望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

天然原色

2021-01-20 21:32:12 | 高純度結晶

天然原色

竹藪の陰影に長時間滞り
微妙な単色寒村に仕立てる
出口を探す疲労困憊は真っ白 焦燥感に黒ずむ出口

陰影より射す光りは短時間
目覚めた梅一輪より始発
ピカッと照射は天然灯台
寒村に萎びさせたやわさ
海を悟り塩辛さに呑まれる

天然原色を顕す金言
金言を唱えても自我は寒村
絞り出す小水に青汁を加味生気を放つ原色に始発
天然色に蠢く