望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

赤い伝来

2021-01-15 16:06:15 | 燦々創成期

赤い伝来

稲株よ刈田に深く執着
稲藁よ切れ切れストロー
ストロー藁に霜攻撃は痛烈
切り口から奥底へ冷え冷え
青白い星から閃光は降る
明日はアッサリ草ぼうぼう

数百年続く執着も時なり
金金金を入れても金金金
しがみつくほど赤は赤く
鋸鎌の傷口はサクサク
誰よりも自信を切り刻む

自ら赤く腫らして金金へ
鋸鎌で執着した百姓御膳
空腹な日々へ戻れない
数百年の重荷を黒土へ
数百年の精根を開放