望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

タケノコさんお蔭様

2021-04-16 18:04:26 | ささやき

タケノコさんお蔭様

 たけのこレシピはなんといっても 鰹節入り土佐煮
当家はワカメも入れていた

四国右下がり古里は江戸時代から孟宗竹栽培 四万十帯はタケノコ産地だ 
当家 タケノコ山は標高30から100メートルの急斜面に点在 モノレールを施設する前は 急な斜面を人力で運搬 雨の日は滑りやすく危険だった
モノレールのおかげで 仕事効率もよくなった
しかしタケノコ掘りは 今でも鍬で掘る
江戸時代から何ら進化していない
 近辺のタケノコ富豪は
最盛期には掘っても掘ってもタケノコが生えて終わりが無いくらい生えるので (酒を飲んで酩酊状態で掘らないと嫌気が差す)そんな逸話がある

 汗を流して春を感じる


旬のタケノコほり 急勾配の孟宗竹の藪へ

風が流れ ぜんまい ワラビ 笹の葉の匂いたつ竹林の青

地表に顔出したタケノコへ 打ち込む鍬の一太刀

汗ほとばしり たまりたった鬱憤とともに青空へ

酒をあおり酩酊状態 掘っても掘っても終わらないタケノコとの格闘

五月晴れまでお世話様

田舎道の路傍
名も知らない花にモンシロ蝶
ミツを求めて羽を下ろしいる

すみれ色の花は大空にソーラー電池のように光を求めている
この大地に息ずいている
路傍の草  なもなき人々
ひたむき たくましい命
命の実感  命の歓喜