昨日、自民党のOBの方々と昼食をともにした。話題が政治の話しになるのはやむを得ないことだが、現場を離れたOBと
いうこともあってか、現状に対する批判が多かった。「党内に議論がなくなった」「イエスマンばかりだ」「政務調査会
があるのにこれとは別に自民党のシンクタンクを創るのは屋上屋だ」といった発言だ。
なかでもショックだったのは、昨年11月の「立党50年記念党大会」にOB議員が招待されなかったということだった。
ハマコーさんこと、浜田幸一元衆議院議員はテレビ番組のなかで「招待状も来ないのに出席できるわけがないじゃないか」
とコメントしていたというが、他のOB議員も同じような気持ちだったろう。
改革というスローガンのもと、従来のシステムや古い人間たちが次々に捨てられていく。批判すると抵抗勢力のレッテル
を貼られ、周囲から白い眼でみられる。物言えば唇寒しというのがいまの自民党だ、というのだ。
今朝の日経新聞に加藤紘一元幹事長のインタビュー記事が掲載されていた。「自民党は党内で擬似政権交代をやってきた。
ハト派とタカ派、党人派と官僚派。そういったダイナミズムがなくなり、議員が発言しなくなった。予算編成でも
『しょせんは首相と竹中平蔵総務相、中川秀直政調会長が決めること』という声が聞かれる。物言えば唇寒しの雰囲気は
よくない」と。
これらの声をどう判断すればよいのか。加藤元幹事長の発言は、党内が割れても政権交代はないという自民党のよき時代
への郷愁のようでもあるし、中選挙区時代の権力闘争の構図のようでもある。小選挙区選挙という現実、民主党という政党
の存在を直視する時、これらの批判が必ずしも的を射たものではないように思えてならない。
いうこともあってか、現状に対する批判が多かった。「党内に議論がなくなった」「イエスマンばかりだ」「政務調査会
があるのにこれとは別に自民党のシンクタンクを創るのは屋上屋だ」といった発言だ。
なかでもショックだったのは、昨年11月の「立党50年記念党大会」にOB議員が招待されなかったということだった。
ハマコーさんこと、浜田幸一元衆議院議員はテレビ番組のなかで「招待状も来ないのに出席できるわけがないじゃないか」
とコメントしていたというが、他のOB議員も同じような気持ちだったろう。
改革というスローガンのもと、従来のシステムや古い人間たちが次々に捨てられていく。批判すると抵抗勢力のレッテル
を貼られ、周囲から白い眼でみられる。物言えば唇寒しというのがいまの自民党だ、というのだ。
今朝の日経新聞に加藤紘一元幹事長のインタビュー記事が掲載されていた。「自民党は党内で擬似政権交代をやってきた。
ハト派とタカ派、党人派と官僚派。そういったダイナミズムがなくなり、議員が発言しなくなった。予算編成でも
『しょせんは首相と竹中平蔵総務相、中川秀直政調会長が決めること』という声が聞かれる。物言えば唇寒しの雰囲気は
よくない」と。
これらの声をどう判断すればよいのか。加藤元幹事長の発言は、党内が割れても政権交代はないという自民党のよき時代
への郷愁のようでもあるし、中選挙区時代の権力闘争の構図のようでもある。小選挙区選挙という現実、民主党という政党
の存在を直視する時、これらの批判が必ずしも的を射たものではないように思えてならない。