バーバの極楽トンボ

さー傘壽を超えた・・今からももうひと飛び

日曜美術館

2010-07-12 09:23:48 | トンボの徒然ダイアリー
7月12日 たりたり

気象情報では今週はずーと雨と予報していた。
朝からムシムシとしている。

久しぶりにテレビの「日曜美術館」をみた。
最近はあまりテレビを見ることもなかったが、・・・


スペインの画家ベラスケスであった。
名前だけは何となく記憶にあったが何も浮かんでこない。

16世紀に宮廷画家として活躍した画家である。

ボンヤリ見ていくうちにベラスケスの絵に引き込まれていった。
難しいことは苦手な私だが、この「道化師・・・」王子の遊び相手としていた小人の道化師、画かれている顔の表情・・・特に「目」・・
            
喜怒哀楽を閉じこめているのに、鋭い眼光を感じる様におもえた。

ゲストとして同席していた早稲田大学教授「大高保二郎氏」の解説もあって思いこみからの感覚ではあるが・・・
ベラスケス自身、ユダヤ教からカトリックに改宗し、(16,7世紀のスペインの宗教に対する差別があった)それを偽って宮廷画家になり、ましてや、国王から最高の貴族として認められたとゆう事実があったようだ。

今の世の中理想だけでは生きていけない・・・(勿論いつの時代もだが・・) ただ賑々しい鎧甲を身につけて生きなければならないのは・・

人は大なり小なり鎧は付けている・・でも、出来るだけ軽い物でありたい。
と言ってすぐ風に吹き飛ばされるような鎧でも困る・・・せめて、美しい紙子であって欲しい。