輪、直径一メートル、重さ百四十キロもあるタイヤが外れて転がり、ベビーカーを押して歩いていた母子を直撃、当時二十九歳の母が死亡し幼い子ども二人がけがをした。

 三菱自動車はトレーラーを所有する運送会社の整備不良と主張したが、欠陥隠しが明らかになり、業務上過失致死傷で当時の市場品質部長ら責任者の有罪が確定している。

 この事故以外にもさまざまなリコール隠しが明らかになり、かつて名車ランサーなどを生み出した三菱の名は地に落ちた。

 燃費競争を背景にした今回のデータ改ざんは、命に関わる不正ではないが、深刻な事故の教訓を生かせず、法令を守らない企業の体質、姿勢はとうてい是認できるものではない。

 一連の不祥事は、閉鎖的な企業体質が背景にあると指摘されてきた。三菱グループという日本最大の企業集団に属し、好不況にかかわらず系列企業や下請け会社、関係者が販売を支え、外に目が向きにくい。〇〇年以降のリコール隠し問題でも、経営が急速に悪化すると三菱重工業、三菱商事などが優先株を引き受けて支援し経営再建が進められた。しかし体質は全く変わらなかったようだ。

 多くの命を乗せ、多くの活動に関わる自動車を製造販売する企業の不正は消費者への重大な裏切りである。事実関係と経営責任を明確にしなければならない。

 日本が世界でトップのシェアを持つ自動車産業は今、歴史的な転換点を迎えている。人工知能(AI)の急速な進歩で、2020年には自動車はハード(機械)ではなく、ソフト(AIなど)が半分以上の価値を持つ製品に変貌するとみられている。

 今後、巨額の投資と世界で競う変革ビジョンが必要になり、自動車メーカー八社が激しい競争を繰り広げる日本では早晩、業界再編が避けられない。

 消費者、ユーザーの厳しい目が生き残るメーカーを決める。自浄作用の働かない三菱自動車は、消費者に引導を渡される前に市場からの退場を検討すべき時かもしれない。