バーバの極楽トンボ

さー傘壽を超えた・・今からももうひと飛び

久しぶりの京都 1

2009-01-25 10:04:32 | 原爆孤老のつぶやき・・
1月24日

昨夜からグーと冷えて今朝は窓から見える景色も一面雪化粧だ

京都滞在中はポカポカ陽気でTシャツとジャンパーで過ごせた。

お見舞いの目的は弟の様子だった。

行ってみると右手は上腕がブラリと垂れているだけのようで痛々しさを感じる。
が、・・肘から手先にかけては多少動くようで、自宅のいたるところに垂木が打ち付けてあったり、ゴム紐が天井から提げてあったりと、彼なりにここで何をしたいかで、工夫を凝らしてあった。

そして、彼曰く「ヴァイヨリンは諦めたけどここで右腕をゴムで吊ってピアノは弾ける。」
「この垂木にシャツの襟を引っかけて時間は掛かるが一人でシャツは着れる」
「台所のこのゴム紐で二の腕を支えれば包丁が持てるよ」

彼なりに今の現状を踏まえて生きている間はシッカリ生きたいのだと安心した。
そして、「車を小型に変えて運転できるように工夫したのでまた、釣りをするつもりだ」と

二人で(彼達も子供はいない。)この世を去るときはどう考えて逝きたいかになった。
私は「したいことは全部して区切りを付けて逝きたい」
彼は「ささやかでも希望を持って逝きたい」と言った

私自身、考えさせられる言葉だった。