バーバの極楽トンボ

さー傘壽を超えた・・今からももうひと飛び

北国はもう春??

2010-02-25 07:33:20 | トンボの旅日記
2月25日 
旅から帰って瞬く間に一日過ぎてしまった。
ぼんやりするのが当たり前の年になったようだ・・・
2月21日 思い立って雪深い長野にやって来た。
私はここの宿が気に入って遠路ながら5時間かけてJRでやってくる。

松本の駅でチョットヨーロッパ風の衣装を着た運転手に迎えられダークグリンのシャトルバスに揺られながら松本の奥座敷、扉温泉にやって来た。
部屋に案内されたがここも暖冬のためか期待していたほどの雪景色ではなかった。
            それでも窓のカーテンをを引いてみて、、「あっ つららだ・・」の歓声にやっと落ち着いた気持ちになった。  贅沢なものだ・・・
夕食までの2時間ほどを別室のゲストルームでゆっくりすることにした。この静かな空間は癒しを求めてやってくるゲストにとっては、たとえ一人旅であっても暖かく迎えてくれる、まるでカンカルーのポケットのような、そんな空間だ。 母親に抱かれるようなのだけど、チョット西洋風な・・気取ってクラスを傾けたいような・・非日常的感覚がある。 私たちはこのゲストルームで暖かい飲み物に癒されながら、嗜みの良い接待を受けた。

CDの柔らかい音色と、ここのオーナーとの静かな語らいの中、二時間は過ぎ今夜の懐石料理の支度されている部屋に行った。

二人だけのこぢんまりした部屋で出される料理は自家栽培されている野菜が主体だうだ。、運ばれてくる味もさることながら盛り付けも食器使いも四角四面の懐石とチョット違って面白く思え「ここの板長さんはおいくつぐらい?」と尋ねたら「能登の加賀屋で修行した、30代の板長です」とかえってきた。
今時の若い者は・・・は返上しなければとおもった。
  
もう一つ感じたのは接待してくださった方が、年配のかただったことだ。 
間の取り方、料理の進め方・・・「やっぱり年輪は年輪なのだ・・」と感じた。

年を重ねるとゆうことはこんな事なんだ・・・と深く感じた。

ゆっくりと食事を終えて私たちは扉の柔らかい温泉に身を沈め、部屋の深々としたベットに入り、癒しの旅の第1楽章を終えた。