団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

ウイングロードの一年間6

2014-12-30 11:36:57 | 日記
右目の手術が終わり執刀医の声「大きな塊が出ました、コレ如何しますか?見ます?持って帰ります?」意外な質問にに一瞬戸惑うが、「いいです、見たくも無いし、捨てて戴いて結構、毎日鏡で見てたし、写真にも撮って有るから結構です」先生は見て欲しかったの?、でも私にとっては永年自分の目の、そして精神的な辛い重荷になってた遺物との訣別の瞬間でした。「では此れで手術は終わりました」私の80年の人生に今日の今、又新しい展望が開けたような気がしました。施術台を降りて服装を整え、フッと正面に座っているマスク越しの先生の笑顔、「アッ院長先生ですか?」「ハイ」頷く女医は正しくホームページで何度も見た高田眼科医院の院長だった。院長自らの執刀、矢張り大変な手術だったのだ、思わず最敬礼する私、「有難うございました」心からお礼の言えた瞬間でした。涙が溢れ出て来ました、術後でしたので、涙は血で赤く染まって頬を流れてたらしく、傍に居た看護士さんが、すかさずガーゼで拭ってくれたようです。「どうぞお大事に」の言葉を背に、エレベーターで下の待合室へ、そこに患者さんは私だけでした。今日は私が手術室の最後の患者のようでした。到着10分遅れのせいか、両目の脂肪を摘出する大手術のせいか?今日の治療代4万円位(片目3割負担21000円弱)を清算してすぐそばの薬局で目薬を沢山貰って(勿論買ったのだけど、今日だけは薬は沢山有っても苦に成りません)呼んでもらったタクシーでビジネスホテル松島へ戻りました。今度はカーナビも落ちることなく、無事ホテルに到着です。