毎日暑いのでクーラーに頼っても年寄りは早く眠くなる。巨人の試合を見てて眠くなる。TVの中継が「大変申し訳ありませんが間もなく中継を終了させて戴きます」「ケッ面白くね～」なんて言ってたのに、近頃は未だ放送中なのに眠くなる、試合内容が面白く無い訳では無い、眠くなるので有る。結果は明日の朝刊で解るから・・で寝ちゃう。それが続くと最後まで見ないで結果を翌日の楽しみにして眠りに入る方が自然のような気になってる自分に気が付く。朝一番朝刊で結果をみて続きが自分の予想通りだと大満足である。巨人フアンであるが広島が勝ってる記事に予想が当たり大満足である。此の儘カープ老人になるかも・・・
外出から戻ると２階のベランダに油蝉が仰向けになつて落ちていた。生きているならと手で摘まんで外に向かい思い切り飛ばしてやった、蝉は飛んで行って２０ｍ程先の大木の幹にシッカリと止まったようだ。良い事をしたと思った。又すぐ上の方でミンミン蝉が鳴いている。珍しく団地の建物に止まっているようだ。補聴器を付けていない自分にも聞こえるような大きな声、余り大きい声なので普段は上がる事のない３階に上がって見た、なんと壁では無いコンクリートの面で大声を出して泣いている、私を見ても泣き止もうとしない、良く見ると蟻にでも喰われたか羽根が半分欠けている。気に毒に思い、そっと手で抓もうとしたら、不意に大きな羽音をたてて飛び上がろうとしている。必死に飛び上がろうとしている。でも４０ｃｍ程の高さでそれ以上飛べずに唸っている。一旦下に降りて、静かになった、意外に大きな羽音で私もドキドキして再度手を差し出したが、又同じ高さでブンブン唸っている。蝉も必死、私も手を差し伸べて必死で追いかける、痛っ！指の先から血が出てる、コンクリートで擦ったか、妻が何事かと飛び出てきた。「アーラ血よ！どうしたの？」どうしたもこうしたも無い、飛び上がれない蝉も気の毒だけど、暑い中血を見る騒ぎに自分が情けなくなった、急ぎ家に入り、人差し指に絆創膏で止血して我に返る。今パソコンは中指で操作している私です。蝉？どうしたか？今朝気になって上の階まで見に行ったが、かの傷ついたミンミン蝉の姿は無かった。一週間の命、あの必死の悲鳴にも聞こえた鳴き声、何で羽が半分食われるまで気が付かなかったのか、それが哀れでならない自分です。