春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

第73回自由民主党大会

2006年01月18日 | 日記
自由民主党は、18日午前、東京・港区の新高輪プリンスホテルで第73回定期党大会を開いた。
大会は、司会者の河井克行衆議院議員と坂本由紀子参議院議員による開会宣言、二期会ソプラノ歌手・宮部小牧さん
による国歌と党歌の斉唱の後、議長団を選出、議事に入った。

武部勤幹事長の党情・政策、運動方針、党則改正、予算・決算等の報告の後、功労者等の表彰、ゲストスピーチ
(神崎公明党代表、奥田経団連会長)とスペシャルスピーチ(オペラ歌手の中島啓江さん)があり、
小泉総裁の年頭演説が行われた。

小泉総裁は「国民の期待を大事にして、さらに改革を加速させていくのが今年の自由民主党の大きな責務だ」と述べ、
「50年にわたり一時期だけ野党になったが、ほとんどの時期を通じて自由民主党が政権担当の大きな責任を果たしてきた。
この責任を自覚し、よき歴史、伝統、文化を守りながらも『保守したくば革新せよ』という言葉を銘記して、新しい時代に
対応できるような体制を皆さんとともに築き上げていきたい」と訴えた。

党運動方針には、「立党50年宣言」「新理念・新綱領」に基づく新憲法の制定、教育基本法の改正、小さな政府の実現など
のほか、靖国神社参拝の継承などが掲げられており、重点政策として、民需主導の新たな成長と財政健全化、省庁再編や
公務員制度の改革、防衛庁の省への昇格などが明記されている。この運動方針が了承された。

大会アピールの朗読後、フィナーレを飾るイベントとして、司会者の指示に従いブロックごとに起立し、ペンライトを灯して
歓声をあげた。今年は大きな選挙がないのでこうしたイベントになったのだろうが、ずっと党大会を見てきた者として、
議事の簡素化には一抹の不安を覚える。総裁演説を除き、執行部として演壇に立って報告を行ったのは幹事長1人だけだった。