団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の54年 23 高速船で広島平和公園迄

2019-02-16 15:17:27 | 夫婦

宮島錦水館の送迎バスで近くの近くのボート乗り場迄5分ほどですが、マイクロバスは右に左にハンドルを切って巧みな運転で目的地に到着・・この間商店街の道路を2度ほど横切っていますが、人通りの多い商店前の道路は一度も通らない・・流石ですね~降りる時「有難う御座いました」「こちらこそお世話になりました、有難う御座いました」・・錦水館とはお別れです。

 前日の宮島商店街です。もみじ饅頭の食べ歩き楽しかったです。

大型高速船で45分平日で朝早い時間のせいか、乗客は私達4人と若いカップルの二人の計6人だけ、一人片道2000円として・・乗務員も数人乗っているので、この便だけで考えれば大赤字だろうと・・余計な心配をしてしまいました。

然し荒れ気味の瀬戸内海の海上を突っ走る高速船は撥ねるように、ガタンガタンと波を蹴立てて、そりゃ~爽快と言うか豪快と言おうか・・船内から窓越しに振り返れば正に波しぶきをあげて広島目掛けて突き進んでいく‥何とも言えない気分で・・

広島港の河口近く、先程迄私達の傍まで来てアレコレ説明をしてくれていた年配の乗務員が、やおら立ち上がって、船尾デッキに・・私達にデッキに出て来るように促す・・

先程迄豪快に波を切っていた高速船も今はエンジンの音も軽やかに川を上流に向かって・・

曇り空ながら今日も広島の空は穏やかに、遠くの高いビルが徐々に近づいて・・

デッキでニコニコ笑顔のオッサンの手にはビニールの袋が・・どうやらパン屑らしい・・

船の姿を見てか、何処からか、カモメらしい鳥が1羽2羽と現れて・・やがて群れになって高速船の周りを飛び回る・・

オッサンの手から上空にパン屑が撒かれる・・と・目の前でカモメが素早く空中でパンを啄ばむ・・次から次とオッサンの手元近くカモメが寄って来ては飛び去る・・パン屑を娘に手渡しながら「さあ、やってみて・・」・・

娘の手からパン屑が空高く投げられて・・見事一瞬にパン屑がカモメの嘴に・・

数分の後、カモメは何処かへ消えて仕舞いましたが高速船デッキのカモメショー、オッサンの演出はお見事でした。乗客6人だけの高速船だったからこそ目いっぱいカモメと遊べたのかも・・

低い橋の下を、船は首を竦めるように潜り抜ければ、やがて広島平和公園の船着き場です。

 国民学校4年生の私が鮮明に蘇って来ました。

同行した上の娘は誕生日が8月6日なのです。

今日はゴチソウサマは有りません。

奥様がお茶を出して呉れました。