勝者の美、敗者の美
初場所が終わりました。モンゴルから来て15年、34才の力士が休みなく1151回も土俵を務めた末に優勝したのは正に立派の一言です。兎角物議を醸す土俵内外の話題も無く、この人の......
今日は節分です。
TVは今年も成田山新勝寺で大勢の人気者と一緒に横綱白鵬が豆撒きをする姿が映っていました。
思えばこの1年の間に、一場所休んでは出場の横綱を除いて優勝力士が次々と変わって・・
一方では、元大関が陥落して関脇から小結、平幕で相撲を取り続けるケースが多くなりました。
中には十両以下に落ちて再び這い上がり、今場所十両優勝を果たした照乃富士もいますが・・
大関陥落なら引退と決意した豪栄道は、ある意味で日本人力士ならではと・・
年6場所ですから、永く今の番付の位置を続けるのは大変なのは承知です。
実はそんな話をするのに一年前の記事を利用させて戴いた訳では無いのです。
2月1日、お取引先茨城県土浦市のホテルさんから地元出身の高安関が初場所前に配ったらしい番付表を戴きました。
「明日、高安の激励会が有るので・・」
番付表には大関から陥落した高安関が関脇で載っています。
番付表を片手にホテルから出た私に、一人の女性が向こうから声を掛けて来ました。
背中にリュックを背負った小柄で中年の女性は両手にも包を幾つも持っていてニコニコして
「明日の高安関の激励会にアタシも行くのよ・・今日は此処へ泊って・・応援しなくちゃ・・」本当に嬉しそうで話が止まりません・・
「情けない相撲を取って・・頑張ってくん無きゃ困る~・・」
どうやら私をホテルの支配人と間違って話をしてたみたいで・・
部屋の元横綱稀勢の里がTVで「高安は一から出直さないと・・」と解説していましたが・・
私も腰高で棒立ちの仕切り立ち合いから相撲を変えなければと思っています。
ともあれ、何処から来たのか知れませんが、こんな熱心なフアンの為にも来場所又上位を目指して頑張って貰いたいものです。
いつか高安関が激励会では無くて、祝賀会、そして節分の豆撒きに招待されるようにと祈る私です。
なのに12月に刷新された新メニューのマトン串焼きの実物には、お目に掛かった事は一度も有りません。
二人で毎週日曜日サイゼリアへ行く度に「コレ??」
答えは「品切れです」
フアンを裏切らないように・・